御所に美味しい地酒あり〜油長酒造編〜
奈良は〈清酒発祥の地〉と呼ばれており
前回のnoteにも書かせて頂きましたが
私の住む、奈良県御所市には3つの酒蔵があります。
〝油長(ゆちょう)酒造〟
〝千代(ちよ)酒造〟
〝葛城(かつらぎ)酒造〟
その中でも今回は〝油長(ゆうちょう)酒造〟
について取り上げたいと思います。
【油長酒造】
1719年創業
当店からほど近い御所市中本町にある酒蔵。
「風の森」「鷹長」を醸しています。
また、油長酒造が「大和蒸留所」として製造している
「KIKKA(橘花)GIN」は奈良県初のクラフトジンとして大変人気。
葛城山系の超硬水地下水を仕込水とし、
メインブランドの「風の森」とは
葛城山麓に位置する心地よい風が
駆け抜ける「風の森峠」に由来します。
今回は酒屋研修という形で特別に蔵見学をさせていただきました。
私もありがたいことに付き添いで参加
醸造所
この建物は先代の第十ニ代〝長兵衛〟さんが設立
主な醸造はここで行われています。
当時はかなり先進的な技術を取り入れた醸造所で
周りから頭がおかしくなったと笑われたそう
そんな建物は油長酒造のお酒作りに大変適しており現在も変わらず活躍しています。
300年以上続く〝油長酒造〟の現在の蔵主
第十三代 山本 長兵衛(山本嘉彦)さん
酵母菌の発酵中の〈つぼみ〉の状態をいかに保ったままお客様にお届けできるか
伝統を守りながらも挑戦、進化し続ける酒蔵で世界中からも注目を集めています。
販売ルートも限られており、入手の難しいお酒ですが
御所市に来られた時は是非飲んでみて下さい
季節限定の種類も多数あり、その時の味を楽しめる生酒です
〝風の森〟と言う名前は御所市の風の森峠という地名から来ています
そこには風の森神社という古い神社もあり、通年風の通り抜ける
気持ちのいい場所です
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