初めての授業前半を終えての感想
University of Londonに入学してから早いことでmid-termも終わり、後半戦に入ってきました。そこで前半での気付きや感想を書いていきたいと思います。
結論から言うと、2教科の内1つは既に経験済みのjavascriptを使用した授業だったので個人的にはそこまで大変ではなかったのですが、働きながらの両立だったり、慣れない英語での授業や成績のシステムなどで最初だからこその戸惑いはありました。
授業について
授業はCourseraを使用して、weekごとに区切られており、課題などの締切は基本的にその翌週の月曜日までです。授業は動画を見て、その後Quizに答えたり、Discussion Forumに参加したりしました。動画は細かく別れていて、長くても1回15〜20分くらいなので集中力が切れることなく見れました。トピックごとにはSummative Quizという成績に関わってくる小テストみたいなのと、生徒同士で採点を行うPeer Reviewの課題がありました。動画の授業以外にも教授のwebinarが不定期に開催されます。リアルタイムなので教授に直接質問することができて、分からない部分は細かく説明してくれたりするので動画授業よりわかりやすく、時差が合えばなるべく参加していました。(後で録画したものを閲覧することも可能)
課題について
生徒同士で採点を行うPeer Reviewに関しては、授業内容にもよるのだろうなとは思うのですが、これができてる、できてないみたいな指標が予めあるので、今のところ不当な採点を付けられたみたいなことは無いです。Programming 1ではPeer Review以外にも提出不要のコーディング課題がありました。Discrete Mathematicsでは各topicでQuizとは別の練習問題があり、Summative quiz対策として使いました。大体の課題は成績に関わってこないので、やらなくてもいいとは思いますが、自分の理解力がぐんと上がって、重要な工程だなと思いました。
成績について
成績は基本的にイギリスの一般的な大学に則っているので、AとかA+とかではなく、39%~70%みたいな%で表されます。70%以上がFirst Classで60%~69%がUpper Class, 50%~59%がSecond Class, 40%~49%がThird Class, 39%以下がFailとなっています。また最終成績は1:3:5となっていて、以下のページに分かりやすくまとめてありました。
大学の対応について
基本的に問い合わせの返信は結構時間が掛かります。ですが在学生とはslackでやり取りしているので、疑問点などは基本的に同じclassmateに聞いたり、webinarで教授に直接質問したりしていました。科目によっては、色々ハプニングもありましたが、Tutorと話した内容とかを共有してくれる方もいたり、slackさえ追えていればそこまで大変なことはなかったので、本当にclassmateには感謝しかないです・・!
科目について-Discrete Mathematics(離散数学)-
数学を学ぶこと自体が久々すぎて最初は緊張してましたが、ちゃんと授業を受けて課題とEssential Readingをこなせば、こんな私でも一応小テストや課題では満点を取ることができました。(当方、平方根の計算すら怪しかった状態)授業や本を読んでも分からないときはどこが理解できていないのかを分析して、youtube先生やgoogle先生の力を借りて理解できていないところを補っていく感じで勉強していきました。基礎を理解できたら、練習問題を沢山解いて理解を深めていきます。特に問題文が英語だと、何を聞いてるのかすらわからない問題もあったりするので、沢山解いて、沢山間違えて、これはこういうことを聞いていたのかという経験を増やして、再発防止に努めました。授業は英語なので、英語で調べていましたが、分かりやすい記事や動画があれば日本語英語問わずに使用していました。授業を受ける際に主に使っていたサイトや動画もまとめておきます。
・Mathcha
課題の提出はLaTeXでまとめていたのでこれを使ってました。他にもLaTeXをオンラインで使用できるサービスはありましたが、これが一番使いやすかったです。
・SLADER
Essential Readingの本に載っている練習問題の答え合わせをする際に使用していました。
・Math is Fun
基礎的な数学の復習ができていなかったので、このサイトにはとてもお世話になりました。
・The Organic Chemistry Tutor
授業や本でも分からなかった時に行き着く先はいつもここでした。Tutorの優しい声がまた素敵です。
・TheTrevTutor
予習の際に見ていたので、授業内容も最初からスッと入ってくることができました。個人的にTutorの声がThe Boysのホームランダーに似ている気がしました。(違ったらごめんなさいw)
科目について-Programming 1-
Javascriptを使用した授業で、冒頭でも言った通り既に経験があるのと、Programming1はjsの基礎的な部分だったので、そんなに時間も掛かりませんでした。ただ内容がクリエイティブコーディングだったので、普段の制作とは違って面白かったです。課題はGame Projectや、事件を解決しながらコーディングの理解を深めて行くゲームみたいな課題もあって、学ぶ側を飽きさせない作りになっているなと思いました。Coding Phyilosophyというシリーズではコードを書く上での心得的な事を教えてくれるので(ラバーデバッグ法や分からない時の質問の仕方等)、既に経験している身からすると共感できることばかりでした。
授業が始まるまでにやっておけば良かったこと
私の場合は合否が結構ギリギリに分かったのですが、それでも授業開始までは1ヵ月程あり、その時にこれをやっておけば良かったなという反省点があったので、まとめときます。
・基本的な数学のおさらいと英語での名称を確認しておく
私は授業が始まるまでは基本的に予習しかしていなかったのですが、基本的な数学を理解していないと予習したところで完全に理解ができないということに気付きました。(遅)あとは英語での名称は授業や本で出てきて都度調べていたので、そこら辺をさらっと確認しておくだけでもいざ授業が始まった時に焦らずに済んだなと思いました。
・英語力
もうこれは永遠の課題みたいなものですが、やっぱり英語力は大事です。英語で勉強すれば英語力は上がるだろうと思ってましたが、英語の勉強をしない限り英語は上達しないことに気付きました。(遅)特に数学でもEssential Readingではそこそこのページを読む必要があるので、大量の英文に慣れておくことも大事だなと思いました。
・学び方を学ぶ
これはCourseraにある"Learning How to Learn"というコースなのですが、数学の勉強でよく分からなくてイライラしてる時にたまたま見つけて受講しました。このコースの教授自身も数学が大の苦手だったけど、効率的に学ぶようになってから、教授にまでなれたという凄い功績の方です。脳には集中モード(問題を解いている時など)と発散モード(リラックスしている時)があり、これを自由に切り替えることで新しい知識を学習できるということや、Memory Palaceという記憶の定着法や、睡眠の大切さを脳科学の観点から効率よく学ぶ方法として教えてくれるので、本格的に勉強を始める前に見ておくと良かったかもしれないと思いました。
・Google IT Supportを受講しておく
これは完全に知らなかったのですが、Google IT Supportを受講して証明書を取得しておけば、免除できる教科があったので授業が始まる前に受けておけばよかったなと思いました。大学の授業料に比べたら安いので次のSemester時にでも授業の合間を縫って受講するつもりです。
長くなってしまいましたが、後半になるにつれて難しさも倍増しているような気がするのと(特に数学)、成績の半分を占めるFinal Examもあるので頑張って行きたいと思います。
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