被害者だと思い込んでいたけど加害者だった
中学の頃の友達に話を聞くと「ぺさは悪い奴だった。いじめっこだった」と語ってきてびっくりした。自分はいじめなんてしたことないし、むしろいじめられっ子側の人間だと勝手に思い込んでいた。でも振り返ってみると自分では冗談のつもりでやっていたことで、知らず知らず傷つけていたことが若い頃はけっこうあった気がする。周りの人間が笑っているから許されると思ってわざと過激な発言をしていたが言われた人たちはしっかりと傷ついていて根に持っていたんだろう。まぁ俺が100パー悪いんだけど、でもこいつなら許してくれるだろうと計算の上でギリギリのラインのブラックジョークを言ってたつもりだったがそれがアウトだったみたいだ。たとえば女子に告白して振られた奴に電話で「どっかのバカが女子に振られたらしいけど誰か知ってる?」と聞いてガチギレされたり、アトピーの奴に「アトピーだって同じ人間だから大丈夫だよ」と馬鹿にしたり、友達の卒業アルバムに油性マジックで落書きしたり、昼休みバレないようにブスの女子にあだ名をつけてノートに似顔絵を書いて「指名手配だー!!」と叫んで友達と探しまわって笑っていたりヒドイ事ばかりしてきた。それでも自分は同級生のムカつく奴にふざけて上履きを隠されたり机を倒されたり給食で並ぶときに横入りされたりしたことがあってそのことをいつまでも根に持っていて「そいつら死ね地獄に落ちろ!」と呪っていた。多分、繊細で傷つきやすい人間は被害者意識と自己愛が強いからちょっとした嫌がらせや悪ふざけを凄いヒドイ事されたと思い込んでしまっていたんだろう。