感動の!バレエ体験shiver premium 2024
大人になってからバレエを始めて、もう20年以上細々とですが趣味で続けています。
日本にはいくつかプロのバレエカンパニーがありますが、その中でも新国立バレエ団が好きです。
吉田都さんが芸術監督になってすぐコロナ禍となり、公演を中止せざるを得なくなったものの、無観客で開催した舞台の動画を無料公開してくれたり、吉田都ファン・バレエファンとしては新国立を応援したい!という気持ちになった事もあり、ここ数年は毎年3回ほど上京して
舞台を観に行っています。
今回のshiver premium 2024はInstagramで公演の情報を知り、なんと私の大好きな柴山紗帆さん(新国立バレエ団プリンシパル)が出演することになったと聞き、これは観に行かなくては!とチケットを取ったのでした。
横浜には友達がいるのですが、何せこの暑さと仕事の予定も詰まっていて体調を崩せないなと思い、今回はバレエを観てトンボ返りというプランに。
会場はThe hall yokohamaという中華街のすぐ近くにある、レッスンスタジオとして貸出もしている小さなホール。キャパは200人くらいでしょうか。
ダンスをやっている人になら、新宿村の一番大きいスタジオくらいと言えば分かるかも。
正面と両サイドを客席として、それぞれ前列と後列の2列でぐるり囲んでいます。
会場はリノリウム張りなので土足厳禁。中に入ると出演するダンサーたちがレッスン前のストレッチやお喋りをしていて、まずその光景にびっくり&興奮!
こんなに近くで見られるのー!?
いつも舞台で踊っているのを遠くから見ているあの人たちが、目の前でストレッチしている!!
私はサイドの席でしたが、ラッキーなことにバーレッスンの時、大好きな柴山紗帆さんが目の前に!
バーレッスンから美しい。そしてプロでも筋肉がプルプル震えるくらい限界までやるのか、と感動。
グランジュッテが高いのは舞台で何度も見ていましたが、スモールジャンプも高い!プロのバネはやはり違います。
毎日毎日地道に同じことの積み重ねであの華やかな舞台が出来上がるのだなあと、改めてしみじみ。
レッスン風景の後は、それぞれがパドドゥやヴァリエーションを。
二山治雄さんの軸の強さ、跳躍力、羽が生えているかのような軽さ。
井関エレナさんの全然力が入ってないように見えるのに、正確な回転とバランス。
木村優里さんは長い手足を生かしたダイナミックで華やかな踊り。
紗帆さんは上半身の使い方がエレガントで動きと表現力がとても繊細。
パキータのエトワールを踊っている時、指先が震えているのを見て、なんだか涙が出そうになりました。
紗帆さんの踊りには、いつも少しだけ哀しみの要素が入っていて、それが琴線に触れる気がします。
ダンサーたちの個性がはっきり見えて、それぞれのエネルギーをより近く感じられる、この公演スタイル最高。
公演後には嬉しい写真撮影タイムも♡
横浜まで観に行く価値が十分にありました。
来年もまた開催してください!!