ドア・優しさ
誰かが、そっと、「ドア」を開けてくれた。
荷物で両手がふさがった時、マンションの「ドア」を、開けてくれた。
宅配の方か、来訪の方か、知らない住人の方か。
どうぞ、と一言だけ添えて、開けてくれた。
「優しさ」は、誰かを笑顔にする。
原始時代から、物々交換も、感情を生みだしていた。
怒り、不公平、そして感謝。
昔も今も、これから先の未来でも。
そして、日本でも、アメリカでも、どこででも。
「優しさ」は、誰かを幸せにするはずだ。
聞いてくれて、ありがとう。
年をとればとるほど、
親切と幸福は同じ意味だ、ということが分かってくる。
ライオネル・バリモア