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家族って、厄介。知性と優しさ。教科書みたいな『万引き家族』『そこのみにて光輝く』📚✏️

子どもは親を選べない。
それは、生みの親は勿論のこと、育ての親だってそう。どんな状況でも、選べないし、仮に選べたとしても権限がない。

子どもを作ったのも、親。
そこからの家族の在り方を作ったのも、親。
どんな幼少期を過ごしたかも、親の選択や価値観や判断。

血縁関係や家族に対する好き嫌いはどうであれ、そんな「家」という箱の中で、ある程度成長するまで過ごす。

それが家族。

…家族って、なんだかとても厄介だ。

知性×愛情÷冷静さ=優しさ

という方程式は、やはり、相手との距離が近しくなる程成立しなくなるものなのだろうか。

ただでさえ、相手との距離感問題は、関係を健やかに保つ為の死活問題であるのに、そこに“貧しさ”という別の死活問題が加わったなら…。

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痩せたきゃ食うな。
健康的ではないし極論だけれど、確実に食わなきゃ痩せる。

貯めたきゃ使うな。
もちろん生活していく上での必要最低限の金額は存在する。
だけど、必要最低限以上の贅沢や余分を一切切り捨てれば、金は手元に残り始める。

至って単純であり、極めてシンプル。
ただ、踏ん張らないといけない事は確か。
それを人が我慢というのなら、
努力は、“有意義な我慢”だと思う。
希望や前向きさには、それを裏付ける為の対価がある。
どんな些細なことだったとしても、対極の2点で成り立っていることは多い。
その対価を払った人が持てるのが希望や前向きさや夢だと、私は思ってる。

私が感じた貧しさの恐怖は、
“現実問題・道徳度外視で無謀になれてしまうこと”と、
“人生自体に怠惰になってしまうこと”の2点に尽きる。

そこの居心地の甘ぬるさって、沼。

どのみち、縛りから逃げても、その先に沼が待ってるなら、色々と請負ってみたい。
知性を学んでみたい。



どちらの映画も、
親になる・家族を持つ人への教科書のような作品でした。

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