貯金で脳のキャパシティを解放しろ
飛丸だ。
俺はかなり無計画に金を使う浪費家だという自覚があるが、今日は正反対の主張をする。手取り月収の3ヶ月分を現金で持て、という話だ。
人はお金がないとどうなるのか
ここに米ハーバード大学大学行動主義経済学者のSendhil Mullainathan氏による「貧しいことが人のIQにどう影響するのか」という研究結果があるが、これを詳しく理解するまでもなく、金がない状態は危機的であり、まともは判断ができなくなっている可能性が高いと直感的に理解できるはずだ。
現代社会において、金とはつまりパンであり米である。
生きるための糧がなくなった時、人間がどういう行動を取るかというのは例えば明日隕石が落ちてきてあらゆるインフラが壊滅的なダメージを受けた世界を想像して貰えばわかるだろう。これが個人レベルで起きているのが「貧しい」という状態である。
「貧しい」と一言でまとめた中にはさまざまな状態があるが、上記記事の定義に寄れば”自分の財力に比して大きな出費を強いられた時”にIQは著しく低下し、”生活の見通しが安定する程度の収入増があった時”にIQは大きく向上するというものだ。つまり、日常生活で起こりうる出来事の殆どをカバーできるレベルの貯蓄を持ちつつアップサイドを狙うこと、これが最も良い。
以下は新約聖書からの抜粋だが、裏にあるロジックは脳に「安定」と「将来の見通し」を与えることでIQが高位安定するというものだ。
ではここからは、金の貯め方と、金がない場合の対策についてだ。
お金は意思では貯まらない
一番やってはいけないことを最初に教えよう。「貯金しようと意志を新たにし、残ったお金から金を貯める」ことである。これは絶対に失敗する。なぜなら我々は”パーキンソンの第二法則”に支配されているからである。
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