岡本太郎展を見て

愛知県美術館で現在開催中の岡本太郎展に行った。平日のお昼にも関わらず、沢山の人で賑わっていた。リタイア世代だけでないく、春休み中の学生も来ている印象だった。

岡本太郎の名前は聞いたことがあるが、実はどういう人なのかほとんど知らない。作品もあまり見たことがない。
今回の展示会で初めてたくさん作品に触れた。
印象に残ったのは解説で語られていた岡本太郎の言葉だ。「気持ちよくあってはならない」「不均衡」「色でない色、形でない形」。そしてどの作品からもエネルギーやパワーを感じた。
目の前の作品と、解説、タイトルを行き来しながら自分自身の感覚や発想、考えに浸る時間だった。

全て見終わって、岡本太郎の価値は思想だと感じた。そして、対立を昇華しようとするところや、時代の背景を芸術の形で表現すること、パブリックアートととして誰もが見られるようにすること、そういう試みは十分今に必要なもの、価値の高いものだ。
展覧会はなかなか行けないが、行ってよかった。いい時間だった。

岡本太郎展
https://www-art.aac.pref.aichi.jp/exhibition/000370.html

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