キクラゲ日誌:第二回『ぷらすさんのコメント』に寄せて
このテキストは、青空ぷらすさんがしてくれたコメント(以下リンク先のコメント欄)に対しての私の意見を、テキストの形にして書いております。
(こちらは私が勝手にまとめたやつですw)
https://note.com/heso/n/ne6a75d679ae9
この頂いたコメントの前振りとして、私から【あなたが『書きたい』と思う
テーマはなんですか?】という問いかけをしてまして、企画に思う事を気軽に言って頂けたらという思いを汲んでくれたのが、ぷらすさんのご意見だと思っています。
ぷらすさん、いつもありがとうございまーす!
●返答じゃないよ(という予防線)
(勝手に要約)
・『まだ企画に対してのイメージが掴めてない』人がどれくらいいるのか
(そもそも今はどれくらい企画として固まっているのか)
・デジタルorアナログやどういう『字』でやるのかの方向性が見えない
(そこを詰めていく方が良いのでは?)
・『文字』か『文章』か問題
(まず方向性として、そこから手を付けていく方が良いのでは?)
ぷらすさんの『個人的にはどういう企画にすればいいのか上手くイメージがつかめない感じ』という言葉はとても印象的で、きっと他のメンバー(※最初に募集して企画に協力してくれると名乗り出てくれた方々です)の方々も同じような思いを持ってらっしゃるんじゃないかなーと思い、ご意見を募集させて頂きました。
以下に、ぷらすさんのコメントを読んだうえでの私の意見を書きたいと思いますが、ぷらすさんのご意見は質問や要望ではなく、率直に思った事を書いてくれている認識ですので、企画主としての『(質問に対する)返答』ではなく、あくまで私が個人的に思っている内容となることをご注意下さいな~。
(ぷらすさんへの反論とか、企画主としてのルールとして受け取ってもらうと誤解があるので、あらかじめの予防線ですw)
●『企画者』『企画会議室』の目的とは
この【noteです。マッチ】という企画には、3つの立場が存在しています。
・『企画者』
・『作者』
・『読者』
私はこの立場を書くときに、いつも『』(かぎかっこ)を付けて用語を用いるんですが、それは言葉以外の意味も含まれているからです。
『作者』はただ自分の為だけに作品を作るのではなく、"勝敗を付ける"ためにも作品を作ります。『読者』はただ作品を鑑賞するためだけの存在ではなくて、『感想を言い、どちらが好きかを選択』します。それぞれ言葉の意味以上の役割が与えられているのです。
『企画者』も同じように、言葉以上の役割が与えられています。
それは『話し合うこと(交流)』です。
『企画者』は企画会議室というテキストノートのコメント欄を使って、どんな企画にするか話し合います。もちろん面白い企画を作る事が目的ですが、『話し合う事自体も目的』に出来ればいいな、と思っているんですよね。
noteの初期コンセプトは『つくる、つながる、とどける』でした。
後にCXOの深津さんが来て『だれもが創作をはじめ、続けられるようにする』というミッションが掲げられました。
だけど、ふと思いません?
『作品を作って、どうするの?』って。
作品を作って、発表して、みんなに見てもらう。
それは確かに正しいし、その為に皆noteをやっている訳です。
でも一方で『じゃあnoteから脱落した人は何に失望したんだろう』と思うんです。
作品を作れる環境があって、作品を作りたい、見たい人が集まって、発表する場所があって、つらくなるのはなんでだろう、と。
(この場合、運営のモラル等の問題は省きますw)
私はそれが『目指すゴールが企業からのオファーだから』じゃないかな~と思うんです。
作品を作って、たくさんの人が見てくれて、企業からオファーが来る。
それは一見当たり前のことに思えるし、私も正解だと思っています。
でもそれが当てはまるのは、極一部の話で。
そのゴールを夢見て頑張り過ぎてしまうから、人は疲れてしまうし、作品を作る事=楽しい事ではなくなってしまうんじゃないかなって思うんですよね。
この【noteです。マッチ】は、『作品を作る』ということに『勝敗』という事をつけることによって、その意味や目的に新しい意味合いを作る事が出来ないかな~と考えています。実は。
なぜ『勝敗』が新しい意味合いを作ることになるのかは、説明が長くなるので詳細は割愛します。ざっくり言うと、『勝ち負けのゲームにすることによって、作品を中心としたコミュニティを、サロンでもクランでもない形で出来ればいいな~』という感じですね。
それには『作者』『読者』、そして『企画者』と、それぞれの立場がそれぞれの充実感で楽しめる必要があるし、その中で中心として機能するのが『企画会議室』だと思っています。
●企画会議室の目的
企画会議室は現在、初期メンバーの方々と話し合いをしながら企画を決めていく場所です。
企画はあくまで『自分たちが面白いもの』、そして多くの人に見て貰えるために『第三者が見て面白いと感じられるもの』を基準にしたいと思っています。
(参照→●『3つの視点』 https://note.com/heso/n/ndf4cad36d5e5 )
その基準の中で何よりも大事なのは、第一人称(自分自身)として『自分がやりたい(楽しい)と思えるかどうか』だと思っています。自分が楽しいと思えないアイデアは、例えどんなに優秀だとしても、多くの場合人には喜んでもらえません。
話し合いの場だから、すべて自分の思い通りに事は進められなかったりもします。でもだからこそそこで突き合わせる議論の材料は『好き』の熱量だったりするんじゃないかと思うんですよね。
例え自分の守備範囲でなかったとしても、『そのテーマを自分がしたいと思えるには』という自分との折り合いこそが大事な部分だと思うし、こういう議論の難しい所でもあると思うんですよね。
でも、まぁぶっちゃけ面倒くさいですよねw。
『企画として大事にしたい要素』であっても、参加されてる人にとってはそうではありません。みんなそれぞれしたい事はあるし、面倒くさいことや時間の取られることはしたくないし。(←私も同じですw)
だからこそ『この企画会議室を面白い場所、楽しい場所に作ることが出来るか』という事が、実はこの企画の中で一番重要な部分だったりするわけです。ここにいる事自体が、『noteにログインする意味』や『何かを作りたい』と思えるような場所に出来れば、来ること自体が楽しみに変わるわけですから。
そのために私が大事だと思っているのが『自由度の高さ(責任の大きさ)』でした。
決められる幅、内容、範囲を大きくすることで、そこにいる人たちの必要性や、話し合われる内容の価値などに大きな意味を持ってくると思うんです。
それによって、企画という目標に向かって進む仲間たち、みたいな感じになれればいいなーって思ったりするんですよねw。
●ぷらすさんの意見
と、そんなことをひそかに考えながら企画をやっているわけですが、ぷらすさんのご意見をみて私は思うわけです。
『むしろそういうのを、それぞれが出し合って、話し合いたい』ってw。
理想を言えば『私は絵が描きたいから花文字みたいな方が面白いと思う!(そして『作者』として参加したい)』『いや私は詩の方が好きだから、文章で書く方が良い(そして参加したい)!』じゃあ投票で決めましょう、みたいな感じw。(あくまで私の理想論ですw)
でもそういう話し合いをする為には、まず最初に『自分がやりたいもの』がないと難しいと思うのです。やりたいことが『文字としての美しさ』なら『花文字』でも『単語』でも良いだろうし、『シチュエーションに対しての大喜利的な面白さ』を追求するなら文章でもいい。デジタルかアナログかもテーマによって変わるし、何をやりたいかが決まってうえで、初めて手法の取捨選択が出来ると思うんですよね。
でもそれが一番大変。
『自分がやりたいもの』なんて、普通は出てこないもん。
『自分が何をやりたいか』なんてほとんどの人は意識しないし、『何をしたいか』を自分に問い掛けるのはめちゃめちゃしんどい作業です。
それが人から与えられたお題であればなおさらです。
でももし企画会議室がうまくいけば、一人では面倒くさいことも、ここで話し合う事で何かが見つかるかもしれない。自分の楽しいと感じるポイントが見つかったり、何が興味がないかを知る手掛かりになるかもしれない。
企画会議室は、そういう事が出来る場所になれるといいな~と思っているんですよね。
企画を作るもの大事。だけど、それ以上にそこで話し合うことで、楽しかったり、発見したり、あるいは提案に乗ってくれる人がいてくれる場所の方が、個人的には意味があるんじゃないかなーと思っています。
●え、何言ってるのか意味が分かりませんけど?
って人がいたらごめんなさいw。
ぷらすさんのご意見を見て、思った事を書いているので、冒頭書いているように直接の返答ではありません。
あくまで私の勝手な(でも個人的には大事だと思っている)意見として書かせて頂きました。
もちろん感謝こそすれ、ぷらすさんへの批判でもありませんので誤解なきようよろしくお願いします。(ぷらすさんも怒っちゃやーよ?)
まぁ実際、これで報酬を貰えるわけでは無いですし、『こんなに求められるんならやってなかった!』みたいな感じの人もいるかもしれないので、負担になってしまっているなら申し訳ないなーと思いつつ、お付き合い頂ける方に精一杯感謝しながら続けていけたらなーと考えておりますw。
(もちろん『だからもっと初期メンバーの方は参加して!』とか、全然言うつもりはありません。あと『参加する人数を増やしたいから、追加募集』とかするつもりもありませんw。むしろ参加して貰える人が増えるように楽しい場所にすることが大事だと思っておりますので、タイミング合った時に覗いてもらって、気が向いたらコメント頂けると嬉しいでーす!)
という感じのことをぷらすさんのコメントを読みながら、あらためて思ったのでした。いつかは書こうかと思っていたんですけど、それ以前に進行などの説明すら足りてない状態だったので延び延びになってたんですよねw。
今回はいい機会と、どさくさまぎれに書かせて頂きました。
ではでは、引き続きよろしくお願いしまーす!
(キクラゲ校長)
【追記】
このテキストを見て、青空ぷらすさんと獅子さんが、それぞれ記事を書いてくれました。リンクと共に紹介させて下さいな~!
どれもすごい考えてくれていてとても参考になりました。
お二人ともありがとうございまーす!