天王星と天国~男性性・女性性の幸せな調和と2020年12月の水瓶座のグレートコンジャンクションについて
ともえ@ファスティング中です。
(→よかったら自己紹介を読んでね)
今日は占星術寄りのお話です🌟
以前の記事で、金星と火星の話をして、この2つの統合を考えていったときに、天王星は外せない天体だよーということをお伝えしました。
天王星は、これから始まる水瓶座のグレートコンジャンクションサイクルに対して、いわば裏側からエネルギーを与える天体。
同時に、天王星は、水瓶座の支配星(ルーラー)であるので、水瓶座の時代を牽引する重要な天体でもあります。
(私個人は、正式な水瓶座の時代はまだ200年くらい開始までに時間がかかると思っていますが)
その天王星ですが、一般的な占星術の教科書を読むと、その意味や司るテーマとして、
変化、改革、革命、独立、自由、独創性、先見性、進歩、自己実現、超越、科学、機械、航空、天文、発明、天才、奇才、エキセントリック、占星術、人道主義、光線や電波、予測不能
みたいなことが書いてありますが、実は天王星はこういう意味だけではないのですよね。
以下、一般的な占星術の意味とは違う天王星の意味についてお話していきますね。
天王星はUranus、Ouranusと書きます。
これは、Ur(Our)=火とAnus=水という2つが結合されたもので、実は男性性と女性性の統合・結合(性行為)を意味しているんですよね。
なので、天王星の持つ重要なテーマの一つに、男性性と女性性のバランスを取るというものがあるわけです。
ちなみに、『四気質の治療学』に関するnote記事で、世界のおおもとをつくっているのは火と水の原理(東洋でいう陽と陰)であるという説明をしました。
ここでいう火と水というのが、天王星的な意味での火と水になります(※四元素としての火と水ではないのでご注意を)。
そしてこの火的な原理は男性性で、水的な原理が女性性であるというのは、感覚的にも理解できますよね。
そして、天王星は名前において火と水が結合しているだけではなく、天文学上の事実からもこの性質を見て取ることができます。
どういうことかというと、天王星は自転軸がおよそ90度傾いているのですが、
この90度に傾いた地軸のせいで、84年の公転周期のうち、42年は一方の極、42年は他方の極が太陽を向くことになります。
そして、天王星の一方の極を向いている42年が男性性、他方の極を向いている42年が女性性のエネルギーを帯びています。そして、地球もこの影響を受けると言われています。
ちなみに、この理論で行くと、現在私たちが生きる2020年はまだ男性性の極が太陽の方を向いている時代の終わりかけにあたります。
そして、2028年になると、女性性の極が太陽を向くので、この辺りから女性性のエネルギーが強くなっていくと思われます。
まとめると・・・
・1902年~1944年 天王星の男性性の極が太陽を向く時代
2回の世界大戦、科学技術の進歩
・1944年~1986年 天王星の女性性の極が太陽を向く時代
平和運動の高まり ニューエイジ フェミニズム運動(1970年代)
・1986年~2028年 天王星の男性性の極が太陽を向く時代
バブル・金融工学の台頭 石油産業の興隆 環境破壊の深刻化
・2028年~2070年 天王星の女性性の極が太陽を向く時代
ちなみに、個人のホロスコープを読むうえでも、42歳というのはいわゆるミッドライフクライシス(中年の危機)と呼ばれる時期ですが、出生図の天王星に対して天を運行する天王星が180度反対側の位置に来る時期です。
この42歳くらいの時期は、天王星的な意味での対極エネルギー、たとえば女性であれば男性性のテーマ、男性であれば女性性のテーマに取り組むことが必要になるともいえるでしょう。
※参考までに、占星術や秘教的な話に興味のある人は、天王星というテーマについて語った動画も見てみてください。
・・・ちなみに、天王星は、マヤ的な意味で言う「天国」(聖書のエデンの園)に関わる天体だと言われています。
天国とは、男性性(アダム)と女性性(イブ)が調和した世界のことですが、なぜ天王星が天国だと考えられているのかというのは、この記事でお伝えしたような天文学的なデータから天王星を考えていくと理解できますね。
そして、水瓶座の時代というものがかくもオーバーポジティブに期待を込めて語られるのかというのも、天王星が支配星だからというのもあるのでしょうね。
さて。次回の記事では、これから始まる200年ほどの風の時代にあたって、今回お伝えした火と水の原理から「風」というエレメントが特別な意味を持っているということについてお話していきます。
(つづく)
※占星術の話についてはこちらのマガジンで。