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オーストラリアで開催された SREcon22 Asia/Pacific に登壇しました from Autify

こんにちは、Autifyにてエンジニアをしている@hgsgtkです。この記事はSREcon22 Asia/PacificというオーストラリアでUSENIX主催で開催されたカンファレンスでin-personで登壇してきたことについて、英語での登壇の準備方法や個人的な想いなどをシドニーのきれいな写真と共にお送りするものです。
Autify Advent Calendar 2022の15日目の投稿として、本当はAutify Connectという「localhostやプライベート環境下へのテスト実行を可能にするための仕組み」の技術的な側面についてAutify公式ブログで執筆しようと目論んでいたのですが、想定したよりSREconに向けたエネルギー消費が大きく疲れてしまっているので、技術的トピックではないブログとなったことをお許しください。

来年のhgsgtkが次のようなトピックについて語ってくれるはずです。
1. 10並列〜で同時実行される大量のテストコネクションをどのように高速でさばくか
2. どのようにセキュアなトンネルコネクションを確立しているのか
3. Autify Connectの設計の裏にあるAutifyというプロダクトの思想
4. お客様のテスト実行を安全にさばきながらトンネルコネクションという極めてステートフルなシステムのゼロダウンタイムデプロイメントをどう構築するか

なお、Autifyは公用語英語で基本的に文章を英語で書くため、日本語での長尺文章が久しく、ところどころルー大柴チックな文章になるかと思いますが、まじで公用語英語なんだねっていう証左ということで納得してください。

SREcon22 Asia/Pacific

SREconはSite Reliability Engineeringの分野のグローバルカンファレンスの中で最大級のカンファレンスです。2022年は、America、Europe/Africa、Asia/Pacificの3 regionで開催され、SREcon22 Asia/Pacificは12月7日〜12月9日の3日間行われました。

昨今の事情もあり、2019年以降3年ぶりにAsiaで、かつin-person(物理?対面?)スタイルでの開催です。場所はオーストラリア/シドニーです。

Sheraton Grand Sydney Hyde Park Level 2

Sheraton Grand Sydney Hyde Parkが会場となりました。

Sheraton Grand Sydney Hyde Park

Conference Organizersによるオープニングアクトによると300人弱の参加者が集まったらしいです。

Track 1の様子(1)
Track 1の様子(2)

プログラムはとても豪華で、"Systems Performance"の著者であるBrendan Gregg氏によるキーノートを始め、その他のトークもBig Tech companiesからのスピーカーが連ねます。

プレゼンテーション内容

自分が投稿したProposalは、statefulシステムにおけるDeploymentとObservabilityという2つのテーマに焦点を当てたものです。

Designing for monitoring and robust deploying system components with a state of their own is more complex than stateless. We prefer to build our system components as stateless as possible since it is one of the best practices in the cloud-native era, but some systems inevitably have a state. Without consideration, your application hides its state and becomes a black box, which wouldn't be observable. Besides, it would be impossible to implement robust deployment without downtime since we need to verify whether we can release changes by checking the state of running applications.

In this talk, I'm going to discuss some tips to design better stateful systems for observability and robust deployment gained by the project where we've built a business-critical WebSocket server to establish a secure long-living tunnel connection, including:

- Application design to provide insight into the internal state
- Blue-green deployment, including business logic
- Better architecture around stateful applications
- Filterable logging

Attendees will gain reusable tips and reference examples when building a stateful system.

https://www.usenix.org/conference/srecon22apac/presentation/higashiguchi

これは、いかにZero-downtimeな堅牢なデプロイメントパイプラインを構築するか、について。冒頭少しだけ触れたAutify Connectという仕組みを事例に話すものです。

登壇中に@chaspy_さんに撮っていただきました

その詳細についておそらく来年Autifyの公式ブログで執筆しますが、上のスライド資料だけで話した内容を読み取っていただけると思います。

登壇終了直後に撮影した写真

20分のトーク時間と5分のQ and Aタイムです。Q and Aの時間には2つ質問に対しての質疑応答があり、終了直後に(記憶が一瞬飛んでるので)覚えてる限り5人の聴講者の方に質問や
"Nice presentation!"的なお褒めのフィードバックをいただけました。
その後のディナーパーティーでも「あなたのプレゼン見てたよ〜」と声かけていただいたりと、ちゃんと自分のプレゼンが伝わっていてよかったなと思ったのでした。

後記(2023年2月7日): 書きました。

SREcon22に向けた意気込み

昨年の9月3日に、日本語圏じゃなくて英語圏をアウトプットの主戦場としていきたい、と決意して英語圏でのカンファレンス登壇へのチャレンジを本格的にはじめました。

そして、「英語が身近ではない環境」には限界があると感じて、その3ヶ月後の2022年にAutifyに入社しています。今読み返すと異常なスピード感だなと過去の自分に驚いています。

入社後、一年の中で大きなカンファレンスでしっかり満足感を伴ったアウトプットを出すことをマイルストーンに計3回の英語登壇にチャレンジしてきました。

  • Conf42: Golang 2022 on March 31, 2022

  • Go Conference 2022 Spring on April 23

  • Conf42: Site Reliability Engineering 2022 on June 09, 2022

すべてYouTubeに公開されているので見ることができますが、英語は全然fluentではなくintonationやrythmもガタガタで発音も厳しめです。入社以前も英語での登壇は何度か試みていましたが、お世辞にもかっこいいものとは言えません。

それでも、有言実行することと、slackでのリアクションが早いことだけが取り柄だと自負しているので、恐怖心を酒で沈めてProposalを出したのが今回のSREcon22 Asia/Pacificでした。

Hotcrpシステムにて投稿したproposal

今回SREconで欲しかった英語圏のコミュニティでのアウトプットに対する手応えは次の要点でした。

  • 自分の行った仕事の成果が興味深く、かつ、Advanced寄りな仕事だという印象聴講者から直接フィードバックがもらえる

  • 最もインパクトが広がりやすい英語でのin-personのプレゼンで、Q and Aを含めて意思疎通・伝達ができること

一言でまとめると「グローバルなカンファレンスでかっこいいプレゼンをして爪痕を残したい」みたいな目標が自分にありました。

加えて、来年第一子が生まれる予定があり、今年が「最後」だと意気込んで準備をしていました。つい最近@soudai1025さんがキャリアについてのエッセイを執筆されており、エンジニアの成長は30代で鈍化する、という考えを書かれていました。

自分はこれから30代に入るアラサーですが、結婚・出産とライフステージが変わっていく中で、単純に仕事に没頭する時間は減るだろうな、とおもっています。意図的に非連続的成長を促す「無理なマイルストーン」を設定してそこに向けて土日昼夜問わず体を粉にして働き続けたのが自分自身の20代でしたが、様々な人生の先達の話を聞きながら、そういう働き方は今年で終わりだなと思っています。
ので、話に戻ると「これが最後の登壇だ」というくらいの心意気で準備に励みました。

「後悔して終わりたくないな」の繰り返しの結果、何度も何度も資料を作り直し、英語のトレーニングも特に最後の2ヶ月間重点的に時間を使い、プレゼンスライドと原稿がproduction readyといえる段階に到達したのはシドニーへの渡航当日でした。

英語プレゼン

「英語でのプレゼン?まぁいけますけど」くらいの英語力を爆速で身につけて2022年を締めたかったのですが、外国語習得は1年でなんとなくなるほど簡単なものではなく・・・。
もしかしたら、英語プレゼンの参考になるのかしら?とおもったので普段の業務のための英語学習も含めてどういうトレーニングをしてきたかを列挙していきます。

ELSA Speakでの発音トレーニング

英語発音矯正アプリを毎日10分していました。登壇直前は苦手な"r"が含まれる単語リストを作って、ホテルの部屋でひたすら発音練習をしながら寝ていました。

BBC learning 6 minutes Englishのシャドーイング

これはAutify社経由でお世話になっていた英語レッスンの先生に勧められて一年間継続していたものです。特にリズム・イントネーション・スピードに重きをおいてシャドーイングしていました。おそらく多くの英語が苦手な日本人のデフォルト英語力は、発音だけでなくイントネーションとリズム、スピードも不自然な点が多く、カンファレンスでのプレゼンテーションを目的に設定していた自分はこの課題に特に意識を持ってやっていました。

過去のSREconのアーカイブ視聴

過去のSREconのアーカイブを風呂場や仕事しながら見て、雰囲気を見ていました。

その他は継続的に次のようなことをやってました。

  • Autify社契約の英語レッスン 30 minutes / week

  • Cambly lesson 30 minutes / week

  • Speak Buddy


結果的に、SREconに向けた英語トレーニングの結果、CEFRが入社当時B1 middleだった英語力判定がB2 middleまで上がりました。B2は中上級レベルらしいです。なお、次の記事で社内公用語化の記事が公開されていますが、晴れて給与アップに繋がりました。

今年英語レベルがB2に達しているメンバーは1.06倍に、C1以上に達しているメンバーは1.18倍に給与が上がりました。

https://blog.autify.com/ja/english-official-language

しかし、なおB2に達したとて自分の中ではグローバルカンファレンスで登壇するには全然足りないと感じました。
英語圏のカンファレンスでのプレゼンテーションを見ているとよく「一枚のミームやテキスト1行でたくさん口頭でストーリーを展開する」スタイルを見ます。自分もそれに憧れがあり、それに近づけるように一年間頑張ったつもりでしたがそれは叶いませんでした。プレゼンスライドに大事な情報を書き込まないスタイルは相当ハードルが高いです。ネイティブスピーカーのEngineering ManagerやVice President of Engineeringにプレゼンを見てもらいましたが、英語力が相当perfectじゃない限り、大事な情報はすべてスライドに書いておいたほうがいい、とフィードバックをもらいました。そのため、自分のプレゼン資料はプレゼン資料を見ただけでだいたい全部何を話したか理解できる「資料性の高さ」が特徴的な日本の技術カンファレンスでよく見るスタイルに則っています。 

さらに、依然として発音・リズム・イントネーション全てにおいて足りないと実感しました。基本的にネイティブレベルのスピーカーが集う中で彼らが話しているのを聞きながら、自分のプレゼンをホテルの自室で練習していると絶望に近い感情になりました。

それこそC1ないしC2以上の英語力を得て初めて実現できるのではないかとハードルの高さを感じました。

ホテルの自室にセットアップしたリハーサル会場
スマートフォンで収録していた自分のプレゼン

SREcon22に初日には彼らと同レベルのfluencyは諦めて、とにかく内容と熱意と練習量が伝わるプレゼンをしようと切り替えました。

SREconは内容のバラエティが幅広いため、hardwareのdeepなナレッジといったspecificで高度なものから、いかにonboardingを成功させるかといった抽象度の高いものまで幅広い分、すべてのプレゼンで自分にとって「役立つ」ものとは限りませんでしたが、それでも時間内に相当量の熟練度・準備料、そして伝えたいという熱意を感じさせる素晴らしいプレゼンには自然と拍手が生まれていました。

そのため、Sydneyに滞在中は特に次の点を重点をおいてトレーニングを限界まで行いました。

内容理解の妨げになる発音矯正

直前の英語レッスンやオーストラリアに行って痛感したのですが、自分の英語はJapanese accentが強く、特に"r"が含まれる単語については「かなり聞き取りづらい」と指摘をもらっていました。Japanese accentといえば聞こえはいいですがほとんどの人に伝わらない方便とも言えてしまうのでグローバルカンファレンスでは致命的です。

Autifyの同僚はみな日本に住んでいたり、日本人とのコミュニケーションに慣れているからか、通常理解しにくいはずであろうJapanese accentが強い英語や、頻繁に詰まってしまう英語を理解できる特殊能力を持っていたんだなと感謝の気持になりました。

Autifyの環境は自分のような「英語が得意ではない日本人」にとってはとても甘やかしていただいている環境で、SREconなど様々なバックグラウンドを持ったエンジニアが集まり、日本人がマイノリティになる場ではもう一弾上の英語の正確性が必要なんだと学びました。

ので、前述したとおりELSA Speakingに何度も何度も何度も何度も"reliability"と話しかけ、できる限りの発音矯正をしていました。

聴講者とアイコンタクトが取れる余裕が生まれるくらいに原稿に口を慣らす

これは、Go conference 2022 springでの英語登壇チャレンジで学んだことですが、習熟度が低いNon-native languageでつまって「あー」とプレゼン中になることほど致命的にきついことはなくて、そもそも英語話していて突然「あー」・「えー」がとてもノイズで自分で見直してとても真顔で見れるものではなかったので、最初の3単語見ればあとは何を言うかは自然と口が喋りだす、くらいになるまで繰り返し繰り返し練習しました。

さらに、とにかく何人か興味持ってそうな数人でいいからその人を見て話す、というのは日本語でのプレゼンのときからやっていたことで、それが英語でも実践できるくらいの余裕を生み出す狙いもありました。
当日は実際、speaker noteは参照しつつ、聴講者の目を見て話せました。

ジェスチャー

他の登壇者を見ていて、プレゼン自体にとても慣れていてレベルが高いことを実感していて、その中でジェスチャーを効果的に使っている感じがしたので、ホテルの自室で「gesture English presentation effective tips」などとYouTubeで検索して、取り入れられるものはないか練習したりしていました。

英語のプレゼン資料

英語のプレゼン資料づくりにあたって、過去2年のすべてのSREconのスピーカーの資料を読んで、参考にできる点・気をつけたほうがいい点を確認していきました。
「最後だから後悔したくない」が極まった結果スライドのマスターテンプレートから作り直したり、要素を足しては減らしてはを繰り返し、"Trash"という別のGoogle slideを作ってそこに減らしたものを移動していくのですが、本番のプレゼン資料のスライドが35枚に対して、"Trash"にスライドが80枚残るなんとも効率の悪いプレゼン資料作りとなりました。

そして、前述したとおり基本的にスライドにすべてのテキストが書き込まれているスタイルを取っています。

https://speakerdeck.com/hgsgtk/srecon2022apac-design-of-stateful-system?slide=18

Diagramがイケてないプレゼン資料で最後を締めたくないという気持ちが高まった結果、最後の一週間ですべてのdiagramをdiagram.netで1から作り直しました。

結果的に、これまで70回弱のプレゼン機会の中で一番時間がかかって一番しんどいカンファレンスでした。でもスライドのキレイさにこだわった結果微妙な英語力でも伝わったと思うので、妥協しなくてよかった点でした。

Q and A in English

英語でのQAはおそらく最もハードルが高い仕事の一つとして多くのプレゼンターにランクインしているのではないでしょうか。自分もそうでしっかり時間をとったQAをするのは今回が初めてでした。自分がとったのは次の方法でした。

Q and A用の補足スライドを用意する

即興かつ多くの人前でvalidな英語で自分が伝えたいことを100伝えるのは自分には残念ながら出来ないので、補足スライドを用意して自分の言葉足らずでもスライド読んだら言わんとしてることが伝わる状態を目指しました。ゆえに自分のプレゼン資料には18ページに及ぶAppendixスライドが含まれています。
結果的に予習して作った補足スライドに対してドンピシャな質問が来たので、完璧に口頭でいいきれなかったもののスライドとともに伝えることが出来ました。

DeepLの常備

実際にQ and Aタイムでもらった質問は以下でした。

  • Are you able to talk about why you use websockets to tunnel connections instead of some other technology (i.e Virtual Private Network or socks)

  • How do you deal with Blue servers that have sessions marked as open (or active) for an indeterminate length of time? Do you define timeouts, or maximum session times, or something else?

今回のQ and Aで助かった点としては、昨今の衛生面対策で質問がslack threadへの書き込み形式だった点です。Listeningもperfectではない自分はこれに助けられた側面もあります。

今回の質問は幸い初見一発で疲れた頭でも理解できたのですぐ回答に移れたのですが、意味が読み取れないとパニクるのでDeepLでいつでも翻訳かけれるようにしていました。

Otter.ai での逐次訳

口頭でのやり取りも想定してOtter.aiで音を拾うようにしていて、わからんかったときにそれを見れるように準備していました。今回はとくにこれを有効活用するシーンはなかったですが、備えあれば憂いなしでしょう。そんなもんなくても余裕でしょ、となるくらいに英語が極められているのが理想ですが :)

参加者間のコミュニケーション

さて、参加者とのコミュニケーションはおそらく国外カンファレンスに参加して難しいところです。英語圏のカンファレンスは日本の技術カンファレンスよりもよりコミュニケーションの時間が確保されているように感じます。SREconのプログラムでは2つのセッションの合間に30分の休憩時間があってケータリングとともに参加者同士の交流ができるようになっていました。

Lunch at the lounge

SREcon以前に参加したのはGopherCon2019というSan Diegoで開催されたカンファレンスでしたが、その際はほとんど話すことは出来ず、話せても「?」という顔されるのがデフォルトでした。

3年前と比べるとAutifyで過ごした1年間でコミュニケーションはだいぶ進歩したと実感しました。

まだすべて100%話していることが理解できるかというと正直70-80%ですが、通常のman-to-manの会話ではスピードがヒートアップしない限りはコミュニケーションを取ることが出来ました。

Lunch time

3日間でLinkedInでつながったベースで10人程度とコミュニケーションができ、ところどころ言い直しが必要な場面があったものの、10分以上のそれなりに長い時間話せた機会が何度かあり、よちよち歩きのbaby stepsだけど少しずつ良くなっている、と感慨深くなりました。

最終日は勇気を出して、"Observability Engineering"の著者の一人であるLiz Fong-Jones氏に"I am a big fan of your book, ~"などと話しかけ写真とサインを頂きました。やった〜。

"Observability Engineering"の著者の一人であるLiz Fong-Jones氏のサイン

カンファレンス終わった後、同じ参加者の方にバーに誘っていただいて飲んでいたのですが、酒が入って複数人になると会話の理解はほぼ出来ない、という実感をしました。

大学生の頃、Canadaに1ヶ月語学留学に行っていて、ホームステイ先の親戚のパーティに行った際に「何言ってるかわからんな〜」となりながらヘラヘラしていたら自分の話してた、っていうおそらく語学留学あるあるの経験があるのですが、それを鮮明に思い出した瞬間でした。
そろそろ10年経つはずがあの頃からのそこまで進歩していない自分に悲しくなった瞬間でもありました :)

SREcon22を終えて

この一年で、一つの大きな区切りがつき、短期1年単位でストレッチな目標設定していたのを終えるときがやってきました。今回のSREconで感じた課題や次の目標はこの3つでした。スプリントスタイルから、10年スパンで時々立ち止まりながら、マラソンのように、目指していきます。

一枚ペラでstory talkが展開できるようになる

「一枚ペラでstory talkが展開できるようになる」のは前述したとおり、大事なことをスライドに書かなくても伝えられるという姿です。これにはよりValidな英語スピーキングが必要になり、明確な意思を持った長い期間のトレーニングが必要になるだろうと思います。

40分〜のプレゼンテーションができるようになる

今回は原稿をガッチリと用意して挑みましたが、弱点として応用が全く効かなかった点でした。
意外と早く終わりそうなときに応用効かせて別の話を差し込む、とか、唐突に参加者とのコミュニケーションがプレゼン中に発生した際の気の利いたもう一声とか、そういう日本語なら出そうなものが出せませんでした。

以前、30分〜超えくらいのLive coding in EnglishをCakeFest 2019で行ったことがあるのですが、それも「とてもゆっくりと通訳が間に入りながら、かつその速度ゆえadvancedな部分には触れられず・・・」と満足行くものではありませんでした。
この目標はfluentといえるレベルのEnglish speakerのリズムとスピードで、という条件がつくものです。

3人以上の白熱した会話の中でもスムーズに話せる

これは英会話における課題です。話が白熱するとぶっちゃけわからず、正直Autifyで仕事の中でも、ネイティブスピーカーの同士の会話の際にまだ難を感じる部分です。SREconでは基本的に少人数で話していて、5人・6人の輪には入れなかったので、そういう輪にも入っていける自信がつくように頑張りたいなと思う次第です。

これらの目標を10年後、アラフォーになる自分が達成していることを願い、真面目なトーンで話す文章の筆をおろしたいと思います。

Photos

SREconでは会場ホテルのdiscountが提供されていたため、今回会場のSheraton Grand Sydney Hyde Parkにかなりお得な金額で宿泊できました。部屋内のドリンクや朝食が全て無料でついていて、毎日の清掃も行き届いていてとても素晴らしいホテルでした。

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シドニーは真夏ですが12月でクリスマス、サマークリスマスです。

市内中心部のクリスマスツリー

シドニーといえばやっぱりこれですよねを一枚。

Sydney Opera House
シンプルに夜景
Sydney Harbour Bridge

それでは、See ya next year :)

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