私だって怒りたくない。厳しいって言われたくない。

どこにも吐き出せず、この苦しい気持ちをここに書くことで発散したい。愚痴ばかりだ。目にしてくださった方は読まないほうがいい。
私は厳しい先生だと言われている。学則に則り、他の先生もみんな同じことをしているはずなのに、いつも私だけが厳しいと言われる。
厳しさの中の正当性のようなものに気づいた学生は、私を親切だ、いい先生だと言ってくれる。しかし、10月に来た学生たちは非常に態度が悪い。遅刻や欠席が多く、勉強せず、集団行動ができない。
だが、それを注意するのをだれもしない。学生を怒り、嫌われたくないからだ。そして私がその汚れ仕事をする。学生たちからの評価で初めて1が多くついた。コメントには私を嫌う壮絶な強いことばが並んでいる。私は辛くてそのアンケートを削除してしまった。

前を向いて座れない、人の話を聞けない、時間を守れない、宿題をしない、テストではカンニングする、ケータイばかり見て集中しない、バイト優先。

10月生は時間がない。1年後には進学先が決まっていなければならない。
勉強だけでも厳しいコースを選んだのにこの悠長な態度に腹が立つ。

後悔だけはしてほしくない。いつかこの10月生たちが私の厳しさをわかってくれる日がくればと思う。

そして私はもう怒るのをやめようと思う。
カンニングしようが無視、気が付かないふり、人の話を聞きながら爪を切っても怒らない。人が話しているのにおしゃべりして聞かなくても無視。

それが正しい教師で私が間違えているなら、そうしていこうと思う。他の教師たちのように。もうこれ以上厳しいとか怒りっぽいとかもっとひどいこと、もう言われたくない。今、本当に辛くて、死にたいぐらいに傷ついている。

いいなと思ったら応援しよう!