2025/02/12 植物を育てて4か月経過/アロイドの話

去年9月終わりごろ、モンステラを購入してから
植物にどんどんハマり20株を超えた。
流行りの植物から、昔からあるような植物まで手を出しつつある。
「部屋中観葉植物だらけ」というよりは、今は一か所にとどめて置いている。
「植物が部屋にあったらオシャレよね」なんて思って始めたはずが、今はただただ育てることに集中して、オシャレとは程遠い状態になってしまった。
それでも植物の世話をして日々生長を見られるのは楽しい。
(植物が育っていくことを"成長"ではなく"生長"と書くということを最近知った)
観葉植物の中でも、長年のうちに定番化された植物、オシャレな人に人気な植物、昨今急激に人気な植物、コレクターがいる植物などあると思われる。
その中でもモンステラは沼のはじまりだと感じた。

モンステラ デリシオーサ
一番最初に買った観葉植物。熱帯雨林(rain forest)やジャングルに自生する。
ダイナミックで切れ込みのある葉、野性的な木質化した幹、生命力を感じる気根のモンステラをネットで見て素直にかっこいいと感動した。ただ、そういった特徴になるまでには長い年月がかかることも調べていくうちにわかった。
モンステラは観葉植物としては定番化しており、日本では70~80年代頃から観葉植物として広まったらしい。
定番化された観葉植物というと、その他にはポトス、パキラ、ゴムノキ、ガジュマル、ストレリチア、ドラセナ、サンセベリアなどがある。
なんか観葉植物ほしいな~と調べている中でモンステラの葉は一際魅力的に感じた。

1500円程度でホームセンターで購入。
ホームセンターで大量に置いてある株でも、すでに切れ込みがあるが
ダイソーなどでは本当に数か月程度しかたっていない葉に切れ込みがまだ入っていないものが置いてある場合もあるとか。
ここから1年のうちに葉を何枚も出し、幹も太くなっていく。ただ、この幹という概念が実際は違うようで
「草本性」と「木本性」とあり、葉と茎がひたすら伸びていくか、幹が中心にありそこから茎が生えているかという違いのようで
モンステラは草本性らしい。つまり"木"ではなく、"幹"と呼べるものが本来無い。
ただ、茎を剪定した中心の茎の生え際が幹のようになっていくというような感じで、疑似的に"木"のようになっていく。
恐らくうちのモンステラは理想形までに3~5年はかかるかなあといったところ。
もちろん、理想形になるまでの成長が楽しく、さらに理想形になってからも変化・生長は続き、人生を通して楽しめると思う。

モンステラはサトイモ科の植物で、海外ではアロイド(Aroid)というらしい。何故アロイドと呼ばれているのか調べても謎だった。サトイモ科は英語でAraceae、私は英語が全く分からないので、何かしらのルールでAraceaseがAroidになるのかもしれない。
兎に角 サトイモ科の植物を"アロイド"と呼び、海外ではコレクターが育成しており、日本でも密かな"ブーム"となっている。(この"ブーム"というのは、「生き物の育成」に対して使っていい言葉なのか)
サトイモ科の中でも、いろいろな属にわかれており、どれも葉の形、色、模様、斑、葉脈、大きさなど魅力はさまざまで、種類によってはまだ日本では高価なものもあり、今後の変動があるのかも。生産者様、販売店、買付業者の方に敬意をもって期待していきたい。
私もモンステラデリシオーサの他に各種育てているが、ネットでいろいろ見ているとほかにも欲しくなってしまう…。
コレクターの多いのは、アグラオネマ、フィロデンドロン、アンスリウム、アロカシア、そして水槽などで育てるホマロメナ、ブセファンドラなどもある。私が育てている植物に限った話だけしてみる。

アグラオネマ
熱帯植物の中でも比較的背の低い植物で、大木たちの根本あたりに生えている。おそらく自生地では地味な存在。そして観葉植物としてももともと日本での人気は高くなかったとか。
'94年の映画「レオン」で主人公レオンが"ティーカシー"と呼ばれる品種のアグラオネマを丁寧に世話をしてるシーンが度々あり、その影響でも人気になった。
さらに近年人気なのは"ピクタム"という深緑、緑、白の3色の斑でまるで迷彩模様の葉が特徴的な種類。
ほかにも葉が赤かったりピンクだったり、葉のフチだけ赤いラインが入っているものだったりと様々ある。
日照をそれほど必要とせず、健気に日陰で育ち続ける。そして成長はそれほど早くはなく大型化しない為卓上に置きやすいところも魅力だと思う。
私が育てているアグラオネマも数か月たってやっと葉が1枚増えた。春~夏で葉がわさわさとしていくのが楽しみだ。

フィロデンドロン
このフィロデンドロンは何をもってフィロデンドロンと定義されているのか調べてもまったくわからなかった。そのくらい種類によって形が全然違う。
セロームとオキシカルジウムとバーキンが同じフィロデンドロンと思えない。なので"フィロデンドロンとは"という話が素人の私にはできない。
取り合えず今育てているセロームとベルコーサムの話をしたい。

セローム
でっかいセロームは存在感が凄まじい。おしゃれな部屋にでっかいセロームがあるとかっこいい。古い葉が枯れて茎が落ちると、その節目は目玉のような模様になる。これがいくつもあると不気味と感じる人もいるらしいが、私からすると"かっこいい"、"芸術的"。独特な葉や気根はモンステラにも匹敵する"野性"を感じる。
ベルコーサム
ネットで見ていて「これもフィロデンドロンなの?」と感じた美しい葉のベルコーサム。ベルベットな質感の緑色の葉。つる性で、モンステラやポトスのように、育成には支柱をたてるといいらしい。
兎に角 葉が美しい。言語化できない。あと茎に毛のようなものが生える。かわいい。
葉の形が似ている種類でグロリオーサム、メラノクリサム、ナンガリテンスなどがある。
グロリオーサムは葉が大きく私好みの"野性"を感じたが、這うように伸びていくようで、支柱を立てても上に登っていかないらしい。育てている方々も育成方針に悩み、プランターを使うところに落ち着くとか…。丈夫なので気を付けることはそのくらいらしいが、狭い一人暮らしの部屋には向かないかなと思い断念した。

アロカシア
アロカシアに共通するのはおそらく矢じり型の葉。矢じり型が極端だったりまろやかだったりする。
日本では「クワズイモ」が昔から有名。学名ではアロカシア・オドラ。
クワズイモはとにかく葉が大きい。そして丈夫。外でも葉が生き生きと育っているのを見たことがある。
これが欲しくて某ダイソーでクワズイモを買った。いわゆる芋部分が大きく太っていて、明らかにほかの植物とは違う存在感があった。ダイソーで植物をよく見ていたがあんまり並ばない為かなりレアだと思う。
ただしダイソーのクワズイモは「クワズイモ」と書いてあるが実は「シマクワズイモ」だった。買ってから調べた。100均は専門的に植物を扱ってるわけでもないので、「はいこれ"クワズイモ"って書いといて」と言われたらそのまま通ってしまうんだろう。シマクワズイモはアロカシア・ククラータというらしい。
クワズイモ以外のアロカシア
有名なのはアマゾニカやジャックリンといった葉がなんというか人工的な見た目をしている。共通して葉が矢じり型である。
植物とは思えないほど人工的で芸術的な葉は種類によって本当に様々な色・形をしている。
この辺は少し育てるのに癖があるようで、観葉植物中級者といったイメージ。私は初心者ではあるが、温度湿度照度は頑張って徹底しているのでもしかすると育てられるかも…。今後挑戦したいところ。

アンスリウム
「アンスリウム」とググると出てくるのは"赤い花"のような植物。
これも大量に生産されホームセンターなどに置かれているが、観"葉"植物好きとしては"花"よりも"葉"を愛でたい。というところで昨今人気があるのは葉脈が美しいベルベットリーフ系のアンスリウム。
その中でもクラリネルビウムは安価でそこそこ丈夫だとか。
私は某園芸店でフォルゲティという種類の小苗を購入。フォルゲティはほかのアンスリウムと葉の形が違い、ハート型ではなく涙型とされており上部が丸い。
ただし、園芸店に売られていたフォルゲティはどうやら交配種か、誤った記載で一般的なフォルゲティのようにならない可能性があることがわかった。
100均じゃなくてもこういうことはあるらしいので気を付けたほうがいい。
もちろん買ったからには種類を気にせず成長を見守りたい。
アンスリウムは成長が比較的遅いが、葉脈が美しすぎるので2,3枚だけしかなくても存在感がある。
私は今は"レガレ"という種のアンスリウムがほしい。葉がとにかくでかいのがかっこいい。そして葉脈も力強く芸術的。ネットで見た、鉢から極端に大きい葉が1枚だけ伸びているレガレを見て感動した。
ただし育成難易度と価格に、少し上級者と思われるためもう少し植物の育成に慣れてからにしようと思った。




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