世の中、マッサージを断る人もいることを理解する
マッサージ、苦手なんです
過去、お客様から 「マッサージ苦手なんです。施術料金払っているのに、頭を叩かれることに納得いかないので。」
「頭を強く触られると、骨が割れそうだから、 触らないで。」
とリクエストいただいたことがあります。
マッサージが苦手な人もいるんだ!
苦手な人って、そうそういないと思っていたので、びっくりしましたが、自分の常識で図ってはいけない。 頭のマッサージは、髪や頭皮に良いことなので、ぜひ、やりましょう!では、済まないのだなと 気付きました。
苦手な理由は様々
私は子供の頃から、家族(主に母親)の肩や背中、足の裏のマッサージをすることが好きでした。 マッサージすれば、喜ばれるし、誰しもが幸せな気分になるもので、マッサージされるのも、するのも好きです。
ですが、苦手な人もいます。
以前、美容学校でヘッドスパの授業を担当していた時に、学生の中で 「他人に触られるのが嫌だ。だからマッサージするのも苦手だし、されるのも苦手。」という人がいました。
他には、整骨院にお勤めのお客様に 「筋肉の組織が壊れるから頭や肩、首は触らないでください。」と断られたり、
「骨格や筋肉の質的に、肩こりや頭のコリを感じたことがないので必要ない。」 という、羨ましい方もいらしたり、
外国人のお客様には 「頭や肩が凝るってことの意味が解らない。」と言われたこともあります。
理由はさまざまです。 気持ち良いと思わない。必要ない、という人に一生懸命、やった方がよいと伝えても、大きなお世話になるのだと気づかされます。
人間は、重い頭を支えることで、肩や首が凝りやすい。ストレスの多い社会で血行不良で頭皮も凝っている。 だからマッサージが必要、喜ばれる!と思いがちですが、そうではない人もいることを頭に置いておかねばいけません。
マッサージの力加減を聴く前に、マッサージしても良いか?の確認は必要なこと。 コミュニケーションの大切さを感じます。
自分が好き、得意だからといっても、相手がそれを必要と感じるとは限らない。 これは何事にも言えます。
みんなが、必ず好きかは、分からない。 思い込みには気をつけねば。
Aya Horiguchi