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その5 安全と規制を両立!ナンバー付ワンメイクレースにおけるシートの法的要件とは?

能登半島地震等を踏まえた自動車の安全・環境基準の適用延期
能登半島地震により延期されていましたが、ヤリスカップカー・GR86/BRZカップカー等を令和6年11月1日以降に登録した車両においては、後退時車両直後確認装置に記載のあるUN-R158が適用されることになります。

UN-R158が適用が「ナンバー付ワンメイクレースにおけるシートの法的要件」に関係するかと言うとシート変更した際に、R・Hポイントの変化によりアイポイントも変化することになるからです。
アイポイント変化により、標準車両からアイポイントが変化することによるUN-R158の要件を満たしているかの検討が必要です。

後方視界情報提供装置

・乗車定員10人未満の車両
・貨物車両。総重2.8トン以下

性能試験の主要内容
試験は、装置が『自動車の後方視界情報を確実に伝えるのか』を検証するために行われます。主に以下の3つの検討となります。

  1. 近接視界試験

・後方及び車両の右左端に視対象物を置き、映像上に映るのか確認します。
・合格基準:視対象物の一部でも映っていること。

  1. 近郊視界試験

・後方線0.3m、右左の近接郊に視対象物を置き、映像で確認します。
・合格基準:高さ₹20cm以上の部分が映っていること。

  1. 遠方視界試験

・後方3.5mの近道に視対象物を設置し、視覺角を測定。
・合格基準:視覺角5.0分以上。

試験にむけて、試験手順の確認と試験に必要な機材・要素を検討しています。
試験に必要なポール試作してみました。


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