【地中海捜索救助船の窓から】＃７

今日は、朝から
知床のフリースクールのzoomで
自分の今の仕事について
話をさせてもらう機会をもらった。

その後、一人反省会・・・

zoomでは、いつも通り、船の話をした。

やっぱり、
地中海で何が起きてるか
知らない人たちに
知ってもらいたいっていうのは、
ウソじゃないけど
なーーんか自分の本質じゃない・・・
って思った。

日本から遠い地中海で
だれにも知られず
溺れて死んでる人がいるって言われても、
結局、ほとんどの人は、
次の日から
普通の生活に戻る。

人は皮肉なことに、
世界で何が起こってるかよりも、
自分の顔に突如できた
ニキビの方が気になるものw

でしょ。
だって、いてもたってもいられないなら、
もうとっくに日本には居ない。

そんなことよりも、
勝手知ったる日本では知ることのない
世界の広さを知れる仕事っていいよ、
コンフォートゾーンなん出よーよっていう
人生のチョイス増やす方法みたいな方が
伝わってほしいけど、
なんか、その辺は
イマイチ伝えられなかったかなとか思ったw

地中海救助船の話をすると、
授業とか、テレビとか
新聞の取材とかもそうだけど、

「今私たちにできることはなんですか？」
って絶対聞かれる。

私も、その質問に対する、
明確な答えを長い間、
探していたけど、

「そんなことわかってたら、
すでにやってるだろ。」

って着地点に今日、たどり着いたw

何が正しくて、
何が間違ってるか明確にしようとする
日本の教育を受けると、
考える力がつかない。
だから、どうすればいいんですか？って
すぐに答えを見つけようとするけど、

例えば、
「難民を受け入れるべきか？」
なんて、そんな難しい問題に
明確な答えなんて

出せるわけない。

そういう問題を突きつけられる
世界に我々は生きてるってことを
共有するということで
考える力をつけたり、
社会を見る意識はずいぶん変わる。

とりあえず、
近いうちに出航するので、
zoomで自分の話とか
授業するのはしばらくないけど、
伝えたいことや、そのスタイルを
進化させないとな〜って思った１日でした。

船の準備は上場！
予定では、１０日に出発だけど、
それはないかな・・・
私の経験と直感から、２０日くらい？
と思っています。