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ウサギと楽しく暮らす50の方法17巻(32-33)
32、どんな成分のペレットがおすすめ?
年齢、品種などによる細かな差は置いておいて、一般的に理想的なペレットとはどのようなものかを考えてみましょう。
t*******************pさんによる写真ACからの写真
今やウサギはわたしたちの友達、コンパニオンアニマルとしての役割を持っていますが、元々の元はといえば、山や野原で穴を掘って暮らしていました。主食は草や木の皮です。完全な草食動物です。
草食動物にとってもっとも重要な成分はせんい質です。栄養補助としてさまざまな成分が添加されたペレットがありますが、まず豊富にせんい質を含んでいること。これがもっとも大切な条件です。
ところで、少々汚い話になりますが、ウサギは自分の糞を食べます。といっても、お馴染みの丸い糞でなく、やわらかい盲腸糞と呼ばれる糞を肛門から直接食べます。食糞という行動です。
人間と違い、ウサギにとって盲腸はとても大切な器官です。盲腸内の細菌が食物の消化吸収を助けてくれます。そして、健全な盲腸の活動を支えるために必要な成分がせんい質です。食糞は腸内細菌の作り出した多くの栄養素を再度摂取するための行動です。食糞ができなくなると、栄養失調になってしまいます。
せんい質の不足した食生活を続けていると、消化不良、栄養失調、毛球症といったトラブルに結びつきます。
ペレットの袋には成分表がついています。そこを確認し、せんい質の豊富なものを選びましょう。
とはいえ、ペレットのせんい質は豊富な部類でも20%前後あるかないかです。牧草は30%前後のせんい質を含みます。
ペレットと牧草をバランスよく食べさせることがウサギの食生活には大切です。
ラテすけさんによる写真ACからの写真
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