見出し画像

8.“まゆみ”の心が無い

“まゆみ”の“ま”は“まかせる”、“ゆ”は“ゆるす”、“み”は“みとめる”。リーダー学・マネジメント学を学んでいる人であれば当然知っている、人の上に立つ人の心構え。

しかし、バカ社長には見事にこれが無い。

スタッフに「これくらいは任せてくださいよ」と言われると、「わかった」。「認めてくださいよ」と言われると「いつも認めてるじゃないか」。「結局、いつも社長が意見を通す」と言われると「そんな事は無い!」と強く否定するが、伝家の宝刀、“言行不一致”で、どんな事も自分の思う通りに事が運ばないと必ずひっくり返す。

この慣行の結果、スタッフは率先的に何かしよう、自発的に何かしようと言う気が失せて、“指示待ち状態”に陥る

バカ社長はこんなスタッフに対して「自分たちでもっと考えろ!」とキレる。それに対してスタッフは「考えたり何かしたって、結局、社長がダメと言ったりひっくり返しますよね」と言えば、「そんな事は無い!」と言う。

こんなコント調のやり取りが現実的に繰り返し起きている。

スタッフは“毎度恒例、お約束”なので、社長を怒らせない程度に“やってるフリ、”・“考えてるフリ”をして上手く対処する。こんな状態だからバカ社長の会社には口八丁・手八丁の責任回避が上手な人が役職に就いている。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?