家族が亡くなることを想定しての準備
「(義父が)夏を超えられない可能性がある」ということで退職を決意しました。在職の時に亡くなったら引継ぎとかで迷惑かけるなということを気にしていたのですが、9/4現在はまさかの退院してます。血液の値が安定したからということなのですが、リンパ腫の検査をするためにまた病院通いはしますし、継続的な投薬も必要なので近隣の病院を探すなど事務作業は必要のため、しばらく「就職」活動(無職なので転職活動ですらないw)はできそうにありません。
せっかく空き時間があるので、前回の義母が亡くなった時を振り返りながら「いま義父が亡くなったら!」ということで手続きの準備をしていきたいと思います。
全体像を把握する
実母や義母が亡くなったときも思ったのですが、思った以上に自分から主体的に動かないといけないものが多いです。
税金と一緒で動かないとあとから怒られるものもあったりするので、しっかり対応しないといけないのですが、調べる力や役所の支援ないと出来ない人も多い気がしますし漏れている方も多い気がします(本来は対応すべきだけどなぁなぁになっている手続きも多いイメージ)
やるやらないという判断抜きにWEB上でざっと見て必要だと書かれているものをまとめます。
すぐに行うこと
死亡診断書・死体検案書の受け取り
死亡届の提出・火葬許可証の受け取り
訃報の連絡
葬儀社へ連絡、打ち合わせ
葬儀の手続きと初七日
公的な手続き
年金受給停止(10日または14日以内)
健康保険の資格喪失届(5日または14日以内)
介護保険資格喪失届(14日以内)
住民票の世帯主変更届(14日以内)
雇用保険受給資格者証の返還(1カ月以内)
国民年金の死亡一時金請求(2年以内)
埋葬料請求(2年以内)
葬祭費(2年以内)
高額医療費の還付申請(2年以内)
遺族年金の請求(5年以内)
故人の未支給年金の請求(5年以内)
税金関連
所得税の準確定申告・納税(4カ月以内)
固定資産税の納税・現所有者申告
相続税の申告・納税(10カ月以内)
遺産相続関連
相続人調査
相続財産調査
遺言書を探す
遺言書の検認
相続放棄、限定承認の検討と手続き(3カ月以内)
遺産分割
相続税の計算、申告・納付
相続登記(不動産の名義変更)
銀行の預貯金払い戻し、名義変更
株式の名義変更
自動車の売却、名義変更、処分(廃車)
その他
クレジットカードの利用停止
運転免許証の返納
パスポート失効
団体信用生命保険の請求手続き
生命保険金の受取り
公共料金の名義変更
携帯電話、スマートフォンの解約
定期購読サービスなどの名義変更や契約停止
シミュレーションしてみる(実例)
すぐに行うこと
死亡診断書・死体検案書の受け取り → 医師が忘れるはずはないのでもらうだけ。※手続きによって必要になることがあるので提出前にコピー取ること。
死亡届の提出・火葬許可証の受け取り → 役所だが葬儀屋が代行してくれると思う。
訃報の連絡 → エンディングノートでの確認をする
葬儀社へ連絡、打ち合わせ → 義母と同じところで事前に義父と会話しておく(人数的が多いと他の選択肢必須)
葬儀の手続きと初七日 → 葬儀社次第。希望なければ義母の時と同じ想定。
公的な手続き
年金受給停止(10日または14日以内) → 該当しない。マイナンバーの対応しているから役所の死亡届だけでよいはず。※未支給年金がない前提
健康保険の資格喪失届(5日または14日以内) → 役所
介護保険資格喪失届(14日以内) → 役所
住民票の世帯主変更届(14日以内) → 状況確認
雇用保険受給資格者証の返還(1カ月以内) → 該当しない
国民年金の死亡一時金請求(2年以内) → 該当しない
埋葬料請求(2年以内) → 該当なし(後期高齢者医療制度のため)
葬祭費(2年以内) → 役所
高額医療費の還付申請(2年以内)→ マイナンバーで行っていれば発生しない認識
遺族年金の請求(5年以内) → 該当しない
故人の未支給年金の請求(5年以内) → 年金事務所
税金関連
所得税の準確定申告・納税(4カ月以内) → 該当しない ※所得税観点では不要
固定資産税の納税・現所有者申告 → 23年度であれば不要。タイミング次第で必要となる
相続税の申告・納税(10カ月以内) → 税務署 ※税理士相談が必要となるかも
遺産相続関連
相続人調査 → 生まれたときから直近までのすべての戸籍の収集直近からさかのぼってやることになる。数が多いのがわかっているから相談。手間考えては代行も検討してよいとおもう(10ぐらいになるとか言ってた)
相続財産調査 → 不動産と銀行だけのはず。
遺言書を探す → 書く可能性あるなら場所だけ相談しておくかな、、、
遺言書の検認 → 家庭裁判所
相続放棄、限定承認の検討と手続き(3カ月以内) → 該当しない
遺産分割 → 前回同様協議書を書いて対応(もめない限り)
相続税の計算、申告・納付 → 税務署 ※税理士入れるか相談
相続登記(不動産の名義変更) → 司法書士入れる
銀行の預貯金払い戻し、名義変更 → 各銀行
株式の名義変更 → 該当しない
自動車の売却、名義変更、処分(廃車) → 該当しない
その他
クレジットカードの利用停止 → 確認(ないはず)
運転免許証の返納 → 該当しない
パスポート失効 → 該当しない
団体信用生命保険の請求手続き → 該当しない
生命保険金の受取り → 共済の内容を確認
公共料金の名義変更 → いい機会なので全部変える
携帯電話、スマートフォンの解約 → 楽天のSIMどうするか検討
定期購読サービスなどの名義変更や契約停止 → 新聞とHuluを検討/NHKは申請必要
最後に
今回は概要レベルだけにとどめて記載しましたが、役所の効率的な回り方や順番などをさらに追及して準備をしようと思います(親族とも仲が良いのである程度相続の話もできているので遺産分割協議書のたたき台は作っておこうかなと思ってます)
今回の私のレベルだけでも決めておくと作業ボリュームや何が今足りていないのかがわかるので有事の際の準備としてはよいとおもっています。私は悲しみが後から来るタイプなので踏ん張っていましたが、妻は泣き崩れて動けなくなるタイプだったので事務手続きに向いている方/いない方もいると思います。踏ん張っていても心も体も正直なものでつらいことに変わりはありませんので少しでも準備をすることをお勧めします。
2人見送った経験者としては葬儀をどうするのかという部分が最初に苦労する点です(実母と義母の拠点が違うために同じ対応ができなかった)
急死の際に葬儀社をすぐに決めないと遺体の移動すらできずに非常に困りますのでここのあたりを付けておくのをお勧めします。
そのため、嘘をついてでも(友人の友人の話などにするなど)元気なうちにエンディングノートの記載の支援と葬儀社について意見交換する方が親孝行にもなるのかなと思ってます。
参考サイト
<概要に利用>
<詳細に利用>
<再確認用に利用>