「副業の働き過ぎ防止へ」
☑ 厚生労働省は27日、兼業・副業をめぐる新しいガイドラインを公表した。残業時間が生じる労働者は就業先の2社に上限時間を事前申告する。
(理由)副業先の労働時間を把握する手間がかかるためだ。新ルールは労働者の自己申告を認め、企業間のやりとりがほぼいらなくなる。企業の労務管理の煩雑さを解消し、兼業・副業を認める企業を増やす。
(背景)日本商工会議所の調査では副業を認めていない企業が7割を超える。経団連幹部は27日「管理義務を巡ってためらっていた企業が解禁しやすくなる」と歓迎する方針を示した。
☑ 長時間労働が助長されないように企業に健康相談を通じて、社員の状態を把握するように促した。副業は原則労働者の自由としたうえで、企業は対象者に対し不利益な取り扱いはできないと明記した。
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