フルタイムで働く社会人がYoutube活動を始める理由(デュエプレ)
カードゲームと私
カードゲームが好きだった。
ハースストーン、シャドウバース、遊戯王、ポケカ、デュエマ、MTG、ライバルズ、その他多数。TCGもDCGも手あたり次第に手をつけ、ランクマがあれば最高ランクを取れるまで取り組んでみた。
自分が最上位の実力を得るのは難しいと気付き、コミュニティを作って大会を開催したこともあった。
それでも、どこか満足できない自分がいた。
大学生のころに一度、瞬間ではあるが世界ランク2位に到達したことがあった。今でもよく覚えているが、2位から3連勝しても1位に届かずそこから連敗してしまったのだ。
そこで一度心が折れた自分は、就職活動を機にカードゲームから距離を取り、そのまま平凡な社会人になった。地元を離れて一人暮らし、彼女も出来てハッピーな新生活だ。
そのはずだった。
頂点の景色
仕事でいくら評価されようと、友人や恋人に恵まれようと、心のどこかで煮え切らない思いがあることに気づいていた。
「あの時あともう少し頑張れていれば…」
どんなに狭い世界でも、その瞬間だけでも自分が頂点に立つ感覚を味わいたかったのだ。
そのことに気づいた自分は、再び勝負の世界に戻ってくることを決めた。
そこから約3か月、あまりにも都合よく初めての頂点にたどり着いた。
いまだにこの時の衝撃は忘れられない。
もちろん、これがただの上振れであることは当時の自分も理解していた。
ただ、上振れでもよかったのだ。初めてその景色を見られたことに意味があったのだから。
そこで気付くことになったのは、最上位勢との圧倒的な実力差だった。
時間が足りない
言い訳なのはわかっていた。
ただ、社会人になるとどうやっても学生の頃より余暇に割ける時間は少ない。わかる人も多いのではないだろうか。
カードゲームに限った話ではないが、一定以上の実力をつけるには試行回数は避けられない。月に数百戦、場合によっては1000を超える試合回数を最上位勢は積み重ねている。
もちろん質で勝負すると言うのは自由だ。だが、質も量も兼ね備えた相手にそれで勝とうとするのは無謀もいいところだった。ただ、自分に出来ることは頭をひねって量を質で埋めることしかなかったのだ。
そうして、あらゆるジャンルの先人の知恵を借りるべく、文献を読み漁り練習方法を見直すことに決めた。
「巨人の肩に乗る」
筆者は、「一般TCG理論」を非常に尊敬している。いや、理論を尊敬しているというのは日本語がおかしいかもしれないのだが、実際尊敬しているのだ。
詳しくは以下の記事を参照していただきたい。私の記事よりよっぽど読んでほしい内容が詰まっている。
この理論を提唱した元MTGプロプレイヤーの茂里氏も触れているのだが、「巨人の肩に乗る」という考え方がある。
これは、先人の偉大な発見に基づいて新たな知見を得るというものだ。
カードゲームの世界だけでも、世界にはたくさんの文献が存在する。
まず自分は徹底的に記事を読み漁った。以下はその中でも印象的だったものだが、ごく一部に過ぎない。(冗談抜きで数百は記事を読んだはずだ)
こういった先人の知恵に触れていく中で、自分に足りていない知識や考え方を補える感覚があった。やはり先人は何においても偉大なものだ。
限られた時間を生かすべく、コミュニティに所属して更に練習を重ねた結果、ようやく次の成果を出すことができた。
1700の壁
割いた時間でいえば、学生の頃よりはるかに少なかったはずだ。
何より、この記録を出す前の約半年間、結婚式の準備のためにカードゲームから距離を取っていたのだ。
復帰から約1か月の練習期間でレート1700の壁を突破したとき、憑き物が落ちたような感覚になったのを覚えている。
そしてここで、ようやく自分がやりたかったことに気付いた。
コンテンツを作る側へ
ここまでの自分は、「どうすれば強くなれるか」だけを考えていた。
そのために努力を重ね、一定の水準にたどり着くまでにかなりの時間がかかった。
しかし、どうも周りでカードゲームを楽しんでいるプレイヤーを見ると、自分のようなプレイヤーはそこまで多くないらしい。もちろん遊び方は十人十色であり、懐の広さがカードゲームの面白さなのは言うまでもない。
ただ、この自分の経験や考え方は他の人でも活かせるのではないか。特に、自分のように社会人になって以前ほど時間が割けなくなった人にとっては、何かの助けになれるのではないか。
そう思ったのが今回自分がYoutube活動を始めたきっかけだ。
もちろん自分はまだ最上位というには程遠い実力だ。参考になるかは人によるだろう。ターゲットとしているのは「割ける時間は限られるが今より少しでも上達したい」「競技的にカードゲームをやる楽しさを味わってみたい」と考えているプレイヤーだ。
明日2024/8/23(金)の19時から一本目の動画を投稿予定で、来週から配信活動も始めていく。
第1回の動画は、次回のバトルアリーナ(AD)に向けてどういった準備をすべきかについて触れている。
もし興味があればチャンネル登録やXのフォローもお願いしたい。配信予定についてはX上でスケジュールを公開していくつもりだ。
※8/23追記 第1回動画を投稿しました。
ここまで読んでくれてありがとう。
それでは、良ければまた次回お会いしましょう。