超短編小説「高田の場合33」一話完結
・高田は新品の下着より洗い過ぎでダルダルの下着のほうが着け心地が良いのでなかなか捨てられずにいた
・高田は昔まつざかぎゅうって言っていたのに、いつからまつさかうしって呼ぶのが当たり前になったのか疑問に思っていた
・高田は閉店間際までパチンコを打っていて自分1人だけになると心細くなっていた
・高田は病んでる女性を優しく励ましてる投稿を見ると、その男は絶対下心あるなと思っていた
・高田はめんどくさいからワイヤレスイヤホン付けたままトイレにいき
もし便器の中に落としてしまったらどうしようと不安になりながらも用をたしていた
・高田は「クロちゃんにも彼女できてるのに俺ってクロちゃん以下・・」みたいな投稿を見ると当たり前だろ!と思っていた
・高田は節約の為 時々空いた500ミリペットボトルに冷蔵庫に冷やしてある2リットルの麦茶を注いで持っていく事があったが、それを他人にバレるのが恥ずかしいと思っていた
・高田はスーパーで買い物してる時 明らかに低額所得者っぽい下品な夫婦が揉めてるのを見ると不快な気分になっていた
・高田は駅前で聖書を配っている女性たちを見るとあのバイトは時給いくらなんだろうかと気になっていた
・高田は歩いていて道が混雑してる時、前をズンズン歩いてる人を見つけると、その人を盾にして歩いていくズルい方法をとっていた
・高田は店内で買い物しているときにレジにいる店員が談笑していると、なかなかレジに行けずタイミングを見計らっていた
・高田は信号待ちしているときに 隣に外人たちがいて雑談しているのを聞いてる時「ちょっとなにいってるかわからない」とサンドウィッチマンみたいなツッコミを心の中でしていた
・高田は公園のトイレでおしっこしたあと手を洗おうと思っても誰かがウンコしたあと触った蛇口を触るより自分のちんちんの方が清潔やろと思うと手を洗う事を躊躇して、外に手洗い所ないかなと探していた