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【第16回俺達の少女A】投稿音源あれこれ【本田未央】

みなさんどーもはじめまして、へたをです

先日ニコ生の某コミュニティで開催された第16回俺達の少女Aというプレゼン音源企画に投稿し、約2倍にのぼる倍率の中採用していただきました。

投稿したのはこちらの音源↓今回は本田未央のプレゼンです

さて、この企画に馴染みのあるみなさまは、本田未央の音源といえばあるものが浮かぶと思います。

そう、映画です。

これまでの少女Aで採用された本田未央の音源の多くは、スターウォーズやララランドやらスパイダーバースなどなど、多くは映画で使われた楽曲や単語からストーリーを連想させプレゼンに組み込んでいました。僕はいままでの音源ではそういった映画からの文脈の利用などはしていなかったのですが、今回の音源の作成にあたりある映画から大きなヒントを得ました

その映画はこちら



『GET OVER 〜JAM project THE MOVIE〜』

こちらは昨年結成20周年を迎えた、世界中で大人気ご存知アニソン界のレジェンドグループ『JAM project』!影山ヒロノブ、遠藤正明、きただにひろし、福山芳樹、奥井雅美、日本で彼らのアニソンを一度も聞いたことがない人はいないでしょう。アニソン界でも最強のメンツ、これはそんな彼らの20周年を彩るべく制作されたドキュメンタリー映画です。所属レコード会社のランティスが全面的に協力し、20周年直前ライブに始まり各々へのインタビューは勿論、20周年記念アルバム『The Age of Dragon Knight』の収録風景や海外のアニメイベントに遠征した際の光景が収められています。OPとして使われた歴代のライブでの『SKILL』の映像には、一人しかいないスクリーンで声を上げてしまったほどの盛り上がりでした。

と、

まあ流石にこれは冗談だと思うじゃないですか

あながち冗談でもないというか

まず音源…というか原稿を作るまで、順を追って話しましょう

今回のテーマ① 『旗』

聞いた方どころかサムネだけでも一発でわかるキーワードです。前回のマスクでもそうでしたが、やはり筋を立てて話をするには一つ耳に残りやすいキーワードがあると便利です。

ここで旗というと、アイマスではSideMにはそのままF-LAGSというユニットがいますし、ミリオンには『Raise the FLAG』(サジタリアスの楽曲。どーでもいいけど未央も射手座)があります。シンデレラで言っても旗を持ったり振ったりカードは少なくないですし、なんなら5th LIVE TOUR Serendipity Parade!!!ではOPでアイドルみんな旗持ってやってきます。と、砂塚あきらの時のマスクと違い、旗=本田未央に持っていくのは一見難しそうに見えますが……

んなこったぁ先刻承知よぉ!

そんな中でキーワードに選んだのは、Twitterで見かけた未央Pの方が『ミツボシのドラマパートで、未央が学校の応援に旗を振った、という話をしていた。』というツイートしていたことからでした。そういやそんな話してたな、なんて思いながら聴き直し(ここの旗の大きさを表現する未央が可愛らしいのでよかったら聞いてね)ながら、他に未央と旗で関係ありそうなもの…そんな話と出てきたのがこちらのツイート

そんな話してたわ。

自分で太陽を背負ってるって言ってたし、なんならそういう動画も作った↓(隙あらば自分語り)

(Sun!High!Gold!出る前によく作れたな)

この時点で【光のプリンセスナイト】=太陽(パッション)旗という風に話すことを決めました(乱暴)。実際パッションの旗持ち、というニュアンスはあると思うので

次に旗と言って出てきたのは【パワー・オブ・ノヴァ】でした。こっちは一年前に登場し復刻もしていたのでよく話題にのぼってました。本田未央が月面に旗(恐らくニュージェネの旗?描かれているモチーフと同じアクセサリーを三人がしている)を立てるというアポロ11号を想起するシチュエーションです。ここでは仮にニュージェネの旗としてました

ここまでピックアップして、最初に注目していたのは『旗』が示す団体が毎度違うこと。野球部の応援は置いておいて、5th LIVEではシンデレラ全体、光のプリンセスナイトでパッションを、パワー・オブ・ノヴァではニュージェネを、という感じで一枚の旗が示す団体の人数が少なくなったことです。これは小さくなったのではなく、旗を率いるモノ、個人の力量における比重が大きくなってると考え、なのでこのまま進めば『本田未央』一人を称える旗をみんなが振るようになる。いずれ本田未央がシンデレラガール並びにアイドルマスターというコンテンツを牽引する旗振りになるというシナリオにするつもりでした

(例えばだけどこんなイメージ…)

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冗談

とは言えこの主張を方向性として持っていくには少し散らかっていて、三分間でそれを伝えるのは困難だと感じ断念しました。余談ですが、実際のプレゼンの最後の方にちょっとだけ名残が残ってます

今回のテーマ② 『総選挙』

メタ的ではありますが、本田未央の進んできた道に総選挙は切っても切れない関係です。

そりゃ総選挙時期の少女Aなんだから総選挙を念頭に置くのは当然だろう、なにを言ってるんだと思うかもしれません。でも少女Aって、別に盛り上がる開催時期が総選挙期間ってだけで、内容まで総選挙を意識しすぎる必要は無いんですよ。むしろ無理に絡めて本質を伝えられないパターンもあります。逆にアイドルの名前を覚えて投票さえしてもらえれば勝ち、みたいな音源のパターンもあります。とは言え本田未央は一度1位の座を勝ち取ってるわけですし、そこまでして投票券を勝ち取りたい、という立場でないのも事実です

ではなぜ総選挙がテーマなのか?

その理由は、先程あげた旗が映った2枚のカード、

【光のプリンセスナイト】と【パワー・オブ・ノヴァ】

この2枚がそれぞれ総選挙期間を跨ぐ月末ガシャにて実装されたことです

月末ガシャは限定アイドルかつ強力なカードであることが少なくないこともあり、特に目玉のガシャのように扱われています。特に総選挙の期間ともなると、注目度は高まります。(一時期はここでの登場が総選挙の結果に直結すると言われていましたが、度重なるルール改訂によってそこまでの影響力を持たなくなりました。)ですが、本題はそこではありません。

この二枚は年こそ違うものの同じ総選挙時期に実装され、旗を持つという共通点があります。しかし、明確に違う点があります。

それは、総選挙で1位…つまりシンデレラガールを取った前と後で”旗”の扱い方と意味が変わっていることです。

【光のプリンセスナイト】が登場したのは、第七回総選挙で安部菜々と頂点を争う最中で、月末ガシャに同時に実装されるというものでした。まあ総選挙の結果は知っての通りですが、そこで登場した未央は「導きの星、かぁ…。ふむ、任せなさい!ここでやるのが本田未央!」と、期待を背負いそれを引っ張っていく覚悟がある言葉を口にします。そして、前述の太陽が描かれた旗を高々と掲げるのです。

ダウンロード (4)

ここでの未央は先頭を指揮する役…いわゆる旗振り役です。所属する旗を掲げ、振り上げ、後ろの仲間達を鼓舞し士気を高めるというものです。ここでの旗は陣頭指揮に使われるもの、目標に向かって引っ張っていくための旗印でした。まさしく、総選挙を勝ち取りにいくんだという気概を感じるカードでした

そして、翌年には実際にシンデレラガールという頂点を勝ち取った形になりました。

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(300万星パワー☆とか言ってたら、300万票獲って1位って、できすぎ)

旗とは直接関係はありませんが、総選挙を語る上では欠かせない出来事です。総選挙楽曲の「Sun!High!Gold!」で、前年掲げていた旗に描かれる「太陽」になりたいと歌っており、スムーズに語ることができたのもよかったです。

そして更に翌年に、【パワー・オブ・ノヴァ】がデレステで登場しました。ここでの登場はニュージェネレーションズ揃っての登場であり、プリコネコラボでGreat Journeyを歌唱してから二か月程度(直近すぎる)のことでした。三人がシンデレラガールになったあとでの初めてそろってのSSRでの登場ですしGJの一件もありそれぞれが成長した姿を見せてくれます。

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そして未央のイラストではニュージェネのマーク?が描かれた旗が月面に突き立てられています。前述の旗振りに対して、これはニュージェネの三人がシンデレラガールを獲ったことに対する登頂を意味する旗のようにも思えます。ただ未央は、その旗を指して(るわけじゃないかもしれませんが)、自分の位置はまだ通過点と評します。

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(広がる宇宙の中Can you feel)

ここであの旗があくまで「通過点=チェックポイント」であるということにうつながります。シンデレラガールという称号を得ても、頂点に旗を立てたとしても、その先をなお目指している、という意識をうかがえます。

これにより、それぞれ違う意味を持っていたであろう旗が総選挙を通して”前と後で意味を変える”、シンボルということにつながるわけです。これをすることで未央と旗という別々のキーワードに総選挙という軸が通り、全体に統一感が生まれます。

そして最後の「未央はまだまだ進み続ける」という最後のメッセージに伝わりやすくなります。

今回のテーマ③『BGM』

テーマ、というと少し違いますが、BGMはプレゼンそのものの印象や世界観を印象付けをするのに役立つので考えて損はないです。というか、今回はこれの選択が一番重要でした。

前述のとおり、アイマスで旗といえば楽曲もユニットも既にあるので、アイマス外から持ってくる方がいいと考えました。当初はここにMAN WITH A MISSIONの「Raise your flag」にしようと考えていました。楽曲自体も「声の限り進み続ける」という歌なので、今回のプレゼンとも嚙み合ってるように感じます。この楽曲でどうやって締めたらカッコいいかなんて考えていました。

しかし問題点もあります

楽曲…というよりこれはタイアップであることに関してですね。ご存じの方も多いと思いますがこの曲「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」の1stシーズンOPとして有名な曲(フリージアやRAGE OF DUSTほどではないかもしれませんが)です。タイアップ先の世界観を利用してプレゼンを伝えるという手法はよくあるものですし実際効果的ですが、有名なものに引っ張られすぎてプレゼンの内容がうまく伝わらない可能性があります。特にオルフェンズの場合オルフェンズ自体のストーリー(勘違いしてほしくないのですが、僕はオルフェンズのストーリーを悪いとは思ってません。今回のプレゼンに適してるとは言い難いということです。)や、よくニコニコでネタにされている「止まるんじゃねえぞ…!」のオルガ・イツカがあるのでよくない方のイメージに引っ張られることは想像に難くないでしょう。先のRAGE OF DUSTはカバー曲と職人ゾンビさんの功績で早坂美玲のイメージが付いてますし、それに伴ってオルフェンズ自体にも美玲のイメージが強く結びついています。(美玲役の朝井彩加さんはオルフェンズ本編最終話にも出演されてます)

しかし、これ以上伝えやすいのもあまりないかもしれないと思い、この方向で考えていました。しかしどうしても締め方に納得がいきません(アウトロで終わるかとか色々考えてました。)

そこで行き詰ってたところ、あるものから着想を得ました

今回のテーマ④『その先へ進め!』

はい、ここで来ます

JAMproject20周年ドキュメンタリ映画、『GET OVER』です!

この映画ではJAMprojectの成り立ちから各メンバーからJAMへの思い、アルバム『The Age of Dragon Knights』で協力した各アーティストや作曲家(梶浦由記、GRANRODEO、angela、ALI PROJECT、FLOW、畑亜貴、等)へのインタビューに、それまでにあった出来事(東日本大震災やメンバーの病気での入院、海外でのアニメイベントへの遠征)でのことを振り返り、20周年LIVEを目指した活動が描かれます。ランティスという会社の創設(社長が影山ヒロノブと同じLAZYのメンバー)にかかわりアニソンというものを引っ張り続け旗を振ってきたJAMprojectの記録なのです。

ライブ自体はコロナの関係で中止となってしまいましたが、それでも各所からの協力を得て無観客での配信ライブをやり遂げ、20周年を超えこれからもアニソン界を牽引する彼らの気概を強く感じる映画でした。


………

……ん?

そんな話、さっきしてませんでした?

はい、というわけで今回のテーマにようやくJAMprojectの映画が結びついてきます。という胸を借ります。

そんなわけで、楽曲をJAMprojectのアルバム『The Age of Dragon Knights』収録楽曲の中から選ぶことになり、その中から映画内でもレコーディング風景があったこと(今回無理やりいれた「本当の敵は自分の中のmonster」のところと、落ちサビ前の「掲げよflag!」のところいいよね)と曲名がまんまモチーフとあっていたことから『flags』に決めました。特にサビ終わりにある「その先に進め!」という歌詞がかなりプレゼンに直結するのがよかったです。

またこのアルバムは先述のようにリスペクトをしてくれる多くのアーティストからの提供や協力を得ています。この楽曲も以前「THE HERO!! 〜怒れる拳に火をつけろ〜」で参加された宮崎誠氏による作詞・作曲・編曲です。そういやシンデレラガールもIOSYSだったり外部の作曲家作詞家からの楽曲提供だったりを受けているなあ(JAMprojectの奥井雅美さんも「Trinity Field」で作詞されています)なんて思ってもしかしたらと思い確認してみました。

アイドルマスター シンデレラガールズ[注 2]
「GOIN'!!!」(編曲)
「ハイファイ☆デイズ」(作詞・作曲・編曲)
「Sparkling Girl」(編曲)
「サマカニ!!」(作詞・作曲・編曲)
「追い風Running」(編曲)
「Spring Screaming」(作詞・作曲・編曲)
「スパイスパラダイス〜カレーメシVer.〜」(作詞・作曲・編曲)
「Wish you Happiness!!」(作詞・作曲・編曲)

めっちゃあるやん

未央の参加楽曲もあるやん

そんなことある?

もうこれ以外にはないでしょう、と決意し、あとは原稿の読み合わせをしながら詰めと尺の調整をしました。

総括

未央の情報を詰めて未央のプレゼンをするというより、総選挙にまつわる話をして熱を伝える、という感じでした。

未央がシンデレラガールを獲って、僕自身思った以上に燃え尽き症候群みたいな感じにはなってました。そして去年はそれもあって未央での音源は出さなかったんですが(前回はイクヨモツさん本当にありがとうございました。)、今回もそれではまずい、消えた火は自分で点けなおさないともう一度燃えることはないのだと思い、周りを鼓舞するというより、自分の尻を叩くつもりで自分自身に喝をいれるために今回のような音源になりました。

無事よしひこさんに採用され、未央が先頭で旗を振るという主張に賛同を得ることが多くありよかったです。毎度毎度大作さんとあいうえおPさんがしっかりとした感想を下さってこっちが三分間で収められなかった内容まで補完してくれて非常に助かりました。音源を聞いて未央に投票を入れてくださった皆さんもありがとうございました。

今回の総選挙の行方がどうなるか分からないですが、今回は一位になるシンデレラガール含め10人での楽曲があり、恐らくデレステでのイベントがあるでしょう。そこでのコミュなどでなにか未央にも動きがあるかもしれません。10年というシンデレラガールズの歴史、一つの頂点かもしれませんが、シンデレラガールはこれから更に先に進むでしょう。未央にはパッションの代表としても、シンデレラガールの一人としても、これからのシンデレラガールズひいてはアイドルマスターを引っ張っていく存在になってほしいですね

では、また

なんか追記するかもしれませんが、とりあえず





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