読書メモ@タイムマシン H.G.ウェルズ
#54
小柄できれいな未来人たちには、どこか安心させるところがあった。品のいいやさしさと、子どものような気楽さをもっている。
#89
人びとはいつでも、おだやかに遊んでいる。川で水あびをし、遊び半分に愛しあい、くだものを食べて寝ている。
#95
きみらにもわかるだろうが、明け方はどことなく不安がきざすものだ。ぼくは自分の見たものが信じられなかった。
#104
いずれ富む者と貧しいものが結婚することはなくなる。
#165
人間の知性の思いえがいた夢が、こんなにはかなく消えたのかと思うと、ぼくは悲しかった。まるで知性の自殺だ。
#166
変化のいらないところには、知性は生まれない。さまざまな要求と、危険にであう動物だけが、知性をもつといってもいい。
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