図1

「うち、跡部くんにフラれたい!」

Skype中に友達がひらめいた頭おかしい妄想に肉付けして「跡部景吾くん(テニスの王子様)の悲恋夢小説のプロット」を作ってみました。

跡部景吾くんの夢プロット

■設定シート

跡部くん:
カリスマ。キング。かっこいい。めっちゃ告白される。
樺地くんとニコイチ。
媚びずに一生懸命自分のために働いて?くれる夢ちゃんを、ちゃんと人間として認識してる。

樺地くん:
寡黙な男。将来有望。
跡部くんの右腕、唯一キングと並ぶことを許された存在。
跡部くんとニコイチ。

夢ちゃん:
はじめは跡部くんを意識しておらず、媚びずに仕事とのサポートをしてたけど、かっこいい男の子のそばにずっといたらだんだん好きになるよね。

世界観:
合同学園祭でも無人島漂流でも生徒会でもテニス部でもなんでもいいです。

■シーン

跡部くんのサポートをしているうちに、恋心が芽生えた夢ちゃん。しかし、長く続いた跡部くんをサポートできる生活も、終わりを迎えようとしている。

「このまま離れ離れなんていや!身の程知らずかも知れないど、わたし跡部くんに告白する!」
と彼を呼び出して告白をする夢ちゃん。
(というか、初め媚びてなかったおかげで、跡部くんが特別視してくれてる自信も心のどこかにある。←具体的に描写すると萎えるから緊張の表現をドキサバの告白ぐらい軽く?)

告白され。照れながらも、どこか渋い顔をする跡部くん。
「お前、俺の隣に立ちたいのか…?」

長い(と感じる)沈黙、気まずい空気。
(跡部くんの眉の動きとか、夢ちゃんの挙動とか、周りの音とか、この気まずい沈黙のシーンはなるべく客観的な文体!キャラクターの思考を具体的に言語化しない。)

夢ちゃんの脳裏を駆け巡る、お断りのセリフ(定番)たち…。跡部くんはやっぱり寿葉ちゃんが好きなの?許嫁がいるの?ふえぇ><
(ここで夢ちゃんの思考を言語化)

浅く息を吐き、夢ちゃんの想いに向き合う跡部くん
「悪いな、俺の隣には、樺地がいるからな。なあ樺地。」
(ぱちーーん)←指パッチン

どこからともなく現れる樺地くん
「………………ウス……。」
(無表情の中にも心底気まずい感がある)

スキがこぼれおちてダムが決壊していた夢ちゃんだったが、あまりに唐突で予想外な返しに冷静になる。
「あ、そっか。たしかに、樺地くんなら、しょうがないよね。私、樺地くんと同じ立場を望んでたなんて!」

告白に失敗したが、夢ちゃんは妙にさわやかな気持ちだった。どこか、絶対王者と拳を交えたあとのような高揚感もあった。
負けたことは悔しいのかもしれない。心のどこかで、もしかしたらと期待をしていたのかもしれない。
しかし、すがすがしいほどの敗北、圧倒的な存在による敗北、わかりきった敗北。なぜか涙が流れることはない。

むしろ、跡部くんの中でほんの一瞬でも「樺地君と比較してもらえた」ことが、名誉に感じた。
(ここが物語の救いになる!おにきゅんポイントだ!)

おわり

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