医者の怒り
今朝、鼻を噛んだら耳がバリバリと音がした。暇だったので、すぐさま病院に行きました。
そこの医者はあまり患者の意見など聞いてなく、自分の伝えたいことを矢継ぎ早に伝える人でした。
「もし聞こえなくなったり、平衡感覚がおかしくなったら入院ですから」と言われたので少々焦ったものの、検査がまず先ということで検査をしました。。。
結果は聴力には問題がなく、耳の鼓膜の揺れに左右両方少し平均よりズレがあると言われました。
では、耳バリはなんだったのか、、、?
簡単に言うと、「鼻が悪い」ということでした。
今まで自覚はなかったが、生まれつきの「アレルギー性鼻炎」だったそう。
そう診断された時全てが繋がったのだった。
昔から母親に「鼻を強くかみすぎだ」と言われたことがあります。その時は俺の認識では「そうかまないと出ないから」というのでこれが俺の普通と思ってたわけです。強くかまなければ出ないというのが異常であることに気づくには「アレルギー性鼻炎」であるという情報が必要なのです。
母親の言ってることが正しいというよりも
俺の認識を正す決定的な情報が抜けていたという事実が明らかになった時、「あぁ、自分が正しいとか、間違ってないとかっていうのは前提さえ崩せばなんら意味のないものだ」と府に落ちたのです。
母親は客観的に「かみすぎ」と判断し
俺はなんの病もなくこうじゃなきゃ鼻を噛めないわけで。
そこに医者の科学的見地からの指摘で絡まった糸がするすると解けたわけです。
しっかし、医者はどうしてあんなに人のことを聞かないんだ?と思ったが、何が良い医者で悪い医者かってのは簡単に情報をくれるかくれないかで判断した方がいいなぁとも思った。
あの医者は態度こそ悪かったがしっかり診断してどう直すべきで、直さないならどうなるかを伝えてきた。たくさんの情報を教えてくれて、こっちの意見は全て否定してくれた。患者からの質問なんてほとんど決まってて、そんな不安を解消する方法は優しい言い方でもなんでもなく、「病を治す」事であると気付いてるからこそ、医者は五体満足で生まれて音楽も運動もなんでもできる人間がいかに自分の体に不真面目かってことに怒ってるんだろう、だからあんな態度になるんだろう、そして医者の「俺のいうことを頼むから聞いてくれ!」っていう思いなのだろう。
患者はそれをしっかり受け止めてやらないといけないと思った。
レビューでは「あの医者はなにも聞いてくれない」とばかり書かれていたが、本当にそうだろうか?
結局は信じられるか信じられないかになるが
自分の前提の「良い医者像」を見直してみると
もっと考え方は変わるのではないか?そう思ったのです。。。
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