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日本レガシー選手権(2023.03)Top4記念〜リアニメイト大会備忘録〜

どうもこんにちは!
関西圏でリアニメイトデッキを使ってレガシーを遊んでいるさんよーちゅうと申します。
前回の記事からまだ一月たっていませんが3月5日にプレイヤーズコンベンション横浜の併催イベントとして「日本レガシー選手権」が開催されたので今回は大会レポートになります。
さらっとした内容の予定です。

【自己紹介】

TOP8の集合写真です!4位抜け!やったー!

基本的に無料ですがいつもの様に最後に投げ銭出来るようにしとくので応援やらお祝いやらしていただけると踊って喜びます。

【青か赤かどっちが良いのだろうか?】

1月下旬の関西は日本橋での出来事。
ゲームショップさかいやという古のレガシープレイヤー達が集うお店で頭を抱えることになります。
赤黒リアニでミラー戦完敗からの0-3。
"魔境"といわれるさかいやフライデーナイトマジックwithレガシーではリアニメイトがとても多く、8人前後の大会でグリセルブランドが12枚あるなんて事が稀に・よく・頻出します。
当然他のデッキも墓地対策をしっかりと取っておりそれなりの運が必要になってきますが、まさか全敗するとは考えておらず結構ショックを受けていました。

そして2月中頃開催されたKMC(関西の草の根大会で今回は75名参加)では、新登場した偉大なる統一者、アトラクサをただ既存の赤黒リアニに投入したリストで大会に臨みましたが大型クリーチャーが手札に来過ぎてしまい中盤何も出来ずに負けてしまう事故が何度か起こり赤黒カラーに限界を感じていました。

こちらも半ば諦めの事故が多く心が折れそうでした。

そんな中、MOでは青黒リアニが好成績を残していると言うことで渦まく知識を久しぶりに使いたいと言う欲求に抗えずあーだこーだいじくり回して3月を迎える事になります。
仕事の都合止む無しではありますがこの間大会には全く出れておらず、ちょこっとnoteを書いただけでした。
この様な調整時間なしの状態で今回のプレイヤーズコンベンション横浜に乗り込みます。

青黒で組んだデッキ一式とその他調整用に青赤黒ついでにタッチ用の白いカードなどを詰め込んだストレージ。

【サイドイベントで感じた高感触な部分と変えるべきと思った部分】

近くでジャッジコールされて騒然となりました。
2回戦だったけど、1回戦目どうした!!??

ということで青黒リアニメイトに変えて初の実戦はこのサイドイベントのレガシー2となります。
かつてTinFinsを回していたのでコンボ的な渦まく知識の使い方はある程度理解しており、そこまで悪い戦績にはならないだろうと考えていました。
今回はTwitterで見かけた感触の良いリストを一部自分好みに弄った形で大会スタートです。

レガシー2
①URデルバー○××
「久しぶりのレガシーで人から借りたデッキ」とのことで不慣れな部分が多々見受けられたのでアドバイスしながらプレイしていました。
「未認可霊柩車の起動忘れてるよー?する?」みたいな軽いノリでプレイしていたんですが、気付いたら負けていました(笑)
ただしっかりと収穫もありました。
一つはデルバー相手に少し土地の選択が甘くなってしまっている印象を受けたこと。
今回のリストの基本土地は2枚でしたが実際のゲームでは3マナアクション(実物提示教育など)があり、不毛の大地をケアしきれないと思いここを改善しようとメモしました。
また水蓮の花びら4枚でマナ加速としていた部分もひっかかりを覚えました。
ここは暗黒の儀式でも、もしくはそれらを分けてデッキに入れても良いかと思いました。
その方がバックアップがある時(悲嘆やwill)に畳み掛けるのが簡単で、サイド後の虚空歩きのキャスト(+思考囲いなどの強い動き)が簡単で魅力を感じました。

②(③かも?)青緑オムニテル○×○
夏の帳があるかないかで戦績が大きく変わるマッチアップ。
ここではサイドボードのダウスィーの虚空歩きがエムラクールに変わるなどしっかりと活躍しました。
しかしサイドチェンジ時に抜くカードがなかなか決まらず時間がかかってしまいました。
ある程度の抜き差しの指標を今日中に見つけなければならないと痛感しました。
試合後はスニークショーとサイド後の違い(主に対策や打ち消し)などを聞いたりどこから参加してるんです?みたいなたわいない話をしていました。

③は忘れました。
なんだったんだっけ??
絶対何かしらお話したと思うんですが本当にここ一時間記憶がありません、、、

③(②かも?)青黒テゼレッター 勝ち
油断していると不毛の大地で土地を割られてしまいUnderground Sea一枚でしばらく止まります。
苦し紛れに悪意の大梟をwillしてそれを再活性して誤魔化していましたが、この後墓地にクリーチャーを落とせたのにマナソースを引けず手札の動く死体が使えない状態になってしまいました。
一方お相手は土地しか引かない状態でマナスクリューvsマナフラット対決となります。
この勝負はこちらが引いた悲嘆を自らデイズで打ち消して無理矢理2マナ捻出してリアニメイトする荒技を魅せて勝ちます(思い出した記憶は以上です)
お相手とは試合後「こんなに事故ったのに負けるのか(トホホ」みたいな会話をしたような、、?

このレガシー2で不満に感じた部分を考え、メインとサイドの何枚かのカードを変更しました。
・マナ加速を分割(儀式2枚、花びら2枚)
・起動型墓地対策アーティファクトをケアするカードを変更(ハーキルの召還術から無のロッドへ)
マナ加速を分割した事で無のロッドを採用できる様になりました。
またこのレガシー2で実際に対人で回してみて予想以上に柔軟で安定感があったため、「本番でも青黒を使おう」とここで決めました。

続いてレガシー4
①ニッサの信託者コンボ
○○
知らないコンボ(存在は認識していますが勝ち方をわかっていないデッキ)を一つ覚えました。
汚れた契約コンボでした。
得難い経験です。
実物提示教育を使う都合、タッサ誘発に汚れた契約内臓生物能力起動でワンチャン負けるパターンを理解したのは大きな成果です。(ヘルムヴォイドやペインターみたいですね)

②赤単ペインター○○
赤から青になってどう対応するのかに少し悩みました。
アーティファクト対策はやはり赤が本領です。
虚空歩きを採るか悩みましたがサイドボーディングが難解な為、実物提示教育と対策に触るカードで行くことにしました。
またこの試合が決め手となり(墓地対策置物の回答とペインターなどコンボへの回答として)無のロッドをこのままサイドに採ろうと決めました。

③白単イニシアチブ(ID)○×○
ID後の実践形式フリーマッチではwillで打ち消した相手のクリーチャーを釣り上げるといった赤黒リアニでは出来なかった勝ち手段を知れたのでここも成果がありました。(本当にぶっつけ本番じゃなくて良かった)
またイニシアチブを取れたら基本地形の3枚目がないと何も起こらない状況が発生したためやはり3枚目の基本地形は欲しいと思いました。

このサイドイベントを通して新たに
・メインの土地15枚(基本土地3枚)
・サイドカードをさらにいくつか変更
この辺りを決めました。

またこの部分以外では
・このまま好きなカードを入れる(呪文探求者と集団的蛮行)
・アトラクサの効果で公開された時の当たりカードを分散
個人的な好みで変えた部分でこのまま残しても良いと思った呪文探求者と集団的蛮行の二種はメインに据え置くことにしました。
少し重い為ブルーカウントになる点、
息切れした時に釣竿か納墓足りない方をサーチできる点、
シルバーバレットが上手く行くかも?ぐらいの利点を評価しての採用でした。
3マナアクションとしては物足りないので一部のマッチアップにおいては抜ける枠にもなりサイドチェンジに丁度いいかなー?とも思っています。
またアトラクサの効果で意志の力を加える時相方の青いカードの当たりを増やしたかったのでクリーチャーとソーサリーに青いカードをある程度分散させたいと考えました。(例、実物提示教育、呪文探求者)
リストが汚くはなりますがお祭り感覚なので今回はこんなもので良いだろうと軽いノリで弄っています。
そんな訳で調整時間約6時間(実践6マッチ)でもって日選レガシー本番を迎えることになります。


【日本レガシー選手権本番】

会場到着!

昨日はまさか前日受け付けで一時間も並ぶことになるとは思わずまた何かしら待たされるかもしれないと思いながら会場へ。

4位 Yamanaka Kousuke
土地
3《Underground Sea》
1《冠雪の島/Snow-Covered Island》
2《冠雪の沼/Snow-Covered Swamp》
1《天上都市、大田原/Otawara, Soaring City》
4《汚染された三角州/Polluted Delta》
2《湿地の干潟/Marsh Flats》
2《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》

クリーチャー
1《グリセルブランド/Griselbrand》
1《残虐の執政官/Archon of Cruelty》
1《灰燼の乗り手/Ashen Rider》
3《偉大なる統一者、アトラクサ/Atraxa, Grand Unifier》
1《セラの使者/Serra's Emissary》
4《悲嘆/Grief》
1《呪文探求者/Spellseeker》

スペル
1《集団的蛮行/Collective Brutality》
4《渦まく知識/Brainstorm》
4《入念な研究/Careful Study》
4《意志の力/Force of Will》
2《目くらまし/Daze》
4《納墓/Entomb》
4《再活性/Reanimate》
4《動く死体/Animate Dead》
1《Dance of the Dead》
1《実物提示教育/Show and Tell》
2《暗黒の儀式/Dark Ritual》
2《水蓮の花びら/Lotus Petal》

サイドボード
1《無のロッド/Null Rod》
1《漸増爆弾/Ratchet Bomb》
1《外科的摘出/Surgical Extraction》
2《思考囲い/Thoughtseize》
3《ダウスィーの虚空歩き/Dauthi Voidwalker》
2《殺し/Snuff Out》
1《狼狽の嵐/Flusterstorm》
1《残響する真実/Echoing Truth》
1《否定の力/Force of Negation》
2《実物提示教育/Show and Tell》

本日のデッキ。
ごちゃごちゃです(笑)
前回のnoteで書いた評価ではかなり低く見積もっていた「灰燼の乗り手」をメインに採るなどお試しカードがたくさん入っています。

会場では関西組(いつものメンバー)を見つけてぼちぼち談笑して「今日は出来るだけ知らない人と対戦したいよねー」とフラグを立てていたところに大会開始の通知が送られてきました。
表示されたお相手の名前は知らない方。
関西勢で食い合わなくてよかったとテーブルへ向かいます。

■一回戦「青緑オムニテル」先手○○

席に着いた瞬間お互いが「あ!」となり対戦相手の方はかなり渋い顔をされながら「昨日当たりましたよね」と話し出されました。
やりました。
フラグ回収です(笑)
ただこの時点ではどのアーキタイプを使われていたか思い出せていませんでした。
記憶に残っている印象からオムニテルかペインターのどちらかを使われていた方だと身構えてスタートしました。
1戦目先手で、おそらく納墓や入念な研究は裏目が無いはずと果敢に攻めようとキープしお相手がオムニテルだと分かってからはキルレンジや苦手意識をついて押し付けるプレイを心がけました。
結果的に過剰な納墓等をわざと打ち消されるように動き、ハンデス呪文も駆使して勝ちます。
2戦目は初手をふんわりキープしお相手が1マリガン。
後手なのでカウンターを構えながら入念な研究や渦まく知識で手札を強くしてダウスィーの虚空歩きなどが通るか確認しながらゲームを進行していきます。
そして問題なくプレイできるタイミングでアトラクサをリアニメイト。
最終的にアトラクサ、虚空歩き(夏の帳を追放)、手札に否定の力、will、青いカード2枚の盤面にして勝ちました。
【補足】
このマッチはハンデス呪文がマストカウンターの様に刺さります。
夏の帳と言う強力な回答カードや墓掘りの檻という制圧力のある墓地対策がありますが、基本的に相手側は待ちの構えになる為、虚空歩きでビートダウンしたりわざと納墓を唱えて相手方の反応を探る事で攻め時を推測していきます。
今回は1マリガンした相手にわざとwillを吐かせる事が出来、とても上手く立ち回れていました。

■二回戦「土地単」○×○

2戦目のプレミ。
入念な研究の際に納墓を捨ててしまった結果渦まく知識で何も見つからず2ターン失いました。
納墓はデッキを混ぜる事にも使えるという初歩的な考えが飛んでいました。
一手あればチャンスがあっただけに戒め案件となりました。
3戦目は先手だったのでサイドアウトしていた目くらましを戻したところ初手納墓、再活性、目くらましの1マリガンハンドをキープ。
2ターン目で釣りに行くとお相手が輪作で対応された為、墓地対策を躱す事に成功し勝ちました。
感想戦でわかりましたが、忍耐を持たれていたそうで「だったら目くらまし読みで1マナ立ててプレイすべきでしたねー」とお話ししてました。
【補足】
忍耐や輪作、エルフの開墾者さえなんとかすればリアニメイトは簡単に通ります。
立ち上がりを不毛嵌め、リシャポ嵌めされないこと。
抵抗の宝球とは付き合うか打ち消すかその時々で判断します。
リアニメイトが通った後で怖いのものはカラカス、イス卿の迷路(複数)、Glacial Chasmなど土地カード。
いずれも残虐の執政官で解決するので目指すべき目標だと思いプランを考えます。

■三回戦「アトラクション忍者」○○

前回のエターナルパーティーバブルラインで対戦した東海あの人さんとのマッチアップです。
1戦目ライフメモではあまり変動がなかったので恐らく後手1ターン目に暗黒の儀式、納墓、動く死体、グリセルと動いて勝っているみたいです。
(確か二戦目開始後すぐに「赤黒じゃなくて青黒だったのかー」と言われたはずなのでこんな感じ)
2戦目は後手を選ばれた為先手1マリガンのハンドをキープ。
狼狽の嵐、納墓、動く死体、渦まく知識、土地2枚みたいなハンドでしたが、
開始時に虚空の力線が置かれて納墓と釣竿は役割を失いました。
土地goからお相手は沼、アトラクションを出すクリーチャーでgo
返すターンも土地を置くだけで終了となります。
しかしお相手は沼一枚で土地が止まりその間に渦まく知識でアトラクサと入念な研究を得たので役割を失った墓地ルートカード2枚をデッキに戻して実物提示教育を探しに行く事にしフェッチを切った返しのターンに残響する真実をドロー。
返すターンにこれをプレイしてwillに狼狽の嵐を打って通します。
あの人「will打たされちゃったかー。やっちゃったかー」
自分「ブレストで納墓と釣竿戻したところなんで大丈夫ですよ」
からのトップ再活性。
手札の入念な研究から見事にアトラクサを釣り上げ幕引きとなります。
あの人「今日はエムラクールあるからショーなら何とかなったんだけどなぁ」
自分「あっぶねー(汗)」
土地事故に助けられた試合でした。
【補足】
忍者の墓地対策は百合子との兼ね合いもあり虚空の力戦である事が多く戦術面を実物提示教育に寄せます。
墓地ルート封殺キープが多く(対人メタ読みになりがちですが)釣竿や納墓を多めに減らす事を心がけています。
場合によってはスロットが空くので虚空歩きを入れたりします。(今回は漸増爆弾やバウンス、狼狽の嵐を入れたので虚空歩きの枠は無かったと思います)

■四回戦「黒単リアニメイト」○○

後手1マリガンで土地2枚水蓮の花びらのどれを戻すか悩んでペタルを戻して開始。
お相手が沼goとされて激しく後悔しますがなんとかその後ミスを取り戻して勝ちます。
本当に良かった。
2戦目はお相手がハンデスからスタートされますがこちらのハンドが予想よりも柔軟だった為(土地、悲嘆、再活性、虚空歩き、納墓?、動く死体?、?)納墓?(違うかも?)を落として返しに悲嘆で見ると
ダウスィーの虚空歩き2枚、動く死体、沼、敵対工作員となっており、再活性込みでダウスィーの虚空歩き2枚を落として主導権を握りにいきます。
お相手は沼から待機チューターをプレイ(虚空歩きリアニメイトだったかも??)
返すターンに島を引きお相手の虚空歩き一枚を動く死体で奪います。
返すターンに土地セット無しで2マナから動く死体(虚空歩き)を場に置き終了。
その返しにフェッチランドを手に入れた為、虚空歩き2枚+悲嘆1枚vs虚空歩き1枚の盤面となります。
この後チューターで一枚加えて終了。
ここでチューターが虚空歩きで唱えられるのかを質問したところ大丈夫との事だったので「(あれは暗黒の儀式でこちらのチューターに対応して敵対工作員を出されるとGGだからこのまま攻めよう)」と考えてそのまま押し切る事にします。
結局このまま優位に立ち回れた為勝ちました。
【補足】
リアニメイトミラーの鉄則は大型クリーチャーを減らす事です。
マリガン基準もまた大型クリーチャーを引いたか?になります。
リアニメイトミラーでゆるキープ=ハンデスキープであり強キープはワンキルです。
ゆるキープの発生確率が大きく相対的に大型クリーチャーを持つことがリスク繋がる為不要な大型クリーチャーを抜くことが大切です。
(唯一黒単リアニのサイドプランがヘルムヴォイドの場合だけ実物提示教育からのルート確保が必要ですが、)今回の様に概ね虚空歩きと悲嘆の投げ合いで幕を引くのでクリーチャーは必要最低限まで減らしましょう。

■五回戦「DDFT(ドゥームズデイ)」×○×

今大会の最大のプレミがここでありました。
このミス一つで試合内容が全部上書きされて思い出せません。
少なくとも1.2戦目はぐだぐだな試合を展開して1-1で迎えた最終戦。
こちらは後手7枚をキープ。
お相手は1マリガンからスタートです。
納墓をカウンターされながらもなんとか墓地に大型クリーチャーを落としてプレイした入念な研究で再活性、動く死体2枚、納墓、否定の力から2枚捨てる場面。
土地は一枚。
ここで前者3枚残しではなく、(二回戦のプレミが頭をよぎり)納墓一枚を渦まく知識を引いて土地が捲れなかった時のシャッフル用&万一墓地対策が出た時のケアで残してしまった。
結果トップ土地で上手くプレイ出来る様になった2本の釣り竿はどちらも見事に打ち消されて裏目になってしまいそこから先に最後の審判を撃たれて負けてしまいました。
ここは勝てた可能性がある以上猛省ポイントです。
この試合は対戦中も終わってからも無限におしゃべりしてました。
今日は競技レベルだけど楽しいし良いやろ。
(めちゃくちゃ悔しいけど)
【補足】
本当に悔しかった!
ですがこの後関西勢としゃべって(もりしーの「ミスじゃなくてケアなら裏目だし割り切ろう」という言葉で落ち着きを取り戻しました)メンタルが回復して冷静にプレーができる様になりました。

■六回戦「TinFins」×○○

気を取り直して六回戦。
こちらが先手を獲得して臨む初手は納墓と蛮行はあるが釣竿やドロソのないハンド。
ひとまず落ち着いてプレーすればフェア系なら勝てると判断してキープしましたが、結果は後手悲嘆からの暗黒の儀式で負けました。
ここで再活性からの釣り上げだった為同型ミラー戦と混同してしまいました。
迎える2戦目はなんとか勝ち(この時「浅すぎる墓穴」があり、そういう青黒リアニもあるかなぁとふんわり考えていました)運命の3戦目。
こちらは後手ダブルマリガン。
外科的摘出、目くらまし、狼狽の嵐、動く死体、土地でキープ。
お相手は暗黒の儀式、納墓(グリセル)、再活性と動かれ内心(デイズあるのか、、、負けかー。)と思いながらサージカルをキャスト。
これが通りデッキを確認して初めてTin Finsが相手だと気がつきます。
お相手「打ち消しないですよ」
自分「うひょーTinFinやん!昔使ってましたよー!」
ここで早口オタクが降臨します。
今考えるとめっちゃ恥ずかしい。
手札は沼、ブレスト、厚かましい借り手とまだまだ巻き返しのあるバンドですがこちらは2枚目の土地を引けるまでは守りのハンドです。
その後運良く2枚目を引き込み、お相手がブレストでカードを整理した返しに納墓(アトラクサ)をプレイされ、そこを通して釣竿をフラスターで打ち消し、返すターンに動く死体で釣り上げて流れを引き込みました。
お相手「サージカル採用されてるんですね。珍しい」
自分「ですです」
お相手「実はブレストで思考囲い見つけたんですよね。絶対そっちからプレイだった」
自分「あー、順番は難しいですよねー」
と振り返ってました。
【補足】
我が家の様な安心感がありました。
久しぶりにTinFins回したくなる。

■七回戦「8cast」×○○

『しのげん』にはTireがある。
一位は当然、星野源。
二位は死者の原野。

三位は、、、
そんな与太話を関西のくじからでローマ人から聞いた様な気がしたなぁと思い出しながらテーブルに着くと目の前にはオーラを放つ東のしのげんさんがいました。
西とちげぇと思いながら(ここまで全部心の中で考えてた事)苦手なアーキタイプとの大一番が始まります。
1戦目、先手1マリガンから。
ターンを返すといきなりの虚空の杯。
これをwillで打ち消します。
この後なんとか納墓を打ちますが再び虚空の杯が、次はx=2で場に着地してしまい釣り上げが出来なくなり(動く死体しかありませんでした)そのまま負けてしまいます。
2戦目は先手。
土地goから後手でガラクタとエムリーを場に出しこちらのトップを確認されます。
トップは殺し。
お相手「それ殺しなんですよね。エムリー落ちちゃう」
このターンに虚空歩き(打ち消されます)プレイ後殺しでエムリーをひとまず処理します。
その後集団的蛮行でハンデスしつつ執政官を捨て、返しに動く死体で釣り上げて勝ちと思われます。(ライフメモから推測)
そして運命の3戦目。
後手1マリガンから。
お相手は古えの墳墓からスタート。
おそらく虚空の杯が通り、こちらはこのまま受けながら(ショーテルのみあり生物を引くまでゆったりプランだったと思います)2ターン目に無のロッドをプレイしこれが通ります。
この後ウルザの物語で出たトークン2体を残響する真実でバウンスし、返しに虚空歩きが着地。
この後順調にマナが伸びて悲嘆を4マナでプレイし2体のクロックでライフを削り切る事に成功します。
前日に「ハーキルリコールよりヌルロッドの方が良い気がするんやけど、どう?」って話にに「良いんじゃないすか?」って適当に返事してくれた上忍(関西勢)に感謝!
【補足】
帰宅後8castはこの形にアップデートしました。

■八回戦「白単イニシアチブ」×○○

泣いても笑ってもこれがスイスラウンド最終戦。
3番テーブルの為IDで上がる事は出来ません。
どちらかがバブルボーイです。
1戦目。
甘いキープからゲームを開始しますが(対白イニシアチブ戦としてはかなり分の悪い初手でした)、お相手がチャリスやヘイトベアーをプレイされ、それらを捌ききることが出来ず特に目立った抵抗が出来ないまま負けてしまいます。
2戦目。
早い段階で動く死体からリアニメイト(アトラクサ)が着地し主導権を獲得しますがこれはソープロ(孤独?)されてしまいます。
しかしこのまま押し切ることができ最後は実物提示教育からお相手の墓地対策が虚空の力線であること(試合終了後にこれはプレミでしたねーと話していました)を知って終了します。

いよいよ運命の3戦目。
殺しや悲嘆のあるハンドをキープしたと思います。
お互いが悩みながらも初手キープから始まるお相手の初動は、土地と金属モックスからのサリア。
返すこちらは悲嘆をプレイしてお相手の手札(モックス、白羽山の冒険者、永岩城)から唯一のクロックを抜き去ります。
返すターンは新たな土地を置いてサリアアタック。
こちらは返しに入念な研究から引き込んだセラの使者を落とします。
第三ターン、ここでお相手は精鋭呪文縛りをキャスト。
こちらのハンドの殺しを抜いてサリアがライフを詰めに来ます。
この返しにこちらはフェッチランドセットgo。
返すお相手のアタック後にブレストをキャストし土地、動く死体、実物提示教育、意志の力、青いカードと捲れます。
サリア分のマナの捻出が必要な為、土地、青いカードと積み込みそのままターンをもらい土地セットから動く死体でセラの使者(プロテクション:クリーチャー)をwill一枚バックアップで持って送り出します。
結果的にこのセラの使者が盤面を支配し、お相手が右手を差し出されてゲーム終了です。
とても良い試合でした!
【補足】
意外と勝率の高いマッチアップです。
墓地対策が今回の様な虚空の力線の方や安らかなる眠り+フェアリーの忌み者の方などいろんなタイプがあります。
基本的にハンデスや打ち消しで嫌なカードをケアして時には相手から釣り上げて勝ちを目指します。
必ず対処しなくてはいけない封じ込める僧侶をどう処理するかは常に考えておきます。
水蓮の花びらはとりあえず置きましょう(エメリアのアルコンやサリアが出るのでケアします)

ここのメモだけ先手後手やアーキタイプが書かれてなかったので結構緊張してたみたいです。

■4位通過です!

やったー!

集合写真を撮って少し時間を挟んでいよいよSEです。
ここからの目標はエターナルパーティのTOP8を超える事。
やるぞー!

★SE①(準々決勝)「4Cコントロール(五位)」○○

先手を得て始めるSE1のお相手のデッキをこの時点で把握していませんでした。
初手は、Underground Sea、沼、目くらまし、グリセルブランド、悲嘆、動く死体、再活性。
ここで少し考えますが、ひとまず先手の利を活かして悲嘆+再活性で遅滞戦略に努めようと決めます。
この時点でピッチコストはグリセルにするとして、土地をアンシーか沼かで迷います。
もしデルバー系の場合は不毛の大地で2枚目の土地を失う事が敗着になる為、受けを広く沼からスタートすることに決めて沼、悲嘆とプレイするとこれをお相手はwill。
このまま当初の予定の通り再活性を悲嘆に打つとここへお相手は忍耐で除去します。
ここで4Cコントロールと判明します。
この時点で本来ハンデスしていた場合抜いたであろう2種類のカードをケアしたことになります。
当初の予定通りゆっくりとキーカードを探すことにして、このままターンが経過。
途中お相手のフルタップから唱えたミンスクとブーをデイズで打ち消したりしながら納墓(入念な研究??)でアトラクサを落とし、これを釣り上げることに成功します。
この後一旦はアトラクサ、残虐の執政官の場を追放除去で対処されますがアトラクサがさらにチェイン。
アドバンテージを稼ぎます。
しかし再び除去され2枚目のミンスクとブーが盤面に登場します。
マイナス能力で大きくアドバンテージを回復される訳には行かなかった為灰燼の乗り手をもってこれを処理していきます。
なかなか勝負は決まりません。(これは初手にピッチコストにしたグリセルのせいです)
結局25分ほどを要して最終ライフ37でこちらの場に三度アトラクサが着地した頃にお相手が投了して2本目へと進みます。

時間が押している中でこちらは初手をキープします。
殺し、囲い、再活性のあるふんわりとしたキープですが4Cコントロール相手にケアすべき封じ込める僧侶に強く、虚空歩きもサイドインしておりドロー次第で勝ちやすい戦術にシフトしやすかったのでキープします。
一方でお相手はダブルマリガン。
かなりしっかりマリガンされました。
立ち上がりこちらはハンデスから手札を確認し忍耐、ウーロ、Taiga、森のハンドと判明します。
(ここで忍耐を抜いたと思います)
このあと3マナ立つ盤面でさらにサイドハンデスをすると忍耐が着地、ウーロが墓地へ落ちます。
返すターンに残り時間など勘案しお相手の手札1枚を無視して忍耐に殺しを撃ちそのまま再活性。
このあと虚空歩きを追加して6点クロックがお相手のライフを削り切りました。

忍耐(相手のカード)が板!

★SE②(準決勝)「8cast(一位)」××

ここに来て最悪のマッチアップ再びです。
今度は一位通過された方がお相手の為、後手確定です。
むちゃくちゃキツいです。
1戦目ダブルマリガン。
今回の戦犯カードが「天上都市、大田原」に決まった試合です。
このカードがUnderground Seaならキープ出来たのに(涙)
結局土地なし(水蓮の花びら)のwill、入念な研究のハンドをキープします。
が、1手目のチャリスにさっそくwillを切らされた後はジリ貧のまま目立った勝つビジョンを描けないまま負けます。くやしー!
2戦目は再び土地を引けないままお相手の盤面が盤石になりジリ貧のまま目立った勝つビジョンを描けないまま負kry
見せ場はなかったです。

結果、、、4位!

あれだけの調整でよくやったと自分を褒めてます。
今回の遠征では望外な結果を出せて(冬のエタパよりひとつ勝ち進めたので)とても満足しました!


【今回の蛇足】

試して悪かったカードや良かったカード

「天上都市、大田原」

概ね使わなかっただけではなくキープ基準を厳しくした要因。
ここは素直にUnderground Seaで良かったです。
抜きます。
猛反省してます。

「呪文探求者」

このカードがめっちゃ好きなんです。

どうして採用したのか聞かれたので一応書きます。
このカードはとても好きなカードで私がTinFins時代に常に採用していたカードでした。
しかし今回の大会終盤ではデッキに合わないと判断しました。
①運用にあたってLake of the Deadや暗黒の儀式2枚などマナ加速が重要で今回の青黒リアニではマナ加速の枚数が少なくて合わなかった。
②紅蓮破などで打ち消されたりルーティングで墓地へ送った呪文探求者を余った釣竿で場に戻す動きが強かったですがこれに近い考えの不運な研究者の存在をしってそちらで十分だと感じました。
そんな訳でこの枠は抜きます。

なお集団的蛮行も同じポジションで採用したカードですがこちらはしっかり勝ちに貢献する活躍がありました。
採用し続けるかは不透明。

「暗黒の儀式」

想定していた通り使いやすくこのまま採用したいと感じました。
特に掘り下げることはありません。

「灰燼の乗り手」

採用するクリーチャー枠を
伝説4枚
非伝説3枚
に分割したいと思い、最初は残虐の執政官2枚としていましたが青黒では赤黒と違い触れるカードの範囲が狭かったので今回はお試し採用です。
あまり活躍はありませんでしたのでもう少し試してから結論を出したいと思います。

「外科的摘出」「狼狽の嵐」

一枚ずつサイドに採りました。
どちらもここぞと言うところで強かったのでサイドボードの中でも好感触な部分でした。

今回はいろんな方がリアニメイトを使われており、古えの墳墓や不運な研究者など試してみたいカードがたくさん出来ました!
さらに、

黒系デッキにとって目の上のたんこぶだった表現の反復が禁止になり、ハンデスの価値がひと水準上がりました。
これもまたリアニメイトの追い風で、3月半ばからの新環境がどうなっていくのか楽しみです。

ここまで読んでいただきありがとうございました。
まだまだデッキについてしっかりと馴染んでおりませんのでこれから調整して自分の回しやすいものにしていきたいと思います。
また何かあればnoteを書きたいのでその時はどうかよろしくお願いします。
それでは。
お付き合いいただきありがとうございましたー。


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