ハーブスポットめぐり in メキシコシティ
こんにちは。9月2日にメキシコシティへ到着し、いつものことながら飛行機の機内の乾燥、時差ぼけ、出国前の準備による疲労から体調を壊し、2日ほど寝込んで回復したおかおです。
やっぱり睡眠ってだいじ。
今回はメキシコシティでの個人的な忘備録。メキシコシティで巡ったハーブ関連スポットについて、ただただ書いていきます。
メキシコ人の友人にいろんな観光スポットを車で連れ回してもらったんだけど、結局一番楽しかったのはハーブ屋や自然療法関連の場所巡りをして思いを馳せている時間。
日本にいたらそうそう出会えない生薬を見つけて興奮し、シャーマニズム関連の儀式をみて感動し、アドレナリン放出が止まらない。
まず最初に行ったのが、メキシコシティの中心地であるカテドラル(大聖堂)の裏にあるカトリック関連専門市場(Pasaje Catedral)にある
Las Plantas Medicinales de América(ラス・プランタス・デ・アメリカ)という名前のハーブ屋。翻訳するとアメリカ大陸の薬用植物という名前。
お店の名前の通り、アメリカ大陸(主に北の大陸。アメリカとメキシコ)にあるハーブを集めていて、今までに見たことがない草がたくさん。
アジアの薬草も置いてあって、下段の右から2個目のビンはイチョウの葉。
そして生薬もどーんと。
上段にアロエと下段にクアテモテ(Cuatemote)という咳止めとして使われている果物がありました。
そして、カテドラル(大聖堂)前で行われていたのが、
メキシコで人気のLimpieza (リンピエサ)。
日本でいうところのお祓いみたいなものですね。
スペイン人がメキシコに到着する前から先住民によって行われていた儀式です。コーパルという木の樹脂の化石をお香として使い、その煙で体についた悪いエネルギーや悪いものを浄化していきます。
Museo de Franz Mayer(フランス・メイヤー博物館)
この博物館では、ドイツ人のフランス・メイヤーさんが中南米各地で集めたコレクションを展示しています。宗教画、陶器、家具色々あったけど、やっぱりお目当ては、Botica(ボティカ)という昔の薬草薬局の復元コレクション。日本でいう漢方薬局のメキシコバージョン。
これは16-17世紀ごろの復元。壺の中にはそれぞれ種類ごとに分けられたハーブが入っていて、壺一個一個にハーブの名前が書かれているのが素敵すぎる。
そして同じ時期にオランダで作られた妊婦の解剖模型。当時の医学生(男性たち)はこれをみて女性の体について理解したそう。サイズは15cmもないぐらい。かなり精巧に作られていて驚愕。
そして、街を気ままにふらふらーと歩いていたら見つけたのが、量り売り専門店のEstado Natural (エスタド・ナチュラル)。
食材、ハーブ、香辛料、洗剤などの日用品が計り売りで売られていました。この必要なものを必要な分だけ買えるっていうのがバックパッカーにとってとてもありがたい。スーパーで売ってるようなでかいパッケージのものはそもそも持ち歩けない…。
そしてここにもハーブがいっぱい。ハーブティー用で3ヶ月に一回ぐらいの頻度でブレンドの内容が変わるらしい。
さすが、世界最大級の都市メキシコシティ。探せばザクザクとおもしろスポットが溢れ出てきて、楽しかったです。
まだまだ薬草や医学関連スポットはあるのですが、コロナのせいで閉館中だったり、感染防止のためにメキシコ人に止められて行くのを断念した場所をメモしておこうと思います。
・・・メキシコの薬草・植物関連スポット一覧・・・
●ソノラ市場 (Mercado Sonora)
世界最大の薬草・シャーマングッズ・黒魔術市場
画像引用:pink plankton
●メキシコ国立自治大学の医学博物館
(UNAM Palacio de la Escuela de Medicina)
●メキシコ国立自治大学の植物園 (Jardín Botánico IB-UNAM)
画像引用:desinformemonos
●民族植物園と伝統医学博物館@クエルナバカ (Jardín Etnobotánico y Museo de la Medicina Tradicional Cuernavaca)
画像引用:Instituto Nacional de Antropología e Historia
●コスモビトラル植物園(Cosmovitral Jardín Botánico)
画像引用:Toluca la Bella
今回行った場所の詳細レポートは、後日自分のブログで詳しく書こうかなーと思ってます。