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Stick War:Legacy新トーナメント完全攻略暫定版

数々の続編が出ているStick Warシリーズの元祖移植版にして今も元気に大型アップデートが来ている往年の名作Stick War:Legacy。今回は表題の通り今年に入ってからのアップデートで全面リニューアルされたトーナメントの完全攻略。対戦するAIキャラクターは大幅増の24人、既存の各種スキンに加え、同時実装の石像スキンも使いこなし旧verとは比較にならないほど個性も難易度も増している。となると、どいつもこいつも同じ戦法でゴリしする訳にも行かず、かと言って24キャラに5種類のモード実に120パターンを検証するのは至難の業。特に長いクールタイムのある無課金勢には物理的に不可能だ。
と言うわけで、まんまと課金勢になってしまった棒人間廃人である筆者が(ほぼ)全キャラの完全攻略を書き上げてみたというのが本稿――と言いたいところだったが、ご存知の通り、完成する前に先日の弱体化アップデートが来てしまった。あまりの弱体化ぶりに続きが書けなくなってしまったが、幸い各キャラクターの個別攻略以外はそのまま使えそうであること、カバーしていないモードこそあるものの全キャラとの対戦そのものはできていること、また明らかに援軍の挙動がおかしいなど再修正の可能性もあることから、ひとまず元記事から各キャラクターのゲームモード別攻略を除外したものを暫定版として公開する。キャラクター評価はアップデート前のものだが、傾向と対策の参考にはなると思うので一応残しておく。せめて難易度ゲキムズだけでも以前の仕様に戻って欲しいが…
ともかくプレイ条件は難易度ゲキムズ、ユニット・石像ともにクラシックスキン、スペル不使用、アバターはアーチドンでアーチドン直接操作なしのため、スキンやスペルの使い方はカバーしていないこと、ややオーバーキルな内容なこととゲキムズで登場しないキャラの攻略やスキン・スペルの使い方に関しては触れていないことについてはご了承いただきたい。
内容としては①新トーナメントの目玉かつ攻略に大きく影響する石像スキンの仕様まとめ②攻略にあたり押さえておくべき戦術や仕様③各モード攻略の基本手順④各キャラクターの総合評価――の4つに大きく分かれている。本来メインコンテンツにあたる予定だった④は膨大な上に参考資料なので、①〜③まで読んで攻略し、行き詰まったら④の該当箇所を読むという使い方をお勧めする。また、②には攻略上頻出する手順だけど毎回具体的に説明していたら長くて読んでられなくなる事柄の詳細な内容が含まれるので、流し読みしてよく分からない用語が出てきたらここを確認してみて頂きたい。


石像スキンの仕様について

今回新たに実装された石像には4種の素材と8種類の形状があり、計32種類(クラシックを入れれば33種類)にものぼるこの石像たちは攻略上大きな影響を及ぼしている。それぞれ素材はそれに由来するパッシブ能力を、形状は主にスペルや召喚を強化する(ジャイアントは例外的にジャイアントを強化)能力を持つ。以下に素材、次に形状の順でその効果を列挙する。

像の素材

Stone(灰)
クラシック石像より硬い石材。HPが25%高い

Glacial(青)
効果範囲内にいる敵ユニットを氷結状態にする。効果範囲は石像〜前から2番目の鉱脈までの距離を半径とする範囲。氷結効果が発動する時は範囲内にエフェクトが出るので、範囲と頻度は概ね確認できる。見た目通り効果の発動は断続的だが、範囲内に留まる敵の氷結状態を持続的に維持にするには十分な頻度で発動するため、印象以上に守りは堅い。

ここがギリギリ食らう位置。概ねエフェクト通り。

Blazing(赤)
効果範囲内にいる敵ユニットを燃焼状態にする。効果範囲に入った敵ユニットに対し即時発動し一定時間ごとに30のダメージを与えるため、ソードラス軍団の天敵と言え、メイジキルもNPC状態で石像を狙うと効果範囲内まで歩いてきて燃やされてしまうなど非常に厄介。
ただし効果範囲は石像〜前から3番目の鉱脈までの距離を半径とする範囲と狭く、その前で引き返せば部隊は概ね燃やされずに撤退できるため、案外深い位置まで本隊を突っ込むことが出来る。また、青い石像と違い動きそのものは制限されないため直接操作のソードラスならばソロで問題なく削ることができる(後述)ので、援軍出現までの削りをソロで行い本隊同士の決戦を効果範囲外で行うことでほぼ無効化できる。

ここまでなら食らわない。範囲は案外狭いのだ。

Golden(金)
マイナーの収入が10%アップする。本来地味ながらなかなか強力な効果だが、敵の生産基盤を破壊するのが基本戦術になっているので
戦況を有利に進めている限りあまり意味がない。ファイナリスト級に限ってこれを使いたがるのは難易度上一見謎だが、上級プレイヤーが敵をベースに寄せ付けないことを前提に最強デッキを組んだらこれ一択なので、設定上はむしろ自然だったりする。

像の形状

ソードラス
ソードラスの怒りの効果時間が2倍になり、発動時にソードラスが1体召喚される。そのため、この像を使用してソードラスを多用するタイプの敵を相手にするとソードラスの群れが常時キレっ放しで襲い掛かってくることもしばしば。数的有利を確保して対処すべし。

アーチドン
アーチドンの雨の弾数と持続時間が2倍になり、発動時にアーチドンが1体召喚される。これにより通常はさほど怖くないアーチドンの雨がマイナー、軽歩兵、メイジキルに大打撃を与える恐るべきマップ兵器に変貌する。使い手も厄介な印象が強い。

スピアトン
スピアトンの狂気の持続時間が2倍になり、発動時にスピアトンが1体召喚される。正直あまり意味がない。

メイジキル
全回復と石像タレットの持続時間が2倍になる。ただし、トーナメントでこれを有効に使ってくる敵はいない。

ジャイアント
ジャイアントの体力、サイズ、攻撃力が20%増。使いどころが少なすぎるジャイアントへの涙ぐましいテコ入れであるが、実はグリフィン大王にも効果が乗る。

メリック
メリックが1度に2体召喚されるようになる。

双剣
マイナーハッスルとトレインの効果時間が2倍になる。しかし後者は発動するとスーパーデスマッチ化してしまうためかこの石像を採用している敵でも使うことはない。それでも効果は十分で、このタイプの敵は生産力がしぶとく、隙を突かれてベースの守りを固められてしまうと物量で引き離されてしまう。

カイ
ゾンビ系ユニットが1度に2体召喚されるようになる。パウンサーやトキシックといった
厄介な課金ゾンビの召還量が2倍になるので、対処法を確立していないと一気に崩されることも。

キング
ゴールデンスピアトン、ゴールデンアーチドンが1度に2体召喚される。効果は凶悪だが使い手の強さが微妙なので印象は薄い。

戦術について

さて、具体的な攻略に入る前に覚えておくと楽になる&攻略でも頻出する技や部隊編制、豆知識を列挙しておく。

ユニットの使いどころと評価

マイナー
基本的にツルハシだけはMAXで、最悪でも+1体でソードラスを概ね切れ目なく生産できるようにしておきたい。袋も余裕があればポイントを振りたいが、ツルハシだけMAXでも最大人数にすればコスト高めの決戦部隊でも生産に支障はないのでさほど重要ではない。なお、ゴールドラッシュでは資金力より回転力の方が重要なので袋に振るくらいなら王冠に振った方がよい。
敵としては後半になるにつれてHPが上がり殺しにくくなるため、斬り込みで深追いすると危険なことも。また、反射のラヴァスキンと殺せば殺すほどゾンビが増えるアンデッドスキンには無策で突撃すると痛い目に遭うので注意。

ソードラス
直接操作すれば最も手軽で有能な殺し屋になり、集団になればイナゴのように敵を食い尽くす万能の雑兵。序盤のベース制圧や最後の残党狩りは勿論、使いこなせば赤い石像もパウンサーデッドも単独行動で無力化し、ゴールデンスピアトン相手にも対単体ならメイジキルを上回る火力を叩き出す。またゾンビの飽和攻撃もさらなる飽和攻撃で押し返し、超デスマッチに至っては概ね脳死連打で勝利できるという反則的な使い勝手を誇る。
そのため大抵の場合はMAX推奨で、決戦部隊の戦力との兼ね合いなどでその余裕がない時でも剣はMAXにしておいた方がよい。ただし、ストーンジャイアント、グリフィン大王、ファイナルボスとは相性が悪く、基本的にソードラス主軸で戦うのはお勧めできない。そのくらいしか弱点がないとも言う。
しかし、敵としてはその強みを活かす使い方をしてくる相手が少ないので基本的には弱く、ソードラスの像でソードラスの怒りを多用してくる敵やボルタスキンの使い手以外はさほど脅威にはならない。

アーチドン
前述のソードラスの弱点に対し、代わりの集団火力として対処するポジション。基本的に弱い上にコストがソードラスの2.4倍なので他に出番はないが、こいつらに対処する上では欠かせない戦力。使う時はMAX前提。弱いようでヘッドショットの威力は案外侮れない。ただしアーチドンの矢は敵の撤退を促す効果があり、決戦前に生産し過ぎると決戦前に邪魔な戦力を殺し切るのに手間取ることになるため生産のタイミングには注意が必要。直接操作のメリットは薄い。上級者ならアーチドンアバターで多用すると面白いかもしれないが基本不要。
後述するが、ソードラスで簡単に殺す方法がある上コストが中程度で生産優先度も高めのため、敵の連携を切る意味でも預金残高を吹っ飛ばす意味でも敵としてはマイナー以上に優先度の高いターゲットと言える。数が増える前に対処すれば大したことはない。

スピアトン
メイン盾兼大物殺し。その高いガード能力と頑強さ、絶妙のコスパで一般兵から援軍で出現する強力な特殊ユニットまで一切合切引き受け、一撃必殺の槍投げで敵メイジキルの暗殺やその他大型ユニットの処理に活躍するなどソードラスの力押しだけでは効率の悪い強敵との戦いを安定させる土台のような存在。通常攻撃に関しては一撃が重いようで動きが鈍く、数もそこそこなのでNPC状態では殆ど攻撃能力に期待することはできないが、後述するようにユニットのコンビネーションの殆どに絡んでくる名脇役系万能選手。槍投げの威力と槍のアップグレードが無関係で、素でもそこそこ強く、とりあえず敵の攻撃に耐えられれば役割を果たせるため案外ポイント優先度は低く、その中でも高火力の敵の一撃を無効化する確率が上がる盾が最優先、HPが大きく上がる兜が次点で槍はポイントが余る時くらいしか振る必要がない。
直接操作では何と言っても槍投げだが乱戦には弱く、大型ユニットの背後に叩き込む時も切り返しが急激すぎると操作解除されるバグがあるため落ち着いて。またスタン攻撃も地味に優秀で、劣勢な状況で格上にあたるゴールデンスピアトンに押し込まれている時でもスタン攻撃連打ハメで粘って後衛を守りつつ増援を待つような戦い方もできる。
敵としては頑強で厄介だが、ソードラスで袋叩きにするかメイジキルで戦うかすれば案外素早く片付けることもできる。ただし直接操作のボルタスピアトンは弱点である通常火力がスキンの能力でカバーされており、軽歩兵相手に無双するので要注意。

メイジキル
単体最強の戦闘力を誇り、常に部隊の中核になる正統派エースユニット。火力と接近拒否能力に優れHPも中程度、唯一の弱点と言える機動力も杖MAXで一般歩兵レベルまで向上するという隙のなさで、1体いるだけで戦況が変わる。特に杖MAXだと出会い頭に敵のソードラスを爆破して前衛を保護し、味方の前衛が敵とぶつかる横を抜けて後衛を焼き払い、たまらず撤退する敵を背後から爆破して城アーチドンに撃たれる前に撤収する、みたいな動きも自在にできる。
一般歩兵相手に無双するゴールデンスピアトンを複数相手どって有利に戦い、ベースに到達すればソードラスとは比べ物にならない火力で生産基盤を焼き払い、複数いればサブのメイジキルのミニオン支援を受けながらメインで大暴れしたり、複数を操作交代して連続爆破するなど凶悪な破壊力を誇るため資金的にも時間的にも高コストながらそれに見合うポテンシャルがある。
ただし、そのディフェンスはミニオンと爆破による接近拒否に依存しているため、乱戦の中での遠距離攻撃やソードラスの怒りやゾンビ軍団などによる飽和攻撃、アーチドンの雨(特にアーチドンの像の使い手のものは致命的)には弱く、NPC状態だと赤い石像の効果範囲内まで不用意に接近して燃えるなどの弱点がある。
敵としても、そこに1体いるだけで戦況を左右するので最優先排除対象。出来るだけ早いうちからマークして石像や他ユニットの陰から出てきたところに落ち着いて投げ槍を叩き込むか、敵を撤退に追い込んだ時に撤退中のものを確実に袋叩きにしておきたい。

ジャイアント
高コストで時間もかかる上に能力が半端すぎるため出番がない。
殺傷力ではソードラスやメイジキルに劣り、タンク能力ではスピアトン隊に劣る。メイジキルの接近拒否が通じる構成の敵にはメイジキルの方が強く、それが機能しない構成の敵にらソードラス軍団の方が強い。そして別記事にも書いた通り、ジャイアントにしか出来ない仕事と言えば簡単に処理できない規模のジャイアント部隊を即座に足止めできることだが、その能力が欲しくなる場面はグリフィン大王やファイナルボスとの戦闘の時くらいなので当然歯が立たない。少なくともクラシック縛りでは使う価値なし。

部隊編制

詳しくはこちらの記事にまとめてあるが、部隊を組み上げる時はコンビネーションの成立する2〜4体のユニットからなる小部隊単位で生産していくとスムーズに戦力を構築できることが多い。トーナメントで頻用する組み合わせは以下の通り。

魔槍
メイジキル+スピアトン。生産順もこの通りで、突撃命令を出した状態で生産すると、大体敵陣手前でスピアトンがメイジキルに追いつく。このコンビがいれば数で勝る敵とも有利に戦えるため、部隊の中核となる組み合わせ。

槍弓
スピアトン+アーチドン2体。生産順もこの通り。トーナメントでは主にストーンジャイアントなど範囲攻撃でソードラスの軍団を薙ぎ払ってしまうタイプの敵に対処する部隊。スピアトンでアーチドンを守りながら弾幕で一方的に削りつつスピアトンの投げ槍で一発を狙っていける。ただし、アーチドンの矢は敵の撤退を促す効果もあるので、危険な敵を逃さず殺すために、同じようにスピアトンとアーチドンの部隊を作りたい時でも、このパターンではなくスピアトンとアーチドンを別々にまとめて生産した方がいい場合もある。

槍剣
スピアトン+ソードラス3体。槍弓と違い火力担当が損耗しやすいが、それ以上に頭数と攻撃力で敵を圧倒し、ダメージのシェアでスピアトンも踏ん張りが効く、肉壁が多くてメイジキルが動きやすいなど歩兵同士の殴り合いに滅法強い。勿論敵の撤退を促すこともないので特にゴールデンスピアトンを片付ける時に多用する。スピアトンを中心としながらダメージを分散できる上に時折発動するスタン攻撃→フルボッコのコンボが強力。また、ゴールデンスピアトンが1体の時はソードラス直接操作で後ろから刺しまくるとメイジキル操作より秒間火力が高い。

無限ソードラス
超デスマッチ限定戦術。マイナー8体体制でソードラスを脳死連打し、ほぼ無限に湧き出るソードラスで敵を根刮ぎ削り殺す陣形。
最初に直接操作ソードラスで牽制しつつマイナーを一気に8体にし、あとは防衛命令のままソードラスを連打して全員揃ってから突撃する。そして専ら石像の効果範囲外で戦い、敵が決壊して撤退モードに入ったらこちらも退くというのを繰り返しているとマイナーの生産力が損耗分をほぼカバーしてしまうため、殆ど一方的に敵の戦力を削り切ることができる。ぶっちゃけた話、超デスマッチは殆どこの手で攻略できてしまうという反則技である。

ソードラスの立ち回り

低コストの雑兵ポジションながらガード状態で走れるという破格の能力のため直接操作だとやたらポテンシャルが高いソードラスは、使い方次第では敵の防御システムを単騎で無効化することもできる。そんなソードラスの立ち回りを幾つか紹介する。

弓兵殺し
遠距離物理攻撃系ユニットは密着されると弾が出せず無抵抗になるため、画面端に押し付けるとゴールデンアーチドンでも一方的に殴り殺せる。また、トキシックデッドは反応しないが、生きている弓兵なら移動速度を弓兵の足の速さに合わせてゆっくり押し込むと無抵抗で後退させることができる。

上下斬り
敵の集団を引きつけて上下方向に動きながらゆっくり後退しつつ、上下の端で敵が走り込んでくるところに斬撃を置いて即移動するイメージで削っていく。主にソードラスの集団に対して使うので、後退の幅はジャンプ斬りが出せない程度の狭さに留める。トーナメントでは、ジャンプ斬りで一気に始末するには危険なボルタやラヴァのソードラスに対して使う場合が多い。

パウンサー斬り
上下斬りの応用技。パウンサーデッドにはスタン攻撃の能力があるが、立ち攻撃にはスタン効果がなく跳び攻撃にもライザーデッドのそれと同等の横幅がないとスタンが乗らない(背後に食らうと転倒したかも知れないが、少なくとも前を向いていれば大丈夫)。この特性を利用し、①パウンサーの着地点を読んでそこにジャンプ斬りを叩き込む(剣MAXならこれで転倒する)②これが無理なタイミングなら着地予想地点の斜め上下のいずれかにつけて次の跳躍を待ち、跳んでくるところに斬撃を置いておく感覚で一撃入れる。残り一体で剣の当たる位置に誘導できていればそのまま斬り倒し(剣MAXなら2発で転倒する)、複数いる場合は一撃加えたら(誘導に失敗した場合はすぐに)再度極力前を向きながら斜め後ろ方向に縦移動して迎撃する。もし直接操作キャラが倒された場合は基本的に突撃命令を出して数の力で止めを刺しつつ交代要員を調達する。

石像斬り
城アーチドンの射撃をいなしつつソードラス単独で石像を破壊する技。使いこなせば赤い石像も、ガードと自動回復で燃焼ダメージを実質無効化しつつ操作キャラのみで問題なく削ることが出来るようになる。ただし動きが著しく制限される青い石像には使えないので注意。
①石像に接近し、城アーチドンの射撃を下移動で躱すと同時にジャンプ斬りを石像に叩き込む②ガードを固め前を向いて上移動し城アーチドンの追撃をかわす③そこから小さく円を描いて石像の足元に戻るように走りながら次の攻撃をかわし、石像に通常攻撃を一発入れる(ジャンプ斬りのクールタイム消化)④再びガードを固め前を向いて縦移動しながら射撃をかわし、①に戻ってループ――の手順でベースを完全制圧しなくともソードラス単体で石像を削ることができる。なお、戦闘の都合で通常攻撃から入っても問題なし。むしろ赤い石像で燃焼ダメージのタイミングを調整する場合は通常攻撃の方が合わせやすい。
赤い石像の場合はジャンプ斬りで飛び込んでうまく燃焼ダメージがガード状態の時に入ればそのまま良いループに入れるが、そうでない場合は延々30ずつダメージを食らうループに入ってしまう。そのため、既に燃えている場合や飛び込みで攻撃モーション中に燃焼ダメージを食らった場合のようにタイミングを調整する場合は①ガードを固めて走りながら燃焼ダメージが入るのを待つ②燃焼ダメージの間隔は5秒なので、次が来るまでに石像の足元に走り込んで一撃入れる(ジャンプ斬りでもいいが通常攻撃の方が確実)③再びガードを固めて前を向き上移動で射撃を躱す④そこから円を描くように走り射撃をかわしつつ、燃焼ダメージが入ったら攻撃体制に入り、③に戻ってループ――という手順で通常のパウンサー斬りのルーチンに入ることができる。④の時点でジャンプ斬りができれば一番だが、城アーチドンの射線や射撃のタイミングで難しければこだわる必要はない。石像を攻撃してガード体制に入ってから燃焼ダメージを受け、そこから攻撃体制に入って繰り返すというパターンに入りさえすれば安定する。

スペル使用の制御

敵がスペルを使用するタイミングは全くのランダムや時間経過による機械的なものではなく、幾つかのトリガーがあるため、これを押さえておくとある程度予防や予測、または誘発ができる。大きく2つに分けて紹介する。

ユニット強化系
マイナーゴールドラッシュ、ソードラスの怒り、スピアトンの狂気が該当。①ユニットが場に出ており②敵や鉱脈を認識している――ことが基本的な発動条件。ソードラスの場合これに加え3〜4体以上が場に出ている時という条件が加わるようだ。そのためソードラスの怒りを発動させたくなければ数を押さえ込むようにするとよい。

召喚系・MAP兵器系
ユニット召喚系とアーチドンの雨、サンダーボルトが該当。試合開始からある程度時間が経ってから使用が始まり、召喚系に関してはルーチンが決まっている。しかしそれ以上に重要なのはこちらの突撃命令がスペル使用のトリガーのひとつになっているということ。突撃命令のまま戦闘していると気づきにくいが、他の状態から突撃命令に切り替えると明らかにこれに呼応して発動してくる。
そのため防衛配置のまま操作キャラだけで戦いつつ戦力を溜め、突撃命令でスペル使用を誘ってから必要に応じて籠城、アーチドンの雨やサンダーボルトをやり過ごしてから総攻撃をかけ、クールタイムの間に叩き潰すという戦法がとれる。

各ゲームモードの基本戦術

クラシック

開始直後にソードラス操作で突っ込んでベースを攻撃して生産活動を止め、制圧を維持する戦力を確保しつつ決戦に必要な部隊を編制して叩き潰す、というのが基本的な流れ。「最速で殴りつけて頭を押さえ込み、そのまま致死量の戦力を溜めて一気に叩き潰す」という基本の必勝パターンが一番すっきり決まるモード。
兜MAXのソードラスを最速派遣するだけで生産をやめて引きこもってくれるパターンも結構多いが、それより斬り込みでのベース殲滅や石像斬りでの削りもあるので、少なくともソードラスの剣はMAX推奨。ベースの制圧が確実になり、ソードラス以外の決戦兵力が必要な場合はここでマイナーをMAXにして決戦部隊を生産する。
ポイント配分の考え方としては①決戦を制するのに必要な戦力②制圧を維持するのに必要なソードラスの戦力③①と②を問題なく供給できるマイナーの能力――という優先順位にすると失敗が少ない。序盤は①=②で悩む必要がないパターンも多いが、決勝まで行くとソードラスをMAXにする余裕がなくなるケースもある。

バリケード

バリエーションの中では最もクラシックに近く、ポイント配分の考え方も同じ。ただ基本の必勝パターンを文字通りバリケードが塞いでいるのでやや難しい展開になることが多い。いずれにせよ、少なくとも剣MAXのソードラスを4体放ってからソードラスを切れ目なく生産するのに必要なマイナーを揃え、バリケードが破壊されるまでソードラスを連打する。とにかく最速でバリケードを破壊し、そこまでに溜まった戦力で敵が溜めた戦力を迅速に破壊してクラシックのパターンに持っていくのがセオリー。
最初に時間を与える分制圧は困難になるが、かと言って逆にバリケードを逆手にとって高コストの部隊を組んでから攻撃するパターンはスペルを交えた敵の持ち味を発揮する隙を与えてしまうのでお勧めできない。やはり「最速で殴りつけて頭を押さえ込み、そのまま致死量の戦力を溜めて一気に叩き潰す」という基本に忠実な戦術が確実だ。

ゴールドラッシュ

敵の生産を阻害しながら採掘隊を殲滅してから、圧倒的な資金力の差で叩き潰すのがセオリー。マイナー狩りの主力になるソードラスは当然基本MAX。マイナーは14体もいるので資金力の最大値は十分過ぎる一方、敵採掘隊の迅速な壊滅のためには回転率がより重要なので袋にポイントを振るくらいなら戦闘員に、それも十分なら王冠に振った方がいい。要するに回転力を武器に最速でソードラス隊を組み上げて採掘隊を片付けてしまえば後は煮るなり焼くなりというモードである。
まずはソードラス4体突撃でスタートし、敵のソードラスを味方の採掘隊に流さないよう誘導して、操作キャラで敵の採掘隊を食っていくのが基本。しかし何らかの理由でその方法では危険な場合は誘導したソードラスを先に上下斬りで片付けて採掘隊を最速で撤退に追い込むことで生産を阻害しておき、十分な戦力差がついてから採掘隊の殲滅に取り掛かる。
いずれにしても、資金が入ったら即ソードラスを連打することで敵より早く戦力を構築するのが地味に重要。籠城した敵が再出撃してきたら戦闘部隊を石像付近に引き付けたまま暫く待ち、採掘隊を先行させてから突撃命令を出してNPC隊にこれを殲滅させ、続いて戦闘部隊も壊滅させる。その時点のソードラス隊だけで援軍も叩き潰せるならそのまま、新たに決戦部隊を組む必要があるなら連打していたソードラスを全キャンセルして部隊を完成させてから総攻撃をかける。

デスマッチ

初期資金10000があるクラシック、といったモードだが、この初期資金があることにより様々な変動がある。
有利な点に関してはコストを考慮せず最初からギア全開で敵と最も相性のいい戦闘部隊を組むことができ、手持ち資金だけでは勝負がつかない強敵相手でも有利をとってから生産基盤を整えるパターンが使えることに尽きる。
不利な点としては、ファイナリスト級で顕著だが援軍や石像の力でこちらの圧力を退けられる敵相手だとその隙に本隊を再構成されて壊滅する恐れがあるため、出し続けてきた種類のユニットが出てこなくなる、場に出てくるマイナーが全体に減るなどの兆候から資金の枯渇を確認して決戦に挑む必要があることがひとつ。
そしてデスマッチだと行動パターンが変化する敵がいること。リニューアル前のデスマッチで標準だった、最初からメイジキルやジャイアントを出しまくるスタイルが対策されればあっさり資金枯渇して詰むものだったためか、現在は基本的にデスマッチでも他のモードと同様のステップを踏んで部隊を構築するスタイルになっているが、中には資金が豊富だと比較的早い段階からメイジキルやジャイアントを出してくるパターンに変化する者がいる。この場合そのパターンに対応した戦術を用意する必要がある。
いずれにせよ、デスマッチは全てのモードで最も激戦になりやすい。ポイントが25と多いため、大抵の場合は①決戦を制するのに必要な戦力②制圧を維持するのに必要なソードラスの戦力③①と②を問題なく供給できるマイナーの能力――という基準に当てはめてもあまり悩む必要が発生しないと思われる。強いて言うなら最初からあらゆるユニットを手札として出せる分、速攻が重要な強みのひとつであるソードラスの比重は落ちる。
手順としては最初にソードラス操作で敵を牽制しつつ防衛配置で戦力を溜めるが、ここでソードラスの集団を主軸にしてベースの制圧維持を確定してから決戦部隊を編制するか、最初から決戦部隊を編制して主軸にするかのパターンに分かれる。
前者はソードラス軍団がそのまま決戦部隊になり得るか、アンデッドスキンによる飽和戦術に対処する必要がある場合に採用し、そのまま決戦に押し込めるケース以外では通常戦力をソードラス軍団で圧倒して有利を取ってから制圧の確定かゴールデンスピアトンなどソードラス部隊だけでは損耗が大きくなるユニットの出現を契機に決戦部隊の準備にシフトする。
後者はソードラスの集団とは相性の悪い、または損耗が大きくなるような構成の敵と戦う場合に採用し、預金残高を吹っ飛ばすところから決戦で勝負を決めるところまで決戦用部隊で片付ける。大抵は直接操作ソードラスで牽制してる間に魔槍3部隊+槍剣連打で直接操作メイジキルでマイナーやアーチドンを焼き払っていけば早い。ストーンジャイアントを出してくる相手なら槍剣を槍弓に変えればok。アーチドンの雨で主火力のメイジキルを薙ぎ倒してくる敵なら多少死んでも財布の痛まないソードラスと頑強で死なないスピアトンに全振りして槍剣で攻めると良い。

超デスマッチ

瞬時に大部隊を展開できるなら基本的にソードラスの軍団が最も強く最も安いという穴のために基本的に無限ソードラスとそのアレンジだけで勝ててしまう欠陥モード。
敵がどれだけコンビネーションの効いた大部隊を展開しようとMAXマイナー8人に支えられた脳死連打のソードラス軍団の前にはハンバーグの材料でしかなく、赤い石像でイナゴ供を焼き払おうとしても効果範囲外での戦闘には影響がないため、削りのメインを石像斬りで対処すればほぼ無意味。青い石像も防護範囲は広いが決定打にはならず、唯一有効なグリフィン大王やファイナルボスも、決戦までに人口上限に引っ掛かって溜まった資金を使って吹っ飛ぶ端からスピアトンとアーチドンに置き換えてしまえば対処可能。強敵でもこのモードに当たれば勝てる確率はかなり上がる。

以上、各ゲームモードの基本手順はこんな感じで、次からいよいよ各キャラの攻略に入っていく。各キャラにはそれぞれ1〜10のレベルが設定されているが、これは細かすぎる上にあまりアテにならないので、何回戦で当たるかで分類してみた(順番そのものは看板のキャラ紹介と同じ)。なお、本稿は難易度ゲキムズ準拠なので分類もそうなっているほか、この難易度に登場しないLv1のプレイヤー(Ruth、Cydnee、Cruise)の攻略は割愛している。

各キャラクター攻略:1回戦クラス

1回戦クラスの対戦相手は最初の敵だけに、例外を除いて基本手順を押さえておけば皆同じ手順で個性を出されるまでもなくさっくり勝てる。身も蓋もないことを言うと石像の差でしかない。そのためJeb、Blake、Willow、Maverickの4人に関してはまとめて紹介する。

Jeb・Maverick・Willow・Blake

1回戦で戦う灰石像組。いずれも兵士はクラシックスキンで弱く、スペル使用頻度も低いので、全てMAXソードラスの力押しだけで殆どスペルを使われるまでもなく薙ぎ倒せる。残りを資金回りに全振りして連打で殺到すれば良い。デスマッチ系も最後まで付き合う必要なし。違いと言えばほぼ石像の種類くらいなので、せいぜい攻撃的な像を使うBlakeやWillowが1発かましてくるかどうかなので誤差でしかない。

Zane

アクションゲーム派のボーダー。スキンはクラシックだが像は赤スピアトンなので一回戦の敵としては最強。ただ部隊も援軍も普通に弱くスペルも像に合ってないので、要するにまとめて紹介した連中の像が赤くなっただけである。なので、NPC隊を赤い石像の効果範囲内に無闇に突っ込ませることなく石像斬りで援軍が出るまで像を削れば後は力押しで勝てる。

各キャラクター攻略:2回戦クラス

2回戦で当たる敵は最も多彩で、像の違いくらいしか差がなかった1回戦クラスとは違ってそれぞれスキンや戦術にも個性があり、これに対応していく必要がある。また厄介な赤や青の石像を使う者が多く、これもひとつの壁になってくる。別の言い方をすれば最も当たり外れが激しく、見た目が派手なだけで1回戦クラスに毛が生えた程度の強さのものから準決勝クラスに匹敵する厄介さを誇るものまで差が大きい。勿論キャラ情報に載ってるレベルは全くアテにならない。

Grug

ITに対応した現代の原人、らしい。洞窟内に文明的な部屋を作って住んでいるらしく、負けると失意とともにそこへ帰っていく。恐らくこういう設定のプロレスラーか何かだと思われる。
像は赤いジャイアントでスキンはサベージという分かりやすい原人スタイルだが、シンプルで強いという触れ込み通りマイナーゴールドラッシュを多用しながら赤い像の力で接近するソードラスを焼き、これまたソードラスの集団に強いストーンジャイアントをそれなりの頻度で呼び、可能ならばこれにジャイアントも合わせてくるなど接近拒否で有利を作るスタイルが成立しているためソードラス集団突撃はスーパーデスマッチを除き機能しない。反面、動きが遅く単体火力はそう高くない大型ユニットが前面に出るという構成のため頑強なスピアトンの後ろから弾幕を張られると手も足も出ない。
そのため基本的に序盤はソードラスで一般兵部隊を押さえ付け、その後槍弓を主力に部隊を組む。なお珍しいスピアトンの狂気を使ってくるので、不意にメイジキルを槍で撃墜されないよう注意したい。

Vin

スピード狂のバイカーらしく速攻好みなのはいいがぽこじゃか出してくるのが素のクラブマンというアホの子。石像はBlaze双剣だがマイナーゴールドラッシュを使ってくる訳でもないので何一つ噛み合っていない。しかし援軍でパウンサー3体を出し、クラブマンが十分いればソードラスの怒りも使ってくるので最後の攻撃だけは案外強力。ソードラスMAXだったらそこそこ手強かったはず。
ともかく、ベースは脆弱なので赤い石像の効果範囲に気をつけて制圧しながら、最後のパウンサー3体を十分に撃墜できるだけの戦力を蓄えれば難しい相手ではない。石像斬りとパウンサー斬りをマスターすればかなり楽になる。また、デスマッチではジャイアントを出してくるので、こちらもスピアトンを用意して槍を叩き込んでいきたい。

Serenity

自然と平和を愛するゆるふわ森ガール、みたいな顔をしているが、人間への暴力を高らかに肯定しながら登場し、不利になると慌てて平和を説くなど中々いい根性をしている。
リーフスキンはいいとして、Blazeアーチドンの石像が凶悪。強化されたアーチドンの雨でアーチドンとメイジキルは無力化、ソードラスもスペルと燃焼DoTで片付けて火力を潰し、アーチドンとスピアトンで陣を固めてこれをメリックとヒールで支え、仕上げにメイジキルという感じで2回戦要員としては一番まとまった戦術を持っている強敵。対戦タイミングの割に強く、これまで通りの力押しで挑むと死屍累々となるためインパクトが強い。
一方で赤い石像はソードラス単騎で削ることもでき、基本的に火力は像の能力頼みなので、直接操作ソードラスで頭を押さえつけたまま槍剣を3セットくらい突っ込むと手も足も出ない。また、突撃命令でアーチドンの雨の発動を誘えることを覚えておくと思いの外対処は容易。発動の台詞とともにアーチドンが出現したら部隊を籠城させてやり過ごし、操作キャラも無理をしない。援軍のオプションはメリック3体だけなので、少し引っ張って本隊同士を石像効果範囲外で戦わせてる間に後ろから刺して始末すれば簡単に決壊する。ただし資金に余裕があると積極的にメイジキルを出してくるので、デスマッチ系では火力のギアが上がる。超デスマッチは無限ソードラスで呑み込めるからいいとして、デスマッチではある程度損害上等で見敵必殺する必要がある。

Wesley

アップグレードに伴い降格された元ファイナリストその1。同じ戦略ゲーとは言え専門はボードゲームやカードゲームなのに他の面子と肩を並べてるのは少し違和感があったのでまあ妥当なところか。他キャラと比べてやたらと台詞が長くて細かい上に、対戦が始まると「僕はこのゲームのゲキムズをチートなしで90分以内にクリアできるんですよwwwグッドラックwww」などとカマしてくるぶん殴りたいキャラNo.1。これがアメリカン早口イキりヲタか。
像は青スピアトンでスキンはクラシック。しかもクラブマン使いなのでベースは非常に脆弱。ただしデスマッチ系の場合は軽歩兵の主軸を担うアーチドンが青い像の影に密集して撃ちまくってはすぐ逃げるのでそこそこ鬱陶しい。基本的にはソードラス軍団で敵本隊を一掃し、メイジキルを用意してゴールデンスピアトンに備えるという感じ。特筆すべきなのは唯一のタレット使いであることと、それで仕切り直しつつ援軍でゴールデンスピアトンを出すところだが、それなら何故メイジキルの像を使わなかったのか。ゲームの腕前と頭脳を鼻にかけてる割にやることが半端な野郎である。

Z4CK

ポテチの散らかるモニターの前でネトゲスラングを連発している廃人の風格溢れる棒人間廃人。ファイナリストからの降格組その2で、もはやライフスタイルとまでこのゲームに入れ込んでるのに前verから決勝要員としては微妙に扱いが低かった可哀想な奴。
像は赤いソードラスでスキンはクラシック。援軍にはゴールデンアーチドンが2体出る。スキンはともかく強力なソードラスを軸に、これを赤ソードラス像で強化されたソードラスの怒りで押し出してくるという一貫した戦術がある。スキルセットが噛み合っているためソードラスの増加を許すと像の周辺での押し合いにはかなり強く、ゴールデンスピアトンを呼ぶことも相俟って中々に危険。
基本的にはソードラスの速攻で敵のソードラスが増える前に制圧を進め、概ね勝負が決まってきたら石像斬りで像を削りつつメイジキルと槍剣で黄金部隊に備えて決戦に挑むという流れで片付ける。

Richard

黄金のキング像に金ピカのクラシックスキンで黄金部隊を投入してくる分かりやすい成金。成金らしくマイナーハッスルを多用してくる。一見キャラに振ってるだけに見えるが、MAXマイナー部隊のハッスルで資金は分厚く像の能力で黄金部隊も2倍と結果的に理にかなった力押しをしてくるので意外に厄介。しかし一般兵はゲロ弱な上に、マイナーの優先度が戦闘員より高いのか戦闘員を全滅させマイナーにもそこそこ欠員がある状態で籠城に追い込むと、資金があるはずの時も引き籠もって出てこないので実は簡単に生産を止められる。
そのため割と早い段階から致死量が投入されてくる黄金部隊だけが問題。基本的にソードラスで一般兵を手早く蹴散らし最速でゴールデンスピアトンの天敵にあたるメイジキルを軸にした部隊を組み、召喚と援軍でゴールデンスピアトン4人体制が発生しないようタイミングを調整してゴリ押しするのが正解になる。なお、メイジキルの代わりにジャイアントでは、吹き飛ばし性能こそ優れているものの火力不足な上に近接には変わりなく、乱戦でゴールデンスピアトンに絡まれればあっさり沈むため複数のMAXメイジキルを主軸に据えてミニオンの波の向こうから爆破するのが正解になる。

Emily

本業の手術のような精度をゲームにおいても発揮しているらしいゲーマー女医。レアなゴールデンメリック像がむやみに神々しい。しかしその能力は所詮メリックを一度に2体呼べる程度のもので、一般兵のスキンもクラシックのため殲滅力が致命的に不足している。一応ゴールデンアーチドンを呼んだりゴールデンスピアトンを援軍で出したりするが、そいつらが出る頃には大抵手遅れである。ひょっとしてヤブなのだろうか。
ともかく、ソードラスのゴリ押しで一般兵はあっさり片付く上に黄金部隊が出る頃にはそれを瞬殺できる程度の戦力が溜まっているため問題ない。無闇に設定レベルは高いがぶっちゃけ2回戦要員最弱である。

Guy

Blazeソードラスの像に全軍ラヴァスキンで固めた炎の料理人。マイナーがラヴァスキン装備のため開幕斬り込み戦法に耐性があり、そこからソードラスを揃えてのソードラスの怒りやゴールデンスピアトンを呼んでからのスピアトンの狂気など、触れ込み通り攻撃的な戦術で攻めてくる。ただしソードラスはスキンの関係でMAXに見えるものの実際はそうではないらしく、さほど圧力は強くない。援軍にはゴールデンスピアトンとゴールデンアーチドンが出る。
ソードラスの消耗が激しいので特に序盤は可能なら戦闘員を全滅させて籠城に追い込み監視するか、そうでなければ温存しながら攻めて決戦部隊の生産に移る前にも少し余裕を持って多めに生産したりはするが、基本的にソードラスで初期制圧してからメイジキルと槍剣主体の決戦部隊を組んで黄金部隊を薙ぎ倒す流れ。ゴールドラッシュは最初からマイナーを攻撃すると反射で壊滅するので、まずはソードラスを片付けて即座に追い返すことで生産を阻害したい。

各キャラクター攻略:準決勝クラス

ここまで来ると顔ぶれは一気に絞られて、コンセプトの明確な戦術と強力な援軍、惜しみないスペル使用を兼ね備えて攻め寄せる強敵揃いになる。2回戦クラスまではキャラ先行のイロモノもいたが、準決勝にはキャラに振ってるようでガチ勢しかいない。陣形や戦術の弱点を探り、切り崩していかないとペースに呑まれてしまう。

Vlad

勝利に渇いたとあるエキセントリック貴族、だそうだが名前でその正体はお察しである。こんなとこで何やってんの伯爵。
石像は赤カイ、スキンはヴァンプ。次々と眷属を呼び出して猛攻を仕掛けながら攻め寄せて来る者を像の力とサンダーボルトで焼き払う極めて攻撃的な死人使い。
特に対処が困難なのは像の能力で頻繁に2体出てくるパウンサーだが、後方に十分な数のソードラス隊を置き、パウンサー斬りをマスターすれば簡単に陣形を崩されることはない。パウンサーによる牽制を難なく捌くことができるようになれば勝機は大きく広がる。また、夜の勢力ガチ勢だけあってカオス側のスペルしか使わないこだわりがありマイナーゴールドラッシュは使わないため、消耗戦にはやや弱い。
援軍には範囲攻撃持ちでやたら頑丈なストーンジャイアントを出してくるので、構っている間に資金力を回復されると厄介なことになる。ソードラスで戦線を支えつつ槍弓を生産し、投げ槍と弾幕で手早く片付けたい。最終的にはアーチドン部隊が集団火力の主体になるため、デスマッチでは最初からメイジキルと槍弓の部隊を作って正面から押し破った方がよい。

Deathfang

そのデスヴォイスは死人もぶっ生き返すというメタル野郎。ゴールデンカイにアンデッドスキンとキャラに全振りしているが、要するに物量と復活によるゾンビパニック戦術である。頻繁にパウンサーやトキシックを投入してくるのが鬱陶しい上に決戦ではカイライダーを投入してくるため一気にカタをつけないと押し流される。敵の数が多い上に生前→復活→転倒としつこく食い下がるのでメイジキルの接近拒否はおろかジャイアントでも呑み込まれる物量を誇る。そして援軍にはカイライダーという徹底ぶり…だが、パウンサーへの対策さえできればアンデッドスキンのマイナーが裏目に出る。
死んだマイナーは当然ゾンビとして蘇るが、そのせいで雑魚戦闘員が常にベースにいることになるためマイナーが避難せず、地力で勝る上に物量で対抗できるMAXソードラスで簡単に殲滅できてしまう。そこは本来パウンサーが斬り込みソードラスを始末することでカバーされる計算だが、パウンサー斬りをマスターして2体を(ほぼ)ソードラス単騎で処理できるようになればDeathfangの防御システムは機能しない。援軍のカイライダーもソードラスの軍団には弱いので、ベースを制圧した後3〜4列分貯めて決戦を挑み、雑魚を引っ張って片付けてからカイを挽き肉にするのが基本的な攻略法になる。

Shaun

青アーチドンの石像にアイススキンで固めたボーダーとかいうコテコテのキャラ付けだがトーナメント屈指の難敵。強化されたアーチドンレインで軽歩兵とメイジキルを削りつつ、完成すれば手がつけられないアイスアーチドンの弾幕をマイナーハッスルの多用で素早く組み上げ、エリート部隊の召喚で前線も固めてくるためソードラスやアーチドンは数が揃えられず、スピアトンでは火力不足で、メイジキルも持ちこたえられず、ジャイアントは論外と隙がない。ベースの完全制圧が難しい上に時間が経てば経つほどこちらがジリ貧になるので、ソードラスで速攻をかけ、ある程度戦力で圧倒できているうちに石像を割って退路を断ち、一気に殴り倒すしかないがエリート召喚が間に合えば打つ手がない。ファイナリストを含めた全キャラで唯一、万全の準備を整えてからの決戦という定石が通用しない特異な強敵。

Iggy

Glacialメイジキルの石像にボルタスキンで固めたエレキなパンク野郎だが、マイナー2体から始まるステージで開幕直後にソードラスを1体送り込むと慌てて撤退するので意外と根性がない。とは言え戦力が疎らなうちは直接操作ボルタソードラスに無双されるので、最初の戦闘員は操作キャラで丁寧に誘導するか始末しておいた方が良い。この段階で主導権を握られると次はボルタスピアトンを出され、徐々にリカバリーが難しくなっていくので、序盤は戦力を温存しつつうまく敵をコントロールしたいところ。ただ像はメイジキルながらヒールもタレットも使わないので問題なく、サンダーボルトが厄介と言えば厄介だが大きな脅威にはならない。援軍にはゴールデンアーチドン2体とゴールデンスピアトン1体が出る。それぞれボルタ能力つきなので直接操作になると火力が凄まじいが、怖いのはそれだけと言えばそれだけ。最初はソードラスで初期制圧して、その後メイジキルと槍剣でゴールデンスピアトンに備えるという流れで足がかりを作られないよう抑え込んでいきたい。

各キャラクター攻略:ファイナリスト

これまでのクラスはキャラコンセプトに合ったスキンで統一した部隊を使用してきたが、この先は準決勝クラス以上に練られた戦術に合わせ、各兵種それぞれ異なるスキンを装備した部隊を繰り出してくる。惜しみないスペル攻撃は勿論、援軍もこれまでとは一味違う凶悪なもので、専用の対策を講じないと一気に勝負をひっくり返される。恐らくは実際の上級プレイヤーやチーターをAIで再現したのであろう強敵たち。揃いも揃ってやりにくい赤や青ではなく黄金の像を使用しているのも、はなから敵をベースに寄せ付けず叩き潰すつもりの強者のスタイルを表現したものと思われる。

Crazy Jay

元祖最強にして作者。自分のアバターを大物然とした最強のボスとして自分のゲームに降臨させるとは中々大した根性だったが、今回は若干の自重が見える。
ともかく、像は黄金のソードラスで主軸はアンデッドソードラスにリーフマイナー。スピアトンは実質クラシックでメイジキルがラヴァ。マイナーハッスルを多用しつつ像の能力で切れ目なくソードラスの怒りを発動する。攻撃速度が速いため操作キャラでのマイナー狩りも回避のタイミングがシビアで、NPC部隊もその火力で蹂躙されてしまう。生産効率最高のリーフマイナーに加えソードラスのアンデッドスキンも絶妙で、生前→復活→這いずりの3段変形で隊列とタゲを乱し徐々にこちらを決壊させてくる渋くも強力な構成。敵としての最適解というよりプレイヤーが真似すると強力な辺りに作者みを感じる。
援軍にはゴールデンスピアトン3体を投入してくる。大型巨人シフトが不要な分構成は絞りやすいが、ゴールデンスピアトンが3体もいるとスピアトンの壁も切り開いてくるし、ソードラス軍団やメイジキルの攻撃を逸らすアンデッドソードラスとは絶妙の相性。優秀なデコイを盾にこちらの攻撃部隊を削り、生存しているアンデッドソードラスが増えればソードラスの怒りでさらに押し込んでくる。生産力も旺盛なので、決戦に挑む前にきっちり預金残高を吹っ飛ばしておきたい。激戦になるとゾンビの数で押し切られがちな序盤を敵の生産を阻害して乗り切り、集団同士の押し合いに勝ち切ってゴールデンスピアトン対策に移行出来るかどうかが鍵になる。

Cyrus

像は黄金の双剣、スキンはマイナーがサベージ、ソードラスがボルタ、アーチドンがアンデッド。Crazy JayがExpertならこちらはMasterだという遊◯王に出てきそうな恰好のプロゲーマー少年だが、言うだけあって実力は折り紙付き。
像の能力で強化されたマイナーハッスルを多用しつつ、ボルタソードラスによる斬り込みでこちらの生産基盤を潰しにくるなどMasterを名乗るだけあって生産力で優位に立つ肝を掴んだ戦術で攻めてくる。開幕からの雷撃剣は凶悪で、NPCに任せていると軽歩兵は無双されるので、操作キャラで引き付けるか殺すかして開幕の斬り込みを防ぐ必要がある。ラスボス級の例に漏れず像は黄金でマイナーのHPは普通だが、生産力が高くボルタソードラスに加えゴールデンアーチドンもよく呼ぶのでベースの守りは割と堅い。数の少ないうちは危険なボルタソードラスと序盤の守りの要になるゴールデンアーチドンを、生産の阻害や操作キャラの動きでうまく分断して片付けられれば、その後の制圧はだいぶ楽になる。あとはメイジキルと槍剣でゴールデンスピアトンを始末しつつ預金残高を吹っ飛ばしてグリフィン大王に備える。槍剣の段階でスピアトンを5体以上揃えたらアーチドンを8体程度連打しつつ、召喚されたゴールデンスピアトンを片付けたら石像を攻撃して決戦を挑む。
援軍が出たらまずメイジキルで先頭に一撃入れて防衛命令で後退、グリフィンの取り巻きが前に出てきたら突撃命令を出して弾幕を浴びせ再び後退。最後にメイジキルがもう一発爆破で取り巻きを散らしたら、以降はスピアトンで背後に回り背中に槍を叩き込んでいく。グリフィンとの戦闘が始まったら生産はスピアトン連打。射撃陣地を地割れで吹っ飛ばされないよう必要に応じて引き撃ちで後退するが、序盤に高火力を叩き込んでベースが戦場になる前に終わらせたい。グリフィンを倒したら生産を槍剣かソードラス連打に切り替え、ゴールデンスピアトンを含む残党を片付け長引く前に石像を破壊する。

Ruthless

孫の気を引くためにゲームを始めたおばあちゃんは、もうゲームをしていない――孫と遊んで喜ばせるには、あまりに強くなりすぎたのだ。柔和な微笑みを捨て「無慈悲」を名乗る彼女は孫に投げつけられたその言葉を背負い、行き場を失くした牙を剥く――
とまあ、そんな妄想はどうでもいいとして像は黄金のジャイアント、スキンはアンデッドマイナー、ヴァンプソードラス、ラヴァアーチドンで、スピアトンは昔のゴールデンスピアトンのパーツが混じっているが実質クラシックという構成。そしてスペルを多用する上に重ね掛けしてくるという魔女のようなババアである。マイナーゴールドラッシュを連発してソードラスやアーチドンを量産し、頻繁にメリックやゾンビ系ユニットを呼んで攻撃的に前線を押し上げ、余裕ができればスピアトンを投入して前線を固め劣勢になるとサンダーボルトとアーチドンの雨の重ねがけで押し返してくる。手堅い戦術の要所にスペルを絡めてくる正統派だがファイナリスト級では唯一黄金部隊を使わないという大きな弱点がある。また、ベースの初期構成が動きの鈍いヴァンプソードラスに死にやすく避難が遅れるアンデッドマイナーという組み合わせなので制圧はそう難しくない。
しかし援軍では際限なくライザーデッドを呼ぶカイライダーを突進と接近拒否に優れるグリフィン大王でカバーするという凶悪なコンボをぶちかましてくる上、このグリフィン大王はジャイアント像の能力で強化されており、劣勢に陥った時に放つサンダーボルトでスピアトン隊が削られているとあっさり前線が決壊することがある。そのため、決戦前はうまくサンダーボルトを回避するのが重要になってくる。
援軍が出現したら生産をスピアトン連打に切り替え、まずメイジキルで出会い頭に取り巻きを爆破して後退、次に石像前に取り巻きが出たら突撃命令で軽く弾幕を浴びせてまた後退、カイとグリフィンが石像前に出てどちらも背後に回り込めるようになったらもう一度メイジキルで取り巻きを爆破して決戦開始。
カイライダーとグリフィン大王を同時に相手にすると壊滅するので、何らかの方法で分断するのが後略のカギ。そして出来ればカイライダーから始末しておきたい。デスマッチなどで戦闘員の数に圧倒的な差がある場合はグリフィン大王が防衛配置で自陣に留まる場合はゾンビ脳で構わず突っ込んでくるカイライダーを倒せばいいが、基本的には万全のスピアトン隊4人程度以上でカイライダーを包囲して取り巻きが増える前に背中に槍を叩き込んで素早く始末してからグリフィン大王と戦うのが良い。ただし、それが出来ないままにグリフィン大王が一画面以上先行してしまったら、思い切りよく攻撃目標をグリフィン大王に切り替える。このパターンはグリフィン大王も弾幕でそれなりに削れている上、先行したスピアトン隊に手こずるカイは暫く動けない。ともかく分断してしまえば脅威度は大きく下がる一方スピアトンは乱戦に弱いので、こちらの採掘隊が蹴散らされる前にグリフィン大王を片付けてから逆襲する方が湧き出るゾンビの元を断つのにこだわるより勝てる可能性は高い。

Hacker.exe

大小様々の混合スキンユニットを繰り出し、頻繁にゴールデンスピアトン(しかもボルタ槍持ち)を呼ぶ上に最後はファイナルボスをぶちかまして来るという力押しの権化。これで石像がいかにもゴールデンスピアトンが出そうな黄金スピアトンでなく黄金キングだったら手のつけられないヤバさだったが、見かけ上混合のスキンは武器と防具の混ぜ方の問題か実際には1種類分の機能しか有していないなど、妙に抜けたところがある。
とは言え、序盤のソードラス同士の殴り合いに強い(実質)ラヴァ大型ソードラスにデバフ性能全振りの小型アイスアーチドン、弱点の火力を補いパワーと頑強さを兼ね備える(実質)ボルタ大型スピアトン、ゾンビを呼ぶアンデッドメイジキルに突進力に振った小型高速ジャイアントと理に適った構成は押さえ込みに失敗すると凄まじいパワーで押してくる。像とマイナーの設定はかなり無意味な上にスペルの使い方も召喚以外は割とぬるいのが救いだが、問題はファイナルボス。メリックとともに現れ、頻繁に召喚されるゴールデンスピアトンを足元に従え、陽動に引っかかりにくいトーナメント仕様のAIでただ進み、押し潰し、粉砕してくるその姿はとてもあの針鼠になるだけの孤立した木偶と同じユニットとは思えない。
ともかく、これを倒すには一般兵を壊滅させ切れ目なく投入されるゴールデンスピアトンを無力化しつつスピアトンを6〜7、アーチドンを8〜10体程度用意して挑む必要がある。ベースはソードラスの暴力で、ゴールデンスピアトンはメイジキルと槍剣で潰し優位を確定したら健康なスピアトンを確保し、撤退を促して傷を浅くさせてしまうアーチドンは他の決戦準備が整ってから一気に致死量まで増やしていく手順で挑む。出現したら出会い頭にメイジキルで取り巻きを爆破して後退→引取り巻きが石像前まで来たら突撃命令で軽く弾幕浴びせてまた後退→ファイナルボスが完全に石像前に出て後ろに回り込めるようになったら決戦開始。メイジキルで最後にもう一発かましたら操作をスピアトンに交代、スピアトンを連打しながら背中に槍を叩き込んでいく。射撃陣地を地割れで吹っ飛ばされないよう適宜引き撃ちで後退するが、できれば序盤で一気に火力を叩き込んでベースが戦場になる前に終わらせたい。ファイナルボスを倒してもゴールデンスピアトンが出るのでまだ気は抜けない。槍剣またはソードラス連打で残党を駆逐して長引く前に石像を破壊する。

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