マイルの貯め方 5日目 ~特典航空券について2~
今回が5回目です。御アクセスありがとうございます。
さて、前回は「特典航空券とは?」について解説しました。
では次に、「特典航空券ってどの程度の価値なのか詳細教えて」という点について解説します。
今回は詳細説明になりますので、少し長くなりますがお付き合い下さい。
特典航空券は、国内線と国際線、また席のランクによって大きく変動します。
まずは国内線の場合です。
航空券の価格は、ローシーズン、レギュラーシーズン、ハイシーズンと3段階に変化し、必要なマイルも変化します。
これはどの便でも共通であり、また必要マイルも変動するので単純比較はし辛いのですが、今回は常にレギュラーシーズンとします。
ANAで羽田~那覇までの航空券は、21日以上前の早期購入割引価格で購入したとして16000~28000円程度です。
これに対し、レギュラーシーズンに必要なマイルは9000マイル固定なので、
大体1.8~3.1円程度の価値になりますね。
これは国内線なので、昨日紹介した国際線に比べると微妙です。
次に国際線です。
まずは近場で、日本から韓国まで。
羽田~韓国までの往復便。
マイルを使用した場合、エコノミークラスで15000マイル、ビジネスクラスで30000マイルで特典航空券と交換です。
これを現金で買う場合、エコノミークラスは30000円、ビジネスクラスは113000円になります。
1マイルあたりの価値として換算すると、エコノミーでも2円、ビジネスだと3.8円の価値があることがわかります。
次に、ヨーロッパまで足を延ばして日本からドイツのフランクフルトまでの往復便。
こちらは第3回でもご説明したように、マイルを使用した場合、エコノミークラスで55000マイル、ビジネスクラスで90000マイルで特典航空券と交換ができます。
これを現金で買う場合、エコノミークラスは23万円、ビジネスクラスは89万円になります。
1マイルあたりの価値として換算すると、エコノミーでも4.2円、ビジネスだと9.9円の価値があることがわかります。
こうしてみると、距離が遠ければ遠い程、またクラスが上がれば上がる程マイルの価値が上がっていくことがわかりますね。
更に細かくご興味がある場合は、ANAの国際便についての距離別の必要マイル一覧表がありますので、リンクを貼っておきますね。
https://www.ana.co.jp/amc/reference/tukau/image/image_kokusai/mileage_chart_int.pdf
今回は、「マイルの価値詳細」について解説しました。
因みに、私は敢えてマイルで買える航空券として最も価値のある「ファーストクラス」について解説しませんでした。
何故かといいますと、マイルで購入可能なファーストクラスの席は数が限られているために非常に競争率が高く、なかなか取得できないためです。
また、ビジネスクラスの席でも、行きたい日程と便から特典航空券を探すとなかなかマイルで買えないことが多いようです。
ですので、逆にマイルで買える航空券を見ながら、行く先を決める旅行を計画してみてはいかがでしょうか?
そういう旅行計画を立てることも、マイルを貯める一つの醍醐味だと思います!
これが何よりもマイルを貯めたい!というモチベーションに繋がりますので。
これによってマイルを貯める楽しみが共有できれば何よりです。
次回からは、「じゃあマイルを貯めるには何から始めればいい?」ということで、マイレージクラブ会員に関する解説をします。