お笑い団体抗争勃発!勝つのはどっちだ!?お笑いOPA〜ガチンコお笑い団体戦!!〜感想戦!
(レポートのため、芸人の皆さんの敬称を略させていただきます。あらかじめ、ご了承ください。)
2023年5月18日、那覇市牧志にあるイベントスペース「SOUDS GOOD」。
普段はDJイベントやアイドルのライブなどが行われる、人気のイベントスペースが、この日、血で血を洗う団体抗争の舞台になるとは、誰が想像しただろうか…。
と、冗談はここまでにしておこう(笑)。その日、行われたのはお笑いライブ。沖縄でも人気の芸人、オリオンリーグ、プロパン7、あきら本店が中心となって開催している「お笑いOPA」だ。
この日のお笑いOPAは、ガチンコお笑い団体戦と銘打って、今、メキメキと伸びてきている若手芸人が参戦。どちらのチームが面白いかを決めるというスタイル。
参戦した若手芸人も、今、沖縄で人気を博している、キンピラゴボウ、凸凹トラベリング、ボーズメン KENの3組。
どちらが勝利してもおかしくはない、人気者6組が6メンタッグマッチを繰り広げる、お笑いOPAには60人以上のお客様が来場!
会場は熱気の渦に包まれる。ライブが始まるのを、いや、試合開始を今や遅しと待ち受けていた!
出演者
お笑いOPAチーム
オリオンリーグ(よしもと沖縄)
剛くん
玉寄勢 直(たまよせ すなお)プロパン7(エンターサポート)
じゅぴのり
けいたりんあきら本店(FEC)
ノリノリ若手芸人チーム
キンピラゴボウ(FEC)
もりみつ
たいが凸凹トラベリング(FEC)
比嘉 崚人 (ひが りょうと)
冨着 海陸 (ふちゃく かいり)ボーズメン KEN(FEC)
MC
ちひろ(FEC)
オープニング
オープニングのナレーションでも、このライブがお笑い団体抗争であることが伝えられ、お客さんの気持ちを煽っていく。
先に登場したのは、オリオンリーグ、プロパン7、あきら本店で結成された「お笑いOPAチーム」だ。
やはり、その人気は高い!登場からお客さんの声援と拍手が沸き起こる。
お客さんの反応を見つつ、場を回していく話術はさすがの一言。
じゅぴのり、剛くんをいじりつつ、舞台袖の若手3組に「あと20分待って」と言ってからの、若手チームの乱入は笑わずにはいられない流れだった(笑)。
そして、この日はけいたりんの誕生日ということもあり、若手メンバーはピザを食べながらの入場!インパクトでは、OPAチームに負けていない(笑)。
流石にプロの芸人の掛け合いは見ているだけで面白い。この時点で会場もかなり温まっていた。
ここで、今回のMC役である、ちひろさんが登場。産休明けの仕事だったそうで、なかなか濃いめの現場(笑)。
声が素敵で、耳に入りやすく、趣旨がしっかりと伝わってきた。さすが、「伝える」ことを中心に活動したいということが、FEC入所のきっかけだったということはある。
今回のネタバトルは、1回目に新作ネタを、2回目に鉄板ネタを行い、それぞれに審査員の点数と客席投票を行い、2回目終了後に点数を合計し、勝敗を決っするというもの。
6組とも気合十分。もちろん、客席も準備万端!果たして、どちらが勝つのか!いよいよ試合開始のゴーング!!
1回戦 新作ネタ対決
お笑いOPAチーム オリオンリーグ
登場と同時に、衣装が「紅いもタルト」に似ているというギャグで観客の気持ちをつかんだオリオンリーグ。
漫才の形もしっかりしているので、安定して笑わせる力があり、会場も盛り上がる。
21世紀、変化派なのか、そのまま派なのかで話を展開させる2人。その中で「那覇(派)」を入れ、せんだみつおの「ナハナハ」で笑いを誘う感覚が好きだ。
ネタ中には、AIの話題も取り入れ、剛くんはAIに勝るとも劣らない、即答レスポンスを返すという離れ業も見せてくれた(笑)。
僕の中でお気に入りだったのは、那覇メインプレイスの駐車場が満車だったら、先に降ろして和風亭の予約までしておく!という、AIには決して答えられないであろうプランを繰り出したところ(笑)。
2人の漫才はテンポが良く、沖縄の人の心をしっかりと掴むフレーズが随所に見られ、「さすが!」と唸るばかりだった。
まれに、「沖縄のお笑いは方言と身内ネタ(県民しか知らない)だけで、面白くない」と言う人もいるが、なんのなんの。
オリオンリーグの2人のネタを一度見てもらいたい!例え沖縄のネタを入れていても、しっかり笑えますから!
鉄板ネタにも期待が高まる新作ネタだった。
お笑いOPAチーム プロパン7
つい先日、デビューから20周年を迎え、週刊レキオ(琉球新報副読紙)で特集も組まれた、沖縄では知らない人がいない(はず!笑)のコンビ、プロパン7。
新ネタに選んだのは、マラソン大会の給水所でボランティアをする母親と偶然出会ってしまう息子というシチュエーションだ。
息子役のじゅぴのりが、黄色い服にピカチュウの被り物姿で登場すると、母親役のけいたりんと掛け合いを始めるという展開。
「ポケモンじゃなくてフリムンだよ」という、けいたりんの言葉に笑いが漏れると、「共感の笑い」だと畳み掛けたあたり、お客さんもそう思っていたのだろうか?(笑)
その後も、さまざまな言葉遊びが展開されたり、沖縄あるあるで笑いを取ったりと、会場の熱もぐいぐいと上がっていく。
親子の掛け合いは、母親役がガンガンに攻めてくるキャラの方が断然に面白い。
プロパン7のネタも、母親役のけいたりんがゴリゴリに息子役のじゅぴのりを攻め立て、じゅぴのりがオロオロしながらも食い下がるというシチュエーションで、最高に面白かった!
おそらく、新作ネタの中で一番会場が受けたのでないだろうか(個人的感想)。
お笑いOPAチーム あきら本店
演芸集団FECの中でも、人気実力トップレベルのコンビ「パーラナイサーラナイ」。
そのパーラナイサーラナイの大田享が、2021年にピン芸人として活動を開始。ピンで活動する際には「あきら本店」を名乗っている。
あきら本店のネタは、何度か「コザお笑い劇場」で見ているが、キャラクターの作り方がすごい!
「こんな人、いそうだなぁ」なキャラから、「こんな人、いたら怖い(笑)」なキャラまで変幻自在。
今回のキャラは、後者だろうか?マッチングアプリでマッチした「オタク気質」な男性。
世間一般の偏見を集めて固めたような外見(笑)に、会場からは悲鳴も上がるほどだった。
一見、普通の会話のように思わせておいて、実はパスワードを忘れた時に聞かれる秘密の質問だったという発想には驚かされ、爆笑してしまった(笑)。
4分のネタ時間を3分で切り上げて、1分間拍手をもらうという荒技も繰り出した(笑)のだが、客席からは爆笑と拍手が。
何とも満足そうなあきら本店の顔に、なぜか僕もほっこりした気持ちになった(笑)。
ノリノリ若手芸人チーム キンピラゴボウ
結成10年、若手の中でもメキメキと頭角を現しているコンビがキンピラゴボウだ。
きっちりとした漫才スタイルのコンビかと思いきや、不思議なシチュエーションでのコント漫才を繰り広げることもあり、目が離せない。
今回は「はじめてのおつかい」ならぬ「最後のおつかい」という、結構攻めたシチュエーションのコント漫才。
たいがが演じるオバァは99歳、一方のもりみつが演じるのは150歳という世界最高齢であろう「ビッグバーバ(この後、ビッグオバァと言ってしまい、たいがにツッコまれていた笑)」。
150歳生きている秘訣が、バイオグリーンウォーター、すなわち青汁(笑)。
それも、そのバイオグリーンウォーターに全身を浸すという、まるで綾波レイのような設定(笑)。
しかも、最後のお使いに頼んだのが、青汁8,000ℓという99歳には無茶な量なのだから、会場も笑いに包まれる。
最終的に、たいが演じるオバァ、タエ子は青汁クイーンへと進化するのだが、そこから「To be continued...」な展開になるとは(笑)。
発想力とはっちゃけ力には、大笑いしてしまった。お互いに笑いながら、楽しそうにしているのも、お客さんの心をしっかりと掴んで離さない、彼らの魅力だ。
ノリノリ若手芸人チーム 凸凹トラベリング
ノリノリといえば忘れてはならないのが、凸凹トラベリングだろう!
5月11日に行われた、凸凹トラベリング初の単独ライブは満員御礼の大盛況に終わっており、今まさにノリノリの2人と言って間違いない。
そんな2人が選んだ新ネタは、「塔の上のラプツェル」の沖縄Ver.!
塔から下がる髪の毛をつかんで登ると、そこにいたのは姫でも女性でもない、りょうと演じる沖縄のヤンキー(笑)。
沖縄のヤンキーが実際に言っているであろう「ヌー?(何?)」や「まーんちゅか、やー?(どこの人間だ、お前?)」に、会場は大爆笑。
設定も、お城ではなく、沖縄市にあるラブホテルの廃墟とは、もう笑うしかない!
そんな掛け合いをする2人のもとにやって来る、ハイエースに乗り、ウーハーを鳴らしてやって来る全身金のアディダスで、金のネックレス、金色か茶色分からない色に染めたヤンキーという設定の人物には笑うしかなかった(笑)。
設定が面白いのと、りょうとの動きや表情、かいりの的確なツッコミが笑いを誘わずにはいられない。
歌を歌うことで発揮される特殊能力など、着眼点の面白さに、お客さんは大爆笑。
沖縄の若手芸人、すごいよ!
ノリノリ若手芸人チーム ボーズメン KEN
13年ぶりにFECに復帰したというボーズメン KEN。「若手か?」といういじりをオープニングでされていたが、聞くところによると、芸歴としては約5年らしい。
うん、確実に若手だ(笑)。ネタはトイレで行われるサプライズという設定。
発泡スチロールでできた便器のセットがあり、腹痛に苦しむボーズメン KENが登場して始まる。
星座占いで11位だったから漏らさずに済んだ、は個人的にツボ。そう考えることあるよねぇ(笑)。
用を足し終わると、ウォシュレットもトイレットペーパーもないことに気付き、隣の個室に取りにいくところから悲劇のスタート。
突然、ハッピバースデーの曲が流れ始め、ズボン半脱ぎの状態で誕生日を祝われる状況に(笑)。
実際にはない状況だろうが、何となく、夢の中ならありそうな感じがして面白かった!
しかし、まさかオチでサプライズが起こるとは!(笑)
ライブの面白さが詰まった瞬間を目撃したお客さんは爆笑。
最高のオチで1回戦は終了!お客さんは勝敗を決するであろう、投票用紙を書き込んでいく。
2回戦 鉄板ネタ対決
ノリノリ若手芸人チーム 凸凹トラベリング
凸凹トラベリングが鉄板ネタとして見せてくれたのが、医者と患者のコント。
熱を出してフラフラのかいりが、医者のりょうとのもとにやって来て診察してもらうという、一見するとありきたりなシチュエーションだ。
しかし、ここからの予想の裏切り方が素晴らしかった。
聴診器を胸に当てると流れてくる心臓の鼓動。これが途中でPUFFYの愛のしるしに!
これだけなら、まだ想像の範囲内かもしれないが、りょうとの胸に聴診器を当てると同じく愛のしるしが聴こえるのだが、これはスピッツVer.!(笑)
よく見つけてきたなぁ、と感心させられると同時に、チョイスの面白さに笑いが込み上げてきた(笑)
そこからは、恋人同士で聴くように片方ずつで聞かせてみたり、タワーレコードのコナーに例えてみたりと、動きと言葉で笑わせていく。
オチも予想できない落とし方だったので、爆笑してしまった(笑)。人気のある理由がはっきりと分かった瞬間!
コンビそれぞれの役割がしっかりしていて、そのコントラストに笑ってしまう、素晴らしいコンビだ。
ノリノリ若手芸人チーム ボーズメン KEN
ボーズメン KENは、新作ネタとは打って変わって漫談。鉄板ネタに、コントではなく漫談を持ってきたところが凄い!
漫談は完全に話術勝負になるので、勝手に自分の中で期待を上げてしまっていたのだが、果たして…。
漫談が始まると僕はもう、共感するしかなかった。ボーズメン KEN、バツイチだったのかぁ。バツイチ同士、頑張ろうぜ!という、何か仲間意識が芽生えた(笑)。
内容は、娘さんとのほのぼのとした、面会交流権を行使している際の話(笑)。それでも、親子関係の良さを感じさせてくれる、何とも優しい漫談だ。
そんな娘さんは漫才にハマっているようで、芸人になる夢を持っている(?)ようだ。お父さんとしては、心配なところだろう。
そんな娘さんと、ライカムの屋上の展望舞台で繰り広げられる千鳥さんの「寿司屋」ネタ(笑)。
女の子が「あらじゃい〜」と言っている姿を想像しただけで面白かった。
子供にはお金使っちゃいますよねぇ、なオチも好感度たっぷり。ボーズメン KENの優しさあふれる漫談。途中、思い出が飛んでしまうハプニングもありながら(笑)、お客さんの笑いがあふれた。
ノリノリ若手芸人チーム キンピラゴボウ
第2回戦、かなり際どいフレーズを連発して、攻めに攻めたのはキンピラゴボウで間違いない。
え?そのフレーズ、大丈夫!?(笑)というフレーズが後半、バンバン出てきたものの、お客さんは大盛り上がり。
歩行者天国をテーマにしたコント仕立ての漫才は、たいがが車に轢かれて亡くなるシーンから始まる。
これだけであれば、ありふれたものになってしまいそうなところ、パワーワードの連発でお客さんを爆笑の渦に巻き込む。
「シンプル58(ゴーパチ)」や「歩行者天国天国」は一度聞いたら耳から離れない(笑)。
そして後半、歩行者天国天国行きを拒否したたいがが、暴走を始める。
歩行者天国天国に行くくらいなら「◯町地獄」に行きたいという、強烈パワーワードが炸裂(笑)。
自粛するが、かなり際どい、聞きようによってはアウト!なフレーズを連発!連発する度に客席からは爆笑が沸き起こっていた。
勢いのある若手の、パワーワード連発のネタに会場は最後まで大爆笑。さすが、キンピラゴボウ!凄い鉄板ネタ!と唸るような内容だった。
テレビでは…無理かな?(笑)
お笑いOPAチーム あきら本店
ノリノリ若手芸人チームが押せ押せムードの中、その流れをビシッと止めたのが、あきら本店の鉄板ネタ。
このネタ、僕も一度見たことがあるが、何度見ても面白い!
「玉城(たまぐすく)は遠い」という内容で、名誉を毀損された人を弁護する役目で登場するあきら本店の畳み掛けが圧巻。
沖縄に人であれば、おそらく誰もが感じていたことであろう「玉城は遠い」問題に焦点を当てられたのは、あきら本店が南城市(旧玉城村)出身だからに違いない。
「あ〜玉泉洞の」は、多くの沖縄県民が共感するフレーズに対し、「玉城に玉泉洞がある」と強く主張する姿に客席は爆笑。
遠いと感じるのは、道のりが悪いからだと、詳細にどこで曲がるかまでを写真入りのフリップで解説する姿には鬼気迫るものがある(笑)。
これには、お客さんから「すごい!」という声も漏れていた。
「右に曲がる勇気を持てば、そこは夢と希望と”グスクと水の里”がある」と力説する姿、格好良かったなぁ。
最後のオチも、そう来るか!と唸らざるを得ず(笑)。
会場も今日イチの大爆笑。一気に、流れをお笑いOPAチームに持ってきたように感じた瞬間だった。
お笑いOPAチーム プロパン7
プロパン7が持って来たのは、オレンジ色の制服が特徴の県民に人気の某ホームセンターのネタ。
制服に似た服で来たら、店員さんに間違われるという、あるあるのシチュエーションだが、これが面白い!
何が面白いかと言えば、言葉遊びのセンスだろう。
「島ぞうり」を「やんばるスパイク」、「ヒヌカン(火の神)」を「ゴッド・オブ・ファイヤー」と訳すところは、会場中が大笑い。
そして、その商品がどこのコーナーにあるのかでも笑わせてもらった。
ヒヌカンは、沖縄で台所に祀れている神様だが、まさかの「キッチン用品コーナー」に案内するとは(笑)。
また、石敢當(いしがんとう/丁字路に置かれる魔除けの石碑)はエクステリアのコーナーでワゴンに入れられているなど、県民爆笑のワードチョイス(笑)。
神様もびっくりのネタだが、神様を祀るための道具や魔除けがホームセンターで購入できることに、内地の人は驚くのではないだろうか。
沖縄の神様って、きっと穏やかなんだと思うなぁ。
オチもビシッと決まって、こちらも爆笑の中で暗転。
地域に根ざしたネタを作ると、他の場所ではウケないような批判があるかもしれないが、地域の人が心から爆笑してくれるネタを作れることは、凄いことだと思う。
それが沖縄の芸人の強みであり、素晴らしいところ。プロパン7には、これからも県民が心の底から笑えるネタをどんどん量産して欲しいなと、個人的には思っている。
お笑いOPAチーム オリオンリーグ
大トリを務めるのは、オリオンリーグ!先ほどの新作ネタで、漫才力の高さを見せつけていただけに、期待は大きい。
オリオンリーグの持って来た鉄板ネタは、「キラキラネーム」。いかに名前を面白くいじることができるのかが、見どころ聞きどころ。
入りは、「海人(「うみんちゅ」と読みたいが「かいと」笑)」、「山人(やまと)」までは、「お〜」という感じの反応だったが、「月人(らいと)」では、剛くんの「げっちゅー」読みに会場が爆笑。
だが、圧巻だったのは、「皇帝」と書いて「シーザー」と読ませるからの、剛くんの畳み掛け。
「守神(シーサー)」、「果物(シークヮーサー)」、「拳(メーゴーサー/ゲンコツの意)」と連発すると会場は大盛り上がり!
中でも僕の一番のお気に入りは「年中」とかいて「ユニオン(沖縄で24時間営業しているスーパーの名前)」。これは、帰宅後に思い出し笑いしてしまうほど(笑)。
漫才の醍醐味、しゃべくりがきっちりできる沖縄の芸人の中で、僕の中ではトップ3に入る印象を受けた。
とにかく、テンポが良いので、ノリやすい。ノリやすいから、ポンポン笑える。
うまさと、笑いの爆発力、オリオンリーグのお2人、凄かったです!
結果発表&罰ゲーム「テンションエレベーター」
約2時間に渡って繰り広げられた、お笑い団体対抗戦、6メンタッグマッチ、120分一本勝負の結果が発表される。
そして、負けたチームには、罰ゲームとして前の人が披露したギャグのテンションを、どんどん上げて行わなくてはならないという、血圧高めの人にはかなりキツい「テンションエレベーター」が科されることに!
今回披露するのは、けいたりんのギャグ「さ・し・す・せ、そいませ〜ん!」だ。
ところが、これを紹介する際に、ちひろさんが少ししどろもどろに紹介したため、一同ずっこけるシーンも(笑)。ナイスでした、ちひろさん!
いよいよ審査結果の発表。しかし、ここでお客さんの投票で大惨事が(笑)。
2回戦の投票で、ノリノリ若手芸人チームが、お客さん投票でまさかの5票しか獲得できず(笑)。
これには、キンピラゴボウのもりみつが、客席に向かって「お前らが悪い」と激怒してしまう(笑)。
まさかの大波乱があった結果、ノリノリ若手芸人チームが敗れ、テンションエレベーターの餌食に!
ここでも、もりみつは、なぜか大ダメージを負ってしまう(笑)。
暴れ回るようなテンションで「そいませ〜ん」をやったのだが、後のたいがが、客席を歌いながら回るという荒技を繰り出したのだ(笑)。
オリオンリーグの2人からは、これで良いのか?という疑問が出ていたが、会場の反応は「OK」。
もりみつは顔が白くなるほど頑張ったのに(笑)。
最後はボーズメン KENが小道具で使った発泡スチロールの便器を破壊するテンションアゲアゲっぷりで終了。
客席大爆笑の中、お笑いOPAは幕を閉じたのだった。
やっぱり沖縄のお笑いは凄い!
今回、お笑いOPAを拝見して、改めて思ったのは「沖縄のお笑い」は凄い!ということ。
漫才、コントがしっかりできるベテラン勢はもちろんだが、独自の観点で、突拍子もないシチュエーションを作り上げる若手が台頭して来ているのが素晴らしい。
そして、今回出演した、すべての芸人に言えることだが、沖縄への愛が凄い!
お客さんの心を、つまり県民の心をがっしりつかむネタが満載なのだ。
これこそ、沖縄のお笑いの強みではないだろうか。
誰にも真似できない、独特の言葉使いと言い回し。これは、沖縄の芸人界、最強の武器であると僕は思う。
今回、お笑いOPAに出演した、すべての芸人の皆さんに感謝。
そして、このお笑いOPAに誘っていただいた、けいたりんに感謝。
最高の笑いをありがとう!客席の熱気は、ものすごかった!大いに笑える素晴らしさって、最高だ!
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