妻・ありがとう
「妻」が寝込んだ日があった。
何を買うか、何を作るか、何をするか迷う。
荒れたキッチン、生ごみの匂い、味気ない料理。
シュフのすごさ、を感じた1日。
同じ家の中なのに、
荒波にのまれ、遭難した気分だった。
「妻」からは、「ありがとう」と言われたが、
僕の心の中は、はがゆい思いだった。
1日で、「妻」のようにはなれない。
1つずつ、自宅の家事と、人生の舵取りを、
「妻」と協力して続けていこうと思う。
妻は、よく夫のジョークを聞いて笑うが、
それは気の利いたジョークだから、ではない。
妻が、気が利いているからだ。
ジグ・ジグラー