どんな油を摂っていますか(5)??
どんな油を摂っていますか ?の5回目です。
人間は、細胞でできていて、 細胞の周りの細胞膜はアブラでできています。 この細胞膜が健康になるための鍵なのです。この細胞膜が健康になるための鍵なのです。良い油をとるのと悪い油をとるのでは、体への影響は計り知れません。
もしも良くないアブラを摂取していると 細胞膜も良くないアブラで覆われます。 この細胞膜が健康になるための鍵なのです。 細胞膜はアブラでできているのです。 このアブラがくせものです。 細胞は、
・細胞と細胞のコミュニケーションがスムースに行く
・細胞の中の酸素濃度を保つ
・悪い細胞は自ら細胞死になるように(アボトーシス)
という3つの機能が正常に働かないといけないのです。
と言った話をしました。要点をまとめると、
『良い アブラ』を積極的に適量をとりましょう。オメガ6を控えめに、オメガ3を意識的に摂るように
次に『悪いアブラ』について
1)トランス脂肪酸は非常に毒性が強いアブラで、その代表格は・マーガリンとショートニングです。多くのパン、お菓子、ケーキに
マーガリンとショートニングが使われています。
2)揚げ物には注意すること(食品に含まれるトランス脂肪酸の目安を参考にしても、調理の過程で発生しますので、注意することが大事です。)これらのほとんどは、加工や加熱など人口的に処理した時に生じるのです。
トランス脂肪酸は、細胞を攻撃する毒性を持っていて、体の中で消えるまで240日もかかるのです。
このトランス脂肪酸の毒によって、細胞膜が硬くなって、がん、動脈硬化、心臓病などの多くの病気を引き起こします。
このため、米国では、2015年に食品医薬局(FDA)が3年以内にこのトランス脂肪酸を食品に含むのを禁止しました。
3)避けた方が賢明なアブラは
サラダ油、キャノーラ油です。
4)次に、GMO(遺伝子組み替え作物)の原料を使用したアブラ
GMOが最も使われているのは、コーン関連です。GMOのコーンは低価格で大量に供給できるので、広く食品業界に浸透しています。
コーン油、コーンシロップ、コーンフレーク、コーンフラワーなど多くの食品があります。
大豆、サトウキビ、じゃがいもにもGMOの品種があります。
今日は、この続きです。
GMOの穀物を食べているのは誰でしょう。人間だけではなく、私たちがよく食べている、牛、ブタ、鶏などの家畜です。特に問題となるのは、牛です。牛は、食肉だけでなく、牛乳、バター、チーズ、の原料です。その牛が、ほとんどがGMOの穀物だけで育てられているのです。
本来、牛は草食動物です。ところが、人間が牛を早く成長させもうけるために、草ではなく穀物を与え、共食いになる肉骨粉を混ぜて不自然な育て方をしてしまっているのです。そのために脳がやられてしまうありえない病気が人間にも発症してしまい、大騒ぎになりました。これからも、同じような病気が人間に発症しないと誰が保証できるでしょうか?
動物性のアブラは、飽和脂肪酸なので、トランス脂肪酸に変化する恐れはないし、心臓病を防ぐ効果もあるとわかっています。
ただしこのことは、あくまでGMOの資料で育てられていない家畜からとられた良いアブラである必要があります。
草を食べて(グラスフェッド)育った動物の脂肪や乳は、人間が食べるのに適したオメガ6とオメガ3のバランスになっています。また、このようにして育った動物のアブラには天然のトランス脂肪酸が含まれていて、人間が人工的に作ったよくないトランス脂肪酸とは違って、タンパク質、ミネラル、抗酸化物質が理想的なバランスで含まれていて微量栄養素も含まれるなどとても良いことづくめなのです。
このように、グラスフェッドの牛から作られる牛乳、バター、チーズ、脂身は非常に良いアブラです。
一方、本来のあるべき姿でないGMOの穀物で育てられた牛から作られる牛乳、バター、チーズ、脂身は非常に悪い最悪のアブラなのです。