サイクロプス(ジャッジ参考作品)

画像1 トレ・メイナーのデザインした「ヨトゥン/マン・オウガ」を改造。ハルクウーベンの大地を闊歩するサイクロプスとしてペイント。
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画像6 まず、頭部の半分から上をニッパーで切り飛ばし、頭、頬、鼻、額をグリーンスタッフで造形し直した(眼球にはベアリング球を使用)。単眼のため骨格と肉付きが通常とは異なる一方、元の顎や耳のラインとの整合性を取るのに苦心した。ヨトゥンのミニチュアデザイナーであるトレ・メイナーの作風をトレースしつつ、違和感のない造形を目指した。
画像7 頭部の他にも、腕を少し太くする、肩を張り出させるなど、グリーンスタッフを盛り付け、全体のフォルムを調整している途中写真。
画像8 顔と頭部の造形に満足した後、リキッドグリーンスタッフを全体に塗布して真鍮ブラシで磨き、メタルの荒れを補正。
画像9 筋肉や布については、全体のバランスを見ながら適宜グリーンスタッフを盛り付けてボリュームを追加してある。
画像10 後頭部は、スキンヘッドのボディビルダーやプロレスラーの写真を参考に造形。背中の筋肉やふくらはぎなどもグリーンスタッフでボリュームを増した。
画像11 斧の柄は横に大きく張り出すため、完成後の強度が不安。そこで柄を1.2mm真鍮線に置き換えた後、ウェーブのエポパテでトレ・メイナー風に作り直した。斧の刃には柄に固定するための鋲をグリーンスタッフで追加。
画像12 右側の口元に牙をグリーンスタッフで追加。腰周りのドクロには歯を追加造形(元のミニチュアではドクロの歯が省略されている)。
画像13 ベースデコレートが終わり、アンダーコート直前の状態。かなり手を加えたが、トレ・メイナーの作風を上書きしないよう注意し、完成後に“パッと見てどこを改造したかわからない”仕上がりを目指した。

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ハーミットイン/籾山庸爾
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