見出し画像

会ってみたい人に会える東京という街。

昨日は過眠状態で一日中寝ていて、noteの更新をしなかった。

一昨日いろいろ動き回ったから、疲れたというか、情報量が多かったのかもしれない。

私は基本的に動作性が低いし、最近はなんだかすぐに疲れてしまう。

一昨日は昼過ぎからイベントバーエデンに行った。

エデンは前まで月1~2回ほどバーテンをやっていたけど、一時期えらいてんちょうに触発されたしょぼい起業家勢がやたら来ていて、なんかしんどかったから、バーテン業は一旦辞めることにした。

エデンは最近店長が交代し、論文Youtuberのいさお君が就任したそうだ。

エデンは昔の雰囲気を取り戻していて、ちょっとまた面白そう(私的には)な気がした。

また11月28日にはユウくんという子と一緒にバーテンをすることにした(遊びに来て下さい)。

一昨日はそのいさお君の動画に出るために撮影しに行ったのだった。

エデンは、メンヘラビッチバーというパワーワードだらけのバー経由で知った。

メンヘラビッチバーはその名の通りなんだけど、メンヘラでビッチが楽しく働くをコンセプトにしていて、私はそのバーに行って、かなり癒されたなと思う。

女性同士がオープンに性の話を出来る場というのは貴重だと思う。

しかし、名前に釣られて変な人も来るのが厄介なんだけど…。

エデンは宗教系のバーや、公安バー、メンタルヘルス系の名前のバーなど、物凄くアンダーグラウンドな香りがしているバーだった。

バーというか、場末のスナックと高校の部室を掛け合わせたような場所だと思う。

私のイメージでは園子温映画に出て来そうなイメージの場所だ。

園映画も宗教というのは切り離せないテーマだし、あのチープさとか、カオスな雰囲気がエデンと重なっていた。

そういう面白さで行くようになり、バーテンをするようになった。

いさお君の動画では、通信制高校のこととか、教育大学のことを話したので、またアップしたらお知らせしようと思う。

エデンのあとは吉祥寺の霧とリボンに行った。

エデンとは対極の場所だけど、濃度としては近いものがあるかもしれない。

店主のノール様の美意識でキュレーションされた空間は息を飲むほどに美しい。

些か中で動いて見て回るのが躊躇われるほど。

今はなんでもオープンで入りやすい、気さくな雰囲気を求めるところがあるけれど、私はそれがいいのかはよくわからない。

入るのに緊張感のある場所って大事なんじゃないかなと思う。

霧とリボンでは美しい一筆箋とブックエンドを買った。

汚い6畳一間の部屋だけど、美しいものが少しあるだけで誇らしく、生活が少し潤う。

一度帰宅して、送る荷物を出して、それから歌人の枡野浩一さんの枡野書店に行った。

枡野書店は仲良くさせて頂いてるHat on!という帽子デザイナー合渡都さんのアトリエの隣だった。

歌人の枡野さんのことは知っていたので、まさかこんなところに枡野書店があるとは思わなかった。

枡野さん、面白そうな人なのでいつか会えたらいいな~なんて思っていたら、毎週月曜日は夜の図書館として開放していることを知り、せっかくなので行ってみようと思った。

行ってみたら、枡野さんと同じく歌人の佐々木あららさんもいた。

夜の図書館は漫画喫茶みたいなシステムでWi-Fiも使えて、本があり、枡野さんがお茶とコーヒーとカステラを出してくれて、些か恐縮した。

枡野さんは文章で見ていた通り、少し変わったというか、ものの見方が人よりもずっと深度があり、尚且つどこかドライで淡々とした人だった。

夜の図書館は不思議と居心地がいいし、お二人とも仕事をしているので、私も持ってきたパソコンで仕事をしていたけど、人につられて捗るところがあった。

また行きたいなと思った。

***

いかにも東京な一日だった。

地方から東京に来て住むというのは、随分と高い東京税を支払わされているなといつも思うけど、東京にしかない場所、東京だからこそ会いたいと思っていた人にポンと会えるのは魅力的だ。

この下のnoteにも書いたけど、あるときから私は、会いたい、行きたい場所には積極的に会い、行くようになった。

ひさびさにクラブに行った。
https://note.mu/herzensnacht/n/n2ff40100b81e

私は自分でも結構ミーハーなことにたまにびっくりするけど、どこかで「高い東京税を払ってんだし」と思っているんだと思う。

新しい商業施設、美術館の面白い企画、いろいろ面白いものはあるけれど、結局一番面白いものって、人間なんだよね。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?