マインドフルペアレンティングとの出会い
にこにこ、ごきげん、コーピングリストの流れから、マインドフルペアレンティングを紹介したい。
マインドフルペアレンティングとは本のタイトルだ。13章あり、章ごとに考え方と瞑想などのワークがセットになった構成だ。
育休中にこの本に興味を持っていた友人と、1週間で1章ずつ本を読む読書会をすることになり、時間をかけて読んだ。
自分の子どもを、まるで初めて見るかのように見てみるワークや、いろんな瞑想に取り組んだ。
私にとってはこの本から得た大きな学びは2つある。
ひとつめは、子どもと一緒にいる時は、子どもに集中するということ。
いつもはなんとなく一緒にいて、話しかけられても生返事ということも多い。そうではなくて、限られた時間でいいから、自分の注意の全てかけて子どもと向き合うことが大事だ。
もうひとつの学びは自分もケアされるべき存在だということだ。
子どもがいると後回しになりがちだが、自分の心や時間、体を大事にしていい。親も人間だ。普通に過ごしていても、辛いことや嫌なこと、イライラすることもある。一人の人間としてそういう気持ちがあって当たり前だ。そういう気持ちがあって当たり前だと子どもに心から伝えるなら、自分もその気持ちを受け入れることが必要だ。
子どものことを大事にするためには、自分のことも大事にしなくてはいけない。
子育てノウハウや知識、こうすべき、と言われることはたくさんあってどうしたらいいか逆に分からなくなることもある。
少なくともこの本から自分が学んだのは、子どもと向き合う前の、自分の感情を受け入れることや向き合うためには集中すること、といった基本だ。当時ワークとして取り組んでいたことは、今、ほとんどやれてない。
それでも何かあっても、なくても、ふとした時に立ち戻りたくなる。私もまた読んでみようかな。
マインドフルペアレンティングhttps://www.kitaohji.com/book/b581662.html