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なぜ留学に行ったの?フィンランドを選んだの?理由を書きました
2020年10月~2021年12月、フィンランドに社会人として(一度仕事を辞め)オペア留学へ行きました。
なんで留学に行ったの?フィンランドを選んだの?
とよく聞かれるので、ここに一度まとめておこうと思います^^
今留学を検討されている方や、これから行くと決めておられる方、国選びに迷っておられる方の参考になったら良いなと思います。
なぜ留学へ?
絶対に一度は、人生のどこかで「海外に住む」という経験をしたかったから
そしたら、独り身で自由に動ける今が一番、そしてなるべく早いうちに経験しておいた方が、知見を得た自分としてその後の人生を生きられる、
総じて今しかできないことをやりたいと思ったから、これが大きな理由のひとつです。
「20代の独身時代」というのは限られています。
なんでもひとりで動けるときに動けるだけのことをしておきたかったという気持ちがありました。
当時勤めていたお仕事を「退職する」と決めた2019年の9月、「今しかできないことって何かな?」と考えていました。
そんなとき、高校時代の恩師との会話の中で
「俺が今20代だったら海外でワーホリ行くね~、」という一言を聞いて、
「長期海外滞在、、、?行ってみたい、、、!」と気持ちが沸きました。
年齢制限もあるし、退職後すぐに就職してしまったら次に長期休暇を取れるのはいつになるかわからない。
”今”を逃したらもう二度と行けないかもしれない!と思い決断しました。
支えてくれた周りのサポートのおかげさまで行くことができたと、今でも本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
英語を話せるようになりたかった
2018年にモルディブに1週間旅行に行った時のこと。
「もっと、英語を、ペラペラ話せるようになる!!!」と誓ったことがありました。
すっっごく優しくて温かなゲストハウスの方たちだったのに、英語力が乏しいがゆえにあまりコミュニケーションがとれない、、、という経験が本当にもどかしかった。
長い人生、絶対英語を話せるようになって、今後出会った海外の人ともなめらかに会話できるようにするぞ!と燃えていたのも理由のひとつです。
海外から見た日本を見たいと思ったから
そのときのわたしは、日本というものを出てみたい、という気持ちが大きくありました。
ずーーっと日本で生まれ育って、それまでに行った外国の数は4ヵ国(台湾、タイ、モルディブ、シンガポール)。それ以外はあまり海外に行ったことがなかったけれど、政治問題や社会のこと、本やテレビで見ることだけでなく本質に触れたいなーとどこかでずっと思っていたことがあったので、一度日本を出て、外から見た日本、を感じてみたい、
いわゆる日本の常識というものって海外から見たらどうなんだろう、や、「生き方」「在り方」について自分の中で深めたい、と思っていたので、海外にいる方の動画などを見たり本を読んだりしては「海外で生活すると何か変化があるのかな」とよく思っていました。
いざ行ってみると、どっちが良い悪いということではないというのを今はすごく自分の体験として心得ることができました。
また、日本ってこれほど素晴らしいんだということをすごく思わされました。(別記事にて更新します。)
この経験をもって今後の人生を生きることができることが、わたしにとって人生のプレゼントのような出来事でしたし、かけがえのない人生の思い出となりました。
なぜフィンランド?
世界一幸せな国に住んでみる、をしたかった
「幸せ」について自分なりにいろいろ考えた時期があったので、そのときは「行って住んでみるとどんな風に感じるだろう」と当時のわたしは幸せについて深堀りしたい気持ちがありました。いわば実験のような側面もあったかもしれません。
ホストマザーは「フィンランドが幸せな国世界一なんてただのデータよ。何かの収入とか、アンケートとか、調査とか、そんな数字で表しただけに過ぎないわ。
世界一と言われている国の人間だって、仕事でトラブルがあれば悩むし、家族とけんかをすれば落ち込むし悲しいし、ときにどうにもできないことがあってそれも人生と言いながら前に進んでいくのよ。」と言っていました。
でもわたしは、フィンランドが大好きでした。
根柢にあるのは「豊かさ」だと確信しています。
自然、
サウナ、
休暇やお休みの余白。
TVや本の世界でみる「フィンランド」のイメージは、
緑豊かで自然がいっぱいですぐにお散歩に行けたり、お仕事の合間にたくさん休憩をとることを大切にしてたり、政治界でが多くの若い女性が活躍していたり。
そして実際に生活したからこそ腑に落ちたことは、それらの背景にはなんだか人間的な豊かさ、許容力の大きさのようなものを漠然と感じます。それらが「幸福度」につながったり、世界一幸せな国と言われる理由のひとつにつながったりするのかなと思いました。
北欧の保育をこの目で一度見て学びたかった
小学校教員を辞め、次は絶対に保育の道に行こうと決めていたわたしは、「海外の保育を見てみたい」というワクワクを止められませんでした。
そのときを逃したらもう二度と行けれないかもしれない、という思いがありました。
学習到達度に関する国際学力調査PISAでは、読解力・数学リテラシー・科学的リテラシーのすべての分野で2003年、2006年ともに1位または2位を獲得しており、そのときのわたしは「PISAでも好成績を残すフィンランドの保育教育の現場ってどんなだろう、、、」と思っていました。
実際行ってみると、何かが革新的に進んでるということではなく、
ただ、朗らかでのびのびと大人たちが子どもたちといつも過ごしているということ、
ここにも豊かさが感じられて、上に述べた許容力のようなものが根底にあることによって、出る杭打たれずに一人ひとりが伸びやすい環境の土壌がしっかりしている、という印象を受けました。
別記事にて園訪問の記事を更新しています。
日本人と国民性が似ている
フィンランド人は日本人と性格が似ていると言われているようです。
ちょっとシャイで、パーソナルスペースが広い(バスを待つときの前の人との距離の取り方が両国でそっくりだそう)。
フィンランドが初めての長期海外だったので、ほかの国の方とのテンションの違いについていけなかった経験のあるわたしにはぴったり、と思ったのがきっかけです。
まとめ
こうやってまとめてみると、いろいろな理由が重なっていたんですね。
でも、振り返ってみるとやはり一番わたしにとって大きかったのはホストファミリーとの出会いだったかなと思います。
今留学を検討されている方や、これから行くと決めておられる方、国選びに迷っておられる方の参考になったら良いなと思います^^