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KAIGO LEADERS PRESENT_20    七夕の夜は、一緒にまちづくりを考えてみませんか??

1. はじめに(当日迷われている方は目次の10.11までお飛びください)

「やりたいのは介護ではない」

その言葉の通り、介護の枠にとらわれない新しい介護のあり方を提案し続けている方が、神奈川の藤沢にいらっしゃいます。

それが株式会社ぐるんとびー代表取締役菅原健介さん。

 2. 菅原さんと、ぐるんとびーと

菅原さんは、2015年に国内初となる、UR団地の一室を小規模多機能型居宅に改修した、「ぐるんとびー駒寄」を開設。
そして2017年には「ぐるんとびー訪問看護ステーション」を開設させました。


3.そもそも"小規模多機能居宅"ってなんだ??

介護職の方にはとっては「アタリマエ」の知識だと思いますが、日常的に介護に触れていない方にとっては聞き慣れない言葉であると思います。
わかりやすい記載がありましたので、引用させていただきます。

"小規模多機能型居宅介護とは、介護保険制度で創設された地域密着型サービスの一つで、同一の介護事業者が「通所(デイサービス)」を中心に、「訪問(ホームヘルプ)」「泊まり(ショートステイ)」を一体的に提供することができます。
それまでの介護サービスは、利用者や家族の状況に合わせて「通所」「訪問」「泊まり」を選択しそれぞれ必要なサービスを契約するという形でしたが、利用者を取り巻く状況は日々変化し、その都度利用するサービスを変更することは「介護事業所を新たに探す必要がある」「信頼関係の築けたスタッフや利用者と離れることへの不安」など、利用者やその家族ともに大きな負担が生じます。このような負担や不安を解消しサービス選択の自由度が高いところが、この小規模多機能型居宅介護の大きな特徴です。"

                      (引用元はこちら)

上記の通り利用者や、その家族の状況に合わせて、通所、訪問、泊まりを包括的に、柔軟に提供することができるなど、多数のメリットがある小規模多機能居宅ですが、菅原さんの「ぐるんとびー」ではそこから数歩進んだ取り組みをされています。

4. ぐるんとびーの特徴

「数歩」を具体化すると、以下2つに集約されます。

➀「団地」という特徴を生かして、地域の中で多世代が交流していること
➁「介護らしい介護」をしていないこと

まずはです。

子供から子育て世代、高齢者と、多世代が共存する団地のよさを生かして、ぐるんとびーでは、介護職員だけではなく、団地の住民全員で助け合う取り組みが多数なされています。

団地の空き部屋を活用して利用者の泊まり部屋にしたり、高齢者と若い住民のシェアルームにしたり、1階に団地以外の地域住民の居場所を作ったり、最近は近隣の特別養護老人ホームと協働したり...

菅原さんは言います。

「僕が本当にやりたいのは、介護そのものではなくて、介護を通した地域づくりなんです。これは地域の絆を強くするためのもの。そこで注目しているのが“自治会の力”です。利用者さんと接していると、食事に困っている、近くにお茶を飲める場所がない…といった声を耳にします。そんなニーズがあるのなら、自治会を通して形にしたり、小規模多機能がハブとなり、そこから形にしていけばいい。
近くにカフェが欲しいなら、利用者を募って、人数を確保してから団地の空き室を借りてオープンすればリスクを抑えて開業できます。一日中家の中で過ごすより、そこで友達をつくり、一緒にお茶ができる場が欲しいという声もすでに団地内からあがってきています。そうやって、また新しいコミュニティが生まれ、地域の絆はどんどん強くなっていく。そのハブに小規模多機能ホームは向いていると感じていて、未来にワクワクしています!」

また、高齢者支援の他にも「湘南大庭会」と題して地域の同年代のコミュニティも創出したりもしています。

...次に➁です。

一般的な介護保険のヘルパーは自宅に行き、デイサービスは事業所に連れてくることが多いですが、ぐるんとびーの「訪問」「通い」は、利用者さんと町に出ることも多いです。例えば、訪問でbも、職員と利用者さんで一緒にカフェでごはんを食べたり、俳句の会に行ったり、「通い」でも、利用者さんと一緒に市民プールに行ったりします。

"利用者さんの食べたいものを食べ、行きたいことに行く"というように、生活の一部に介護を取り入れることで、利用者さんの4~6割で症状が改善しているそうです。

              (参照)

『よりよく生きる』という目的に向かって、〝正しい〟ことを固定化させないで、その時々で導き出した最適解で対処する。そして、それも対話する中で更新し続けていく」

中学、高校をデンマークで過ごした菅原さんだからこそのユニークなアイデアで、問題を解決し続けています。

KAIGO LEADERS・PRESENTの記念すべき20回目のゲストは、そんなぐるんとびーの菅原さんをお招きします。

5. そもそもPRESENTって??

【PRESENTについて】
2025年に向け、私たちは何を学び、どんな力を身につけ、どんな姿で迎えたいか。そんな問いから生まれた"欲張りな学びの場"「PRESENT」。「live in the present(今を生きる)」という私たちの意志のもと、私たちが私たちなりに日本の未来を考え、学びたいテーマをもとに素敵な講師をお招きし、一緒に考え対話し繋がるご褒美(プレゼント)のような学びの場です。

過去には、サイボウズ青野社長や、

銀木犀」でおなじみ株式会社シルバーウッドの下河原さん

など、介護に限らず幅広く活動されている方をお招きしてきました。

そんな素敵なゲストとともに学ぶ場PRESENTも、気づけば4年の歳月が流れ、今回で20回目の開催となります。

       (過去の登壇者はこちらからチェック!!)

6. PRESENT_20のゲスト紹介

【ゲスト紹介】菅原 健介

1979年神奈川県鎌倉市生まれ。
中学高校をデンマークで過ごし、学生時代は野宿をしながら各国を放浪。
東海大学卒業後、(株)セプテーニで広告業の営業職として勤務。
その後、理学療法士に転職。回復期リハビリテーション病院(鶴巻温泉病院)在籍中に東日本大震災が起こる。
全国訪問ボランティアナースの会キャンナスの現地コーディネーターとして石巻・気仙沼などで活動。
2012年にマンションのひと部屋を使った小規模多機能型居宅介護『絆』開設。要介護者の約6割の介護度が改善する事業所としてメディア等に取り上げられる。
2015年に『株式会社ぐるんとびー』を起業し独立。
日本初のUR団地のひと部屋を使った小規模多機能型居宅介護『ぐるんとびー駒寄』開設。
2017年に『ぐるんとびー訪問看護ステーション』開設。
また、藤沢地域を中心とした多業種・多職種の交流会『湘南きずなの会』『湘南大庭会』などを仲間とともに主催している。

7. テーマについて

そんな菅原さんと考える、今回のテーマは

"地域の暮らしはみんなでつくる。
      「ぐるんとびー」に学ぶ全員参加のまちづくり。"

"遠くの親戚より、近くの他人"

この言葉が示すように、古くから日本社会では、困ったときに頼りになる存在として、ご近所づきあいー地域コミュニティが機能していました。

一方で、高齢化・人口減少が進み、私たちのライフスタイルも変容する中で、地域の人と人とのつながりが希薄になり、かつてのような支えあい助け合う「ご近所づきあい」は失われつつあります。

高齢化が進む中、社会が変化する中で、お互いに支えあい・助け合う地域コミュニティを育み、維持していくためにはどうすればよいのか。

神奈川県藤沢市、ある団地の一角で、その問いに真正面から向き合い、既存の介護施設の枠に囚われない挑戦を続けているのが、「ぐるんとびー」の菅原健介さんです。

「地域の人たちと社会を協創したい」

そんな想いを持ち、地域に暮らす様々な世代・立場・考えの人と粘り強く対話を重ね、「よりよく生きることのできる地域」を一緒につくろうとする「ぐるんとびー」の挑戦は、これからの地域コミュニティのあり方を考えるヒントになりそうです。

よりよい地域を、よりよい社会をつくるために、地域の一員として何が出来るのか。

そして、介護や医療、福祉といった専門職に求められる役割は一体何なのか。

当日は、地域の絆をつないできた取り組みや、ぐるんとびーの実践の背景にある考え方、これまで運営のなかで培ってきた知見を菅原さんに共有してもらい、参加者それぞれの立場から、誰もが自分らしく、笑顔で暮らせる地域のあり方を共に考えたいと思います。

8. イベント詳細

日時:2019年7月 7日(日)18:30~21:30(開場18:00)
会場:株式会社リジョブ オフィス
住所:東京都豊島区東池袋三丁目1番1号 サンシャイン60 47階
アクセス:東池袋駅(東京メトロ有楽町線) 徒歩約3分
     池袋駅(JR・東京メトロ・西武線・東武線) 徒歩約8分
     東池袋四丁目停留所(都電荒川線) 徒歩約4分
定員:80名
参加費
一般:4000円(飲食代込み) 
学割:3000円(10代‐20代の学生の方限定)

          (お申込みはこちらからどうぞ!)

9. 「PRESENT_20菅原健介」の学びを3都市(大阪・名古屋・金沢)でシェア!

"コミュニティづくりは今後全国規模での課題になるはず"

私達はそう考え、PRESENT初の試みとして、「PRESENT20のオンライン中継イベント」大阪・金沢・名古屋で開催します。

具体的には下記のことをします!!

①東京で開催されるPRESENTの様子をライブ中継します。
②東京会場と同様に、各会場で参加者の皆さんでの対話を通して学びを深めます。
③ネットワーキングタイムを設け、各地域の参加者の皆さんの交流の時間を設けます。

また、今後全国展開していくにあたり、コミュニティ形成や、活動を一緒にすすめてくださるメンバーも募集することになりました。
その詳細につきましても本イベント時にお知らせいたします。
興味のある方はこのイベントに参加していただければと思います。

お申込みはこちらから!!

【詳細】
日時:2019年7月 7日(日)18:30~21:30(開場18:00)
会場 大阪:リジョブ大阪オフィス
   名古屋:ミッドランドインキュベーターズ
   金沢:エンブレムステイ金沢
定員(各会場共通): 30名
参加費(各会場共通):
一般:3000円(飲食代込み) 
学割:2000円(10代‐20代の学生の方限定)

10. 東京会場へのアクセス方法

会場:株式会社リジョブ 本社オフィス
住所:東京都豊島区東池袋三丁目1番1号 サンシャイン60 47階

当日の東京会場は、池袋・サンシャイン6047階になります。

        サンシャイン60(リジョブ様HPより)

池袋=サンシャイン60のイメージが強いですが、実際はサンシャインは池袋駅前にはありません。

公式サイトには、池袋駅から徒歩8分と書かれていますが、初めて来られる方はそれ以上に時間がかかる恐れがあります。

当日は休日ということもあり、駅周辺や館内はかなりの混雑が予想されます。

少し早めに到着されても、広い館内で手持ち無沙汰にはならないと思います。気持ち早めに家を出ることをおすすめいたします!!

サンシャイシティに電車でお越しのお客様へアクセス方法を掲載しています。

また、会場協賛のリジョブ様のHPより、会場までのアクセス方法が掲載されております。道に迷われた方はぜひこちらを御覧ください。

会場のエレベーターホールは 階層毎に乗り場が分かれているようです。
38-48階行きのエレベーターで、47階までお上がりください。


11. 大阪・名古屋・金沢会場へのアクセス方法

              
              【大阪】

会場:リジョブ大阪オフィス
住所:大阪府大阪市中央区博労町4-2-15 ヨドコウ第2ビル5F

ビルの上部に「ヨドコウ」の文字があるのが目印だそうです。

リジョブ様のHPに会場の様子が掲載されておりました。

             
             【名古屋】

会場:ミッドランドインキュベーターズ
住所:愛知県名古屋市中村区井深町1番1号 新名古屋センタービル 本陣街142号室

名古屋駅からは徒歩約15分、最寄りの亀島駅からは徒歩4分程で到着します。

    (会場までのアクセス方法が詳しく掲載されております。)

※会場へはB-8の扉が入り口です。お間違いのないように!!


             【金沢】

会場: エンブレムステイ金沢
住所:石川県金沢市尾張町1-2-8


 ※お車でお越しの場合は、専用駐車場の用意がないため、近隣のコインパーキングのご利用をお願いしております。
近隣に複数ヵ所コインパーキングがございます。

12. 最後に

七夕の夜は、一緒に地域づくりについて考えてみませんか??

皆様のご参加、メンバー一同心よりご参加お待ちしております!!

最後まで読んでいただきありがとうございました!



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