Warhammer40k10thにおける対戦車戦闘について
Warhammer40kは友人に誘われてキルチームから始めたのですが、これが中々面白く、ダークな世界観も相まってかなりのめり込んでいます。
日々、ゲームに勝つにはどうしたら良いか考えつつキットの組み立てや塗装にヒイコラしながら楽しんでいます。
この駄文は備忘録や考えのまとめとして今後のキット購入の参考にするため記述するものです。あくまで私の浅はかな考えでの記述なので解釈違いはご容赦を。
今回は40k10版における対戦車戦闘について書いてみようと思います。
10版においてビークル・モンスターは耐が9以上ある物が多く、一般の歩兵の銃や銃みたいなモノがかなり通りが悪いです。まあ時代がいくら進歩してもM4シャーマンに5.56mmNATO弾当てても効かんわな。そのため、非常にタフで長い間敵の火力を受け止めることが出来ます。
その上で有効な対戦車手段について確率を交えて論じてみます。
まず、対するビークルの種類としては大きく分けて4種類くらいに分けることが出来ると考えます。それは戦車、輸送車、ウォーカー(大)、ウォーカー(小)の4です。一部陣営では役割が兼用していたり、そもそも該当するユニットがいない等ありますがそこはご愛敬。それぞれのユニットの特徴としては以下となります。
・戦車
戦場の花形と言って差し支えないでしょう。耐が10以上あり、射程も長いため、大事に扱えば大量の敵ユニットを屠ることが出来ます。装備する射撃武器も多数あり、どのようなユニットに対しても万能に戦うことが出来ます。一方で白兵能力はそれほどでもなかったりします。スペースマリーンのグラディエーターやリパルサー・エクスキューショナー、アストラミリタルムのレマン・ラス・タンクなどが挙げられます。
・輸送車
歩兵を載せて前線に運ぶことができる車両です。耐は9程度がほとんどで、所持している武器も対歩兵を想定したものが多いです。射撃デッキを持つものがいたりするのでユニット次第では対戦車火力を持たせることも可能です。スペースマリーンのインパルサーや各種陣営のライノが相当します。
・ウォーカー(大)
デケェウォーカーユニットです。耐が10程度で1機編成の物が多いです。武装は何種類か多くあるため、様々なユニットに対処できます。また、白兵能力も高いものが多いです。スペースマリーンのドレッドノートやオルクのデフドレッドが挙げられます。
・ウォーカー(小)
小さめのウォーカーユニットです。耐は6~8と様々ですが、数機まとめた編成となっていることが多いです。射撃武器は1機あたり1個だけの物が多く、様々な状況に対処するのは難しいユニットになります。陣営によりけりですが、射撃か白兵かどちらかが強く、もう片方はそれほどでもないことが多いです。アストラミリタルムのアーマード・センチネルやアデプタソロリタスのペニテントエンジンが挙げられます。
対する対戦車武器に値するのは以下の4種×射撃・白兵の計8種となります。
・攻が8~9程度の低貫通武器
(パワーフィスト、ロキットランチャ等)
・攻が8~9程度の高貫通武器
(メルタガン、プラズマガン最大出力等)
・攻が12以上、低貫通武器
(リデンプターフィスト、ショベルクロウ(ハルスペックス)等)
・攻が12以上、高貫通武器
(ラスキャノン、ハンターキラーミサイル等)
対戦車において特に注意するのは戦車、ウォーカー(大)に対してです。だって耐9以下のやつはいっぱい撃てば打倒することは可能だもん。
じゃあ各攻撃を6回ずつ耐11セーブ値2+のレマンラス戦車に対して撃った場合の期待ダメージ値を見てみましょう。(ヒットロールは4+とします。また、低貫通武器はダメージ値を2、高貫通武器はD6→3とします。実際のダメージ計算は君たちでやってみよう!)
・攻が8~9程度の低貫通武器
ヒットロール成功3回
ウーンズロール5+成功1回
ウーンズ4+のため、1回通るか通らないか1/2
→0~2ダメ
・攻が8~9程度の高貫通武器
ヒットロール成功3回
ウーンズロール5+成功1回
ウーンズ6+のため、大体1回通る
→3ダメ
・攻が12以上、低貫通武器
ヒットロール成功3回
ウーンズロール3+成功2回
ウーンズ4+のため、1回通るくらい
→2ダメ
・攻が12以上、高貫通武器
ヒットロール成功3回
ウーンズロール3+成功2回
ウーンズ6+のため、大体2回通る
→6ダメ
このように高貫通武器は期待ダメージが比較的多いものの、低貫通武器は期待ダメ―ジに乏しいところがあります。攻が12以上、高貫通武器に関しては問題無く撃って良いとしてそれ以外の武器についてどのように扱えば良いか検討してみます。
手段1 成功ダイスを増やす
沢山撃てば(母数を増やせば)累積ダメージで倒せるのはそうですが、もちろん現実的な手段ではありません。ここで言いたいのはヒットロール、ウーンズロール成功ダイスを増やす手段です。一番わかりやすいのはロールの振り直しアビリティです。スペマリのアーミールールの節目の誓いでヒットロール振り直しするだけでも、
・攻が8~9程度の低貫通武器
ヒットロール成功3回
3回振り直して1~2回成功→計4~5回
ウーンズロール成功2回
ウーンズ4+のため、1回か2回くらい
→2~4ダメ
おお!最終ダメージが2倍くらいになりました!まあこれくらいでは倒しきれないのでもう少し別の手法を取り入れる必要があります。
手段2 ウーンズ成功値を増やす
攻が8~9程度ではウーンズロール5+を強いられることになります。ウーンズロールに+1できるアビリティやビークル特攻4+ってどれくらい有用なのでしょうか?
・攻が8~9程度の低貫通武器
ヒットロール成功3回
ウーンズロール4+成功1回or2回
ウーンズ4+のため、1回
→2ダメ
これだけだとただ、確定ダメージが増えただけのように見えます。
さてこの手段1と2を組み合わせると・・・
・攻が8~9程度の低貫通武器
ヒットロール成功3回
3回振り直して1~2回成功→計4~5回
ウーンズロール成功3回
ウーンズ4+のため、2回くらい
→4ダメ
中々良いダメージになってきました。最後の手段3も考慮してみましょう。
手段3 会心ヒットを付与する
指揮官を合流することで会心ヒットをつけることが出来る場合や策略でつけたりすることができます。手段1,2も考慮して検討すると、
・攻が8~9程度の低貫通武器
ヒットロール成功2回クリティカル1回
5回振り直して成功2回クリティカル2回
ウーンズロール成功2回(+会心ヒット2回)
ウーンズ4+のため、2回
→4ダメ
あれ?変わらなくない?それじゃ高貫通武器の方でやってみると、
・攻が8~9程度の高貫通武器
ヒットロール成功2回クリティカル1回
5回振り直して成功2回クリティカル2回
ウーンズロール成功2回(+会心ヒット2回)
ウーンズ6+のため、大体4回通る
→12ダメ
うん、十分撃破できるほどに化けるダメージとなりました。
もちろん期待値なのでD6ダメージが上振れしたりするので6回も撃たなくても良いかもしれませんが、確実性としてはこのような結果となります。
結論:
1.戦車等の硬いユニットを撃破するためには高貫通武器が重要
2.攻が低い武器で戦車を攻撃するには会心ヒット、ウーンズロール成功値向上が必要
3.攻が8~9程度の低貫通武器は素直に歩兵や歩兵キャラクターを攻撃するのが無難