【トークショー】作家自身が語る、生きること、描くこと。 〜 茨城・自然生クラブから 〜
ヘラルボニーは、6月20日(土)第1部:11:00〜12:00にて茨城県つくば市の自然生クラブの方々をお招きしたトークショーを開催いたします。
トークショー概要
50時間でのクラウドファンディング達成を記念して、6月20日(土)11:00からスペシャルトークショーを開催することとなりました。
現在、ヘラルボニーは「日常を美しく彩る、サステナブルなアートマスク」のプロジェクトをクラウドファンディングを開催しています。開始3日目の現時点で、目標金額を達成することができました!ご支援を頂いた方々、応援くださる方々へ改めて感謝申し上げます。
ヘラルボニー代表の松田崇弥がお送りする、自然生クラブの谷中愛子さん、アートマスクを彩るアーティストの高田祐さん、坂本大知さん、#ZoomArtMuseumで展示されている鈴木健司さん、森下慶一さんをを迎えたトークショー。
アートマスクには、今回スペシャルゲストとしてお迎えする自然生クラブアーティスト高田祐「迷路」と、坂本大知「ギザギザ」が落とし込まれている。果たして、「迷路」の入口と出口はどこなのか。「ギザギザ」というタイトルの由来はどこから来ているのか。
アーティストの話を直接聞くことができる貴重な機会となっています。
ヘラルボニー代表の松田崇弥から、このクラウドファンディングプロジェクトにかける想い、アフターコロナで変わる生活様式に対する「アートマスク」の可能性についても聞くことができるトークショーです。
日時:2020年6月20日(土) 11:00〜12:00
場所:Zoom ※事前にZoomアプリのインストールをお願いします。
入場料:無料
自然生クラブゲスト:谷中愛子(生活支援員・アート担当) / 高田祐(アーティスト) / 坂本大知(アーティスト) / 鈴木健司(アーティスト)/ 森下慶一(アーティスト)
登壇者プロフィール
谷中愛子|自然生クラブ(生活支援員・アート担当)
茨城大学教育学部で美術教育を学び、卒業後、NPO法人自然生クラブでのアート支援に携わる。
現在、同団体の田井ミュージアムで行われる週2回の表現ワークショップの支援や、グループホームの世話人として知的ハンディキャップをもつメンバーと共同生活を行っている。
高田祐|自然生クラブ(アーティスト)
東京都出身。守谷養護学校(現・伊奈特別支援学校)高等部に在学中から、自然生クラブの太鼓ワークショップに参加し、抜群のリズム感を披露していた。2001年より自然生クラブのメンバーとなり、農作業や絵画、ダンスなどの表現活動に取り組み、ベルギー、香港、デンマークなど海外公演にも参加。田楽舞いの太鼓で、中心的役割を果たす。ダウン症、健康上の不安を抱えながらも豊かな感受性と想像力で、その表現の幅を広げている。2013年秋、個展「色彩の迷路展」を開催。
坂本大知|自然生クラブ(アーティスト)
茨城県立美穂特別支援学校卒業後、2016年に自然生クラブに参加。温厚な性格でユーモアがあり、どんな仕事にも責任をもって取り組む。創作田楽舞では2019年の香港公演に参加。自由でのびやかな感性を持ち、太鼓を叩いたり、ダンスや歌を歌ったりする。絵画では「筆を滑らす動き」を重視し、ダンスと融合している印象を与える。形に着目し、何度も形をなぞって描き上げた「土偶」(2019)は、好評で、市役所の市長室控室に展示された。
鈴木健司|自然生クラブ(アーティスト)
茨城県土浦市出身。2005年より自然生クラブで農作業や太鼓、絵画、ダンスなどの表現活動に取り組む。創作田楽舞(ダンス)での民舞のような立ち居振舞いには彼独特の表現スタイルがあり、海外公演でも高い評価を受けた。画中には彼の一人語りが書き込まれ、繰り返す思考の円環は、彼の饒舌さを余すところなく表現している。2013年春、ダンス仲間の飯島愛との二人展「不思議の国の二人展」を開催。
森下慶一|自然生クラブ(アーティスト)
茨城県小美玉市出身。水戸高等養護学校卒業後、石岡市の作業所に勤めていたが、2010年より自然生クラブ農園での活動を始める。人との交流が好きで、卓越した記憶力があり、人の名前や干支などをよく覚えている。表現活動では太鼓や踊り、特に絵画制作に精力的に取り組む。その作品はしおりから巨大フラッグ、建設会社のテント装飾まで、大きさ、素材を選ばない。鳥や虫などの生き物の他、マークや文字にも興味を持つ。
松田崇弥|株式会社ヘラルボニー(代表取締役社長兼CEO)
小山薫堂率いる企画会社オレンジ・アンド・パートナーズ、プランナーを経て独立。異彩を、放て。をミッションに掲げる福祉実験ユニットを通じて、福祉領域のアップデートに挑む。ヘラルボニーのクリエイティブを統括。東京都在住。双子の弟。誕生したばかりの娘を溺愛する日々。日本を変える30歳未満の30人「Forbes 30 UNDER 30 JAPAN」受賞。
自然生クラブとは
自然生クラブで運営している田井ミュージアムは、地域の大谷石作りの米倉庫を改装して2001年12月に誕生しました。シアターとアトリエの2部屋があり、知的ハンディキャップのある人たちの表現活動の場となっています。毎週火曜・木曜の午前中に行われる「表現ワークショップ」のほか、草木染や絵画の作品展、音楽・演劇・ダンス・朗読・太鼓など幅広く創造的な活動を行っています。毎年、春と秋に芸術祭を開催しています。
ヨーロッパでの公演を契機に、アール・ディフィランシェ(Art Differencie:異才の芸術)を実践する芸術団体との交流を深め、2009年には、国際交流基金より地球市民賞を受賞しました。
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