東と西の交わるところ~伊吹山の天空の花畑と不思議な和ハーブたち
ともえ@ハーブファスティング中です✨
(→よかったら自己紹介をこちらから読んでね)
昨日、バーベキューのためのお肉を買いに岐阜県養老まで行ってきました。
私の住んでいる町(滋賀県長浜市)からは、車で50分くらいとのことだったのですが、Go Toキャンペーンの影響か、かなり混みまくっていましたね・・・
特に、伊吹山はかなり混みまくり。
伊吹山は、滋賀県と岐阜県の県境にあって、ちょうど天下分け目の関ケ原も近くです。そういう意味で、東と西の中間地点のような場所。
さらに、太平洋と日本海の風がちょうどぶつかるところにある気候がよいらしく、ハーブや薬草の聖地とも呼ばれています。
伊吹山の山頂には、ハーブを中心とするお花畑(天空の花畑)が広がっています。
そして、伊吹もぐさのの産地として、良質なヨモギが採れる場所として知られています。
実は、私の住んでいるダーチャを建てた人は、1800年前後の土の時代の始まる直前に事業を興した近江商人の末裔で、村の村長だった人です。
※土の時代が何かについて知りたい人は、私のメインブログの方のこちらの記事見てね。
今では大半の事業がなくなりましたが、唯一今でも残っているのがもぐさ事業でして、創業は1780年、江戸後期なのです。
実は日本のお灸メーカーの90%以上は、滋賀県長浜市と米原市にあります。
有名なせんねん灸もこの土地の出身の人が作ったメーカーで、今でも本社はここにあります。
ちなみに長らく私の婚家がこのもぐさ事業をやっていましたが、戦後、当主が病気で働けなかったため、私たちの家からのれん分けして引き継いだ親戚のおうちが、今でも小林老舗という名前で事業を継承しています(海外での販売の方が有名らしいです。ドイツとアメリカに事務所があります)。
※下のもぐさの袋は、ダーチャの蔵の中から出てきたもの。昭和初期のものですが。
で。話を伊吹山に戻しますが、実は伊吹山は、和ハーブ好きな人からするとちょっと面白い場所なんですよね。
というのは、伊吹山付近にしかないハーブ類の中に、西洋ハーブと同じと思われるものが多く混じっているからです。
たとえば、イブキジャコウソウというハーブがあります。
これ、西洋ハーブのタイムと同じです。
他にも、西洋ハーブと同じものがいくつも伊吹山の原種植物として残されています。
なぜこういうこと(なぜ西洋ハーブが日本にあるのか?)が起きているのか、不思議だと言われていますが、
一説には、織田信長が、ポルトガル宣教師に命じて伊吹山に薬草園を開かせたという話があるらしいのです。
古文書には一切残っていませんが、3000種ほどの西洋ハーブを伊吹山のふもとに植えたと言われています。
その名残が、西洋ハーブと同じ和ハーブが残る不思議な伊吹山という土地を創り出したのでしょう。
いずれにせよ、ここは今ではずいぶん汚染や破壊が進んでいるものの、ハーブで有名な土地であり、薬草を商う人も昔から多かったのです。
伊吹山付近は不思議な面白い土地なのですが、あまり有名ではなく、意外とスルーされている(笑)土地でもあるのですよね・・・
伊吹山の天空の花畑、とっても美しいので、機会があったら、是非登って見てみてくださいね💕
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