痛い…けどトイレに行けない。腹痛を乗りきるための「術」 5選
「おなかいたい…」
もうこのセリフをこれまで何度言ってきただろうか。
不運にもお腹が痛いエピソードというのは記憶の強く残ってしまう。
・通勤 / 通学
・授業 / 会議(ミーティング)
・テスト / 試験
・集会
・旅行 / バス / 快速
以前は上記のワードを聞いただけでお腹が痛くなり、加えてトイレに行けない状況になった途端にお腹が痛くなるなんてことも良くありました。
今回は「どうしてもトイレにいけない」「我慢しなければいけない」
そういった状況に遭遇してしまった時に役立つ、
その場でできる、腹痛を乗り切るtipsをまとめてみました。
参考になれば良いなと思います。
「便意」という荒波を乗りこなしていきましょう。
1. 時間を気にしない / 時計を見ない(初級)
例えば1時間の授業や会議の最中、ぎゅるるると急に押し寄せる便意。
トイレに行きたいが今はどうしても行けない。
ふと時計を見てみると、まだ10分しか経っていない。
あと50分という長時間この苦しみに耐えるなんて、考えるだけでもゾッとします。
時間を意識してしまった途端、苦痛は増すばかりです。
時計を見るのはできるだけ避けましょう。
ちなみに最後まで油断は禁物です。
最も集中しなければいけないのはむしろ、会議・授業の終盤の方です。
もうそろそろ終わるぞ!と安心感に満たされた瞬間、最後のビッグウェーブは押し寄せてきます。これまで我慢してきたのが全て水の泡にもなってしまいます。
最後まで油断せず、安心するのは便器に座ってからにしましょう。
2. 足をクロスする(初級)
あぁ…もうだめだ…もう我慢できない…
あと、少しで会議終わるのに。トイレは目の前なのに。
この方法はあと数分耐え凌ぐのに最も効果的です。
「もうだめだ」と感じた時は、最後の悪あがきとおもって足をクロスしてお尻の穴を締めてみましょう。
座っているときは、背筋を伸ばして椅子ギリギリに座り、
背もたれに背中をつけると締めやすくなるはずです。
お腹より下を前に突き出すイメージです。
過度にやると怪しまれるので「私は背筋を伸ばしているんだ」と言わんばかりの顔をして、できるだけ自然にやってみましょう。
3. 息を止める / 他の痛みに変える(中級)
そもそも「お腹がいたい」というのは、体の生理的な反応です。
痛みを感じているのはお腹ではなく脳です。
脳が体の不純物を出そうと腸に指示を与えているようなものです。
IBSの方は腸と脳の関係が過敏になっている状態とも言えます。
そのような体の反応を逆手にとり、腹痛よりも痛い・苦しいという情報を脳に感じさせることで、腹痛の痛みを上書きするイメージです。
ただ腹痛を上回るような痛みってそうそうありませんよね。
そういう時は息を止めてみましょう。
1分間を目標にし、苦しければ苦しいほど効果的面です。
他にも、手の甲や太ももなど痛みを感じやすい箇所を本気でつねったり、みぞおちを押すなどの方法もありますが、ある程度強くやらないと効果が出にくく、痕も残ってしまう可能性があるため、くれぐれも怪我はしない範囲でお試しください。
4. むかついたこと、悲しかったことを思い出す(中級)
上の3の応用に近いですが、過去体験したむかついたことや悲しかったことを思い出してみましょう。
喜怒哀楽の中でも、怒りと悲しみの感情はエネルギーが強く、痛いという感覚を打ち消すのに向いています。
特に怒りの感情を呼び起こすのが良いかもしれません。
少しだけ私が体験したことをお伝えすると、朝の通勤で急にお腹が痛くなり、職場の最寄り駅から会社までの道中を急いでおり、駅のホームを走っていました。
決してよそ見をしていたわけではありませんが、反対方向に向かって歩いていたアウトローな青年ぶつかってしまいました。
もちろん走っていた私も悪いのかもしれませんが、道をふさいでくるような動きと謝らないあたりから、あきらかに故意にぶつかってきたことがわかりました。
私はそれどころではなかったので、謝り先を急いだのですが、全く彼の行動に対してふに落ちていませんでした。朝から怒りに満ち溢れ、気分は最悪です。
しかし、彼にぶつかってからというものの、お腹が痛くなくなったのです。
「ぶつかった衝撃」と「怒りという感情」が、腹痛を吹き飛ばしてくれましたのです。当時はお腹が治ったので、急ぐ理由もなくなり逆に清々しかったのを覚えています。
逆に「喜び・楽しみ」のようなポジティブな感情でやろうとすると逆効果なことが多いです。なぜなら腹痛という感覚とは正反対の感情であり、書き換えるのにそれだけのエネルギーが必要になるからです。
少し哲学的な話みたいになってしまいましたが、痛みの感覚を「怒り・悲しみ」という負の感情で上書きするということは、長時間我慢する上では割とおすすめです。
※ あまりやりすぎると情緒不安定にもなるのでほどほどにはしましょう。
5. 寝る / うずくまる(上級)
最後は少し勇気が必要なので、難易度が高いかもしれませんが、腹痛を乗り切るというミッションを達成するには最も効果的かつ楽です。
また、少人数の会議より、授業のような比較的多人数の方が実行しやすいでしょう。
お腹が痛い時って、頭の中がそのことでいっぱいなるので、疲れませんか?
もうその勢いで寝ちゃいましょう。授業や会議の終わりまでひとっ飛び。
長い苦しみを味わわなくていいですし、そもそもそんな危機的状況で授業や会議には集中できませんし、意味がありません。
ただ、「ばれたらどうしよう」とか「叱られたらどうしよう」とか思った方もいるかと思いますが、むしろそこがチャンスです。声をかけられたらすかさず「体調悪くて…」と伝えましょう。
弱っている相手に対してそれ以上責めることはできないでしょう。
それに、トイレに行くきっかけもできるため「ちょっと外してもいいですか」と勇気を出して伝えましょう。
大人数の前で自ら言葉を発することができないのであれば、相手から気にかけてもらうのも一つの作戦です。
ここで大切にしたいポイントは、あとでちゃんと事情を伝え謝りに行くことです。寝ていることがバレてしまうと自分の評価が下がってしまいます。そこだけはしっかりフォローしましょう。
加えて一度このやりとりを経ることで、その後同じような状況になった場合も相手が事情を理解してくれているので、前回よりかも自ら伝えやすくなるでしょう。周囲の理解も大切です。
最後に
あくまでどうしてもはずせない時の対処法ですので、お腹が痛くなったら潔く我慢することは諦めて、可能な限り退席するなりしトイレにいきましょう。
「我慢」することはIBSを克服する上で良い選択ではありません。
しかしIBSをお持ちの方は、神経質な人が多く人の目を気にする方が多いのではないかと思います。途中で声を上げて退席することってかなり勇気が必要ですよね。
今回はそういう方に向けて、腹痛が少しでも楽になれば、治まれば良いなと思いかいてみました。是非できるものからトライしてみてはいかがでしょうか。
1人でも多くの方が救われますように。
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