大手キャリアからMVNOに変えてみた
今回は英語関連ではなく、携帯電話の契約を大手キャリアからMVNOに変更した話を書こうと思います。無料版で公開しますので最後までお読みいただけます。検討にあたっては以下2名の方のnoteを参考にさせていただきました。
MVNOに変更するときの基本的な考え方や、各社の比較は上記の記事に譲るとして、私は自分が比較検討した際のプロセスを具体的に書こうと思います。
以前から携帯料金を高いなーと思っていたのですが、ご両名の記事を読み、私も自分で色々とシミュレーションしてやってみるかと思い立ったのがきっかけです。筋トレも効果が出始めたし、この界隈に入って良いことしかない。
本記事の構成は以下の通りです。
1.現状把握
2.MVNOに変更した場合にかかる料金のシミュレーション
3.検討の結果、採用したMVNOキャリア
4.料金比較
5.契約変更の手順について
6.その他
7.終わりに
【1.現状把握】
さて、私の携帯電話の契約状況ですが、iPhone4が発売した少し後にソ○トバンクと契約し、以降6年半ほど契約を続けておりました。料金のシミュレーションを行うに当たり、「大手キャリアによる契約の2年縛り」「端末代金の24ヶ月分割払い」を考慮し、2年間(24ヶ月)での計算、比較を行いました。
私は通話時間が短く、データ量の追加手続きも行わないため、月々の料金はほぼ一定です。過去半年の料金が参照できますので、その平均は「端末代込みで7,235円」でした。これを24ヶ月分に換算すると「173,640円」です。2年間でこれだけ払っていることになります。
一方で、MVNOに変更した場合どうなるのか、というシミュレーションですが、私の場合は持っている端末がSIMロック解除できないもので、更に契約更新期間(*)からもかけ離れていたため、端末新調代金と違約金を考慮する必要がありました。
(*)契約更新期間
2年毎に短期間(1~2ヶ月間)だけ、解約や他社への乗換え手数料が無料になる期間のこと。いわゆる「2年縛り」。2年過ぎればいつでも解約できるわけではないことに注意。
【2.MVNOに変更した場合にかかる料金のシミュレーション】
ということで、契約変更時にまとまってかかるお金は以下の通りです。これに新規契約するMVNOの料金がかかることになります。
ソ○トバンク解約手数料(MNP転出手数料含む):13,500円
iPhone端末代金:94,080円(今回はiPhone7 256GBを購入したため、実際の金額は102,384円です。しかしキャリア間の料金比較を行うため、2年前に購入したiPhone6と同じ94,080円として計算します)
ここまでで前準備は完了とし、MVNOの料金体系比較を行いました。検索エンジンで「MVNO 比較」などと検索し、出てきた比較サイトから各社のHPに飛び、10社ほどチェックしました。比較サイトでは、キャリア別・データ量別に料金をわかりやすく表にして記載してくれているところもあり、参考になります。
【3.検討の結果、採用したMVNOキャリア】
比較検討の結果、最終的に
「LINEモバイル コミュニケーションフリープラン 音声通話SIM 3GB(月額1,690円)」に決定しました。
考慮した要素はいくつかあったのですが、最終的な決め手は「SNSのモバイルデータ通信料がカウントされないこと」でした。LINEモバイルのコミュニケーションフリープランは、LINE, Twitter, Facebook, Instagramの通信量がカウントされないという特徴を持っています。
私はiPhoneでSNSをよく使いますが、家にWifiを設置しているので、月々のデータ量としては「外出中、かつ上記SNS以外の通信量」だけを考慮すれば良いことになります。そのため、最低データ量の契約でも十分だと判断しました。
(iPhoneでは、「設定」→「モバイルデータ通信」から、各アプリがどれぐらいのモバイルデータ通信量かを見ることができます)
他の要素としては「キャンペーンの割引が強力だった」ことです。3/31まで契約の方に限りますが、「3ヶ月間料金無料」「3ヶ月間3GBプレゼント」は魅力的でした。また、使用しなかったデータ通信量は翌月に繰越可能です。
万が一、月のデータ使用量上限を超えてしまっても、LINE等の通信は引き続き高速で行えることも良い点でした。これで緊急時も問題ありません。
さらに、契約縛り期間が1年と短く、解約可能期間の指定も特にないため、1年経てばいつでも解約できるのも良い点でした。
【4.料金比較】
MVNOに変更したことで料金がどう変わるか、ということを見ていきます。
①過去2年間でソ○トバンクに支払った料金:173,640円
②今後2年間でかかる料金
・ソ○トバンク解約手数料(MNP転出手数料含む):13,500円
・iPhone端末代金:94,080円
・LINEモバイル登録事務手数料:3,000円(これはAmazonのエントリーパックを使えばさらに1,500円ほど安くできるようです。私は契約した後に知りました・・)
・月額料金:1,690円×21ヶ月=35,490円(3ヶ月無料キャンペーンのため)
①-②=27,570円
ということで、2年間で27,570円です。月々で考えると、約1,150円の削減ですね。
今回は端末の新調と、解約手数料が発生しましたが、SIMフリー端末も入手しましたし、次回は解約手数料もかからない見通しですので、次回更新の際はさらに大幅な削減が見込めると思います。
【5.契約変更の手順について】
大手キャリアからMVNOに移行するに当たり、変更の手順について不安な方は多いと思います。今回私はLINEモバイルに変更しましたが、LINEモバイルのWebサイトには契約変更の手順について詳細かつわかりやすく記載されており、全く問題ありませんでした。基本的には以下の手順で変更できます。
(1)SIMフリー端末の入手
(2)現在契約しているキャリアに解約の連絡、MNP予約番号の取得(電話番号を移行する人のみ)
(3)新規契約するキャリアでプランを選び、加入。このとき(2)で取得したMNP予約番号を入力
(4)新規契約したキャリアからSIMカードが送られてくる。(3)で入力したMNP予約番号によって、自分の電話番号が紐付けられている
(5)SIMカードを端末に挿入、新規契約したキャリアに使用開始の連絡
(6)新規契約したキャリアが使用開始されると、現在契約しているキャリアは自動的に解約される
一点注意して頂きたいのですが、キャリアによってはSIMカードが届いた後、こちらから連絡しなくても数日経過すると使用が開始される場合があります。私はSIMカードが届いたとき、仕事の都合で3日間ほど放置していたのですが、いきなりキャリアが切り替わり、元の端末のモバイルデータ通信が使用できなくなりました。SIMカードが届いたら、なるべく早く使用開始の手続きを行ったほうが良さそうです。
【6.その他】
LINEモバイルには破損や水没を保障する端末保障オプション(月額500円)がありますが、私は加入しませんでした。理由は以下の通りです。
・iPhone7が防水仕様であること
・衝撃吸収のケース、フィルムをつけること
・ほぼ毎日、iTunesに端末内データのフルバックアップを取っていること
・これまでに携帯を紛失、破損した経験が(ガラケー時代を含めて)一度もないこと
もちろん、万が一、ということも考えられますが、確率と期待値の観点から、今回は加入を見送りました。
次回以降の検討事項としては、端末内に保存している写真や動画などのデータを削減することができれば、もう少しストレージ容量を抑え、端末代金を安くできる可能性があるため、写真のクラウドサービスについて、より詳しく検討したいと思います。
【7.終わりに】
今回は私が大手キャリアからMVNOに移行するプロセスを書いてみましたが、いかがでしたでしょうか?移行する前のキャリアがド○モやエー○ーの場合は検証できていませんので、手順に若干の違いはあるかもしれません。
「その条件ならこっちのプランのほうが安いよー」とか、そういった意見も大歓迎です。次回検討の際には参考にさせていただきます!
1年経ったら、またMVNOを比較して、より良いプランがあれば乗り換えを検討しようと思います。
ご質問、ご感想はTwitterまで:@hero_sthg_stfl
RTいただけると喜びます!