【地中海救助船の窓から#5】
所用で、警察に行ってました。
で、オフィスに帰ってきたら、
みんながソワソワパソコンの前に
かじりついたり、
電話したり、
かじりついたり、
電話したり。
その理由はこれ。
心臓弱い人は見ないで。(言いました。私。)
昨日、130人の移民
が乗ったボートが
地中海で救助されることなく
沈没。
オーシャンバイキング号が
遺体を10体ほど見つけたと。
130人全員死亡と推定、
遺体が引き上げられることはない。
亡くなりました、と
家族に連絡すらできない。
これを団体の立場から、
どうしたら人の目にとまるか
発信の方法
を考えないといけない。
地中海でボートが沈没して
数百人が死ぬことは
悲しくも残念ながら、
新しいニュースでもなんでもない。
「あ〜、またか。」
って、世間の目に
流されないように
目に止まるように
発信する方法を考えてる。
そんなことより
根本を正さなければ
こう言う事故は
起こり続けるのだけど。
救助船の上には
いつもジャーナリストを
乗せてるんだけど、
昔は、その枠が争奪戦だった。
ニューヨークタイムズ!
CNN!!!!
イタリアの国営放送!!
とか。
こっちが選ぶ側だった。
あれから5年、
地中海を渡る難民の報道なんて
ヨーロッパでは
新しくもなんでもないし、
今は、コロナの検疫もあるから、
2週間の検疫から
船の準備と乗船して救助して
下船までが約1ヶ月
そこから船の上で検疫2週間で
合計2ヶ月も拘束される。
そこまでして報道したい人が
今は全然いなくて、
こちら側から、
探さなきゃいけないぐらい。
あと5年経ったら
この地中海の難民漂流問題が
どうなっているのか、
ゼロになるわけはないと思うけど・・・
っで、
そんなこと思いながら、
来週届く大量の薬のオーダー見てたら
ミス発注が判明。。。
あるものが2万1千個届きます・・・
真相は次回・・・
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