年齢30代IT未経験でIT業界に転職できた話。
コロナ禍や時代の変化、自由な働き方の増加により、IT業界、IT企業、プログラマー、システムエンジニアに転職を考えている人は多いと思います。
何を隠そう私もそう考えた内の1人で、年齢30代でIT未経験でした。
そしてIT企業へ転職を試みた結果、見事に成功しました。
しかしその過程は決して簡単なものではありませんでした。
まず正直にお伝えすると、30代で業界も職種も未経験の場合、転職は非常に難しいです。
私も100社以上企業へ応募しましたが、そのほとんどが書類選考も通リませんでした。
それでも創意工夫を繰り返し、諦めずに行動した結果に今があると思っています。
今回はその実体験を紹介し、同じような境遇にいる方々のお役に立てれば幸いです。
どのように進めていったのか
IT業界の全体像を把握する。
一言にIT業界と言っても様々な業界があり、まずその全体像を把握します。おおよそ次の業界に分けられます。
・通信業界
内容:固定電話や移動電話等の通信インフラの提供
例:NTT、ソフトバンクモバイル、KDDI
・ハードウェア業界
内容:パソコンや周辺機器、携帯電話等の製造
例:Apple、Sony
・ソフトウェア業界
内容:OSやミドルウェアやアプリケーション業界
例:Microsoft、SAP、Salesforce、トレンドマイクロ
・ゲーム業界
内容:テレビゲーム、モバイルゲーム、オンラインゲーム等の業界
例:任天堂、Sony、バンダイナムコ、ガンホー
・Sler業界
内容:様々な情報システムやアプリケーションの受託開発
例:NTTデータ、野村総研、アクセンチュア
・Web業界
内容:様々なWebサービスやスマホアプリ等の自社開発
例:Yahoo! JAPAN、サイバーエージェント、メルカリ
企業によっては上記の業界をまたがってビジネスを展開している場合もあります。
皆さんはどのような業界に興味を持たれたでしょうか?
この中で私が特に興味を持った業界はWeb業界でした。
現職と共通点のある企業を探す。
これは転職活動をするなかでとても大事な考え方になりました。
ITに関しては未経験でも、企業と現職の共通点を探し、アピールをする方法です。
また30代の応募者は同じような20代の応募者と比較した際に、どうしても企業側としては将来性の高い20代を選びがちです。
そこで少しでも共通点を増やした方が選考では有利になります。
具体的には2つの方法を取りました。
1.職種に共通点を見つける方法。
例えば現職の職種が営業であれば、職種は営業で固定して業界をITにする。
2.顧客に共通点を見つける方法。
例えば現職の顧客が住宅会社であれば、顧客は住宅会社で固定して業界をITにする。
それだけで、職種、顧客の2つに共通点を持つことができ、
職種、顧客が未経験である20代より少しでも優位に立つことができます。
仮に本当はエンジニア職になりたかったけれど、現職と同様の営業職で転職したとしても、
IT企業であればジョブチェンジで後々エンジニア職に就ける可能性もあります。
企業が必要としているITスキルを学習する。
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