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【イベントレポート】盛岡のこれからを一緒に考えるトークイベントを開催!

2024年10月26日。手先が少し冷たくなるようなキリッとした空気の秋晴れのもとトークイベント「一緒にかえる、一緒にのこす、盛岡の未来」を開催しました。

場所は1913年のオープン以来市民の芸術発信に寄り添ってきた盛岡劇場

盛岡という地で深い繋がりを持つ川徳、ホームシックデザイン、そしてヘラルボニーの3社が約200名のお客さまをお迎えする特別な1日となりました。

盛岡を愛する3社の代表が揃う初めてのトークセッション

当日ご来場いただいた方、残念ながらご来場いただけなかった方にも、すこしでもイベントの様子を感じていただけたらとレポートを作ってみましたので、ぜひご覧ください。


カワトクヘラルボニースタッフ集合 ドキドキ緊張の準備時間

全員集合!リハーサル開始です

朝9時。登壇者、裏方スタッフ全員が舞台に集まりました。舞台上で早速きょうの流れを確認。普段はそれぞれ別の会社で働いている私たち。同じプロジェクトをするといっても社員が一同に会してイベントの準備をすることは滅多にありません。受付やステージ運営などのチームに分かれ、リハーサルしたり、緊張をほぐしあったりしながら過ごしました。(準備時間はわずか30分!時間内に準備が終わるのか…スタッフもドキドキでした!)

ロビーも着々と準備が進みます

壇上ではヘラルボニー代表の松田文登や、川徳の荒道社長、ホームシックデザイン代表清水さんが本番を想定したリハーサル。

トークセッションの立ち位置やトークの流れを確認

お客様を迎える時間は9時30分。限られた時間でのリハーサルは「会場2分前」になんとか終了。全ての準備が整いました。実はこの時間、すでにホールの外ではお客さんが並んでくださっていたそうです。(寒い中ありがとうございました!)

受付開始!「みなさんの好きな盛岡」を聞くブースも

9時30分。「お待たせいたしました!」というスタッフの声がロビーに響きます。開場とともにお客さまが続々と入場。肌寒い中、開場前から列をなしてくださった方々を笑顔でお出迎えします。
また、ロビーでは「みなさんの好きな盛岡」について伺いました。付箋や画用紙にそれぞれの好きな盛岡を書いていただきました。みなさん「サラサラ〜」と書かれていてさすが!盛岡愛に溢れた方々が集まってくださっていました。

メンバーも盛岡が大好きなので「盛岡の好きなところ」という共通の話題で盛り上がりました

「撮影OKですか?」と伺うと「OKです」と二つ返事で答えてくださったのは盛岡市立高校の商業科の3人。実は、学校では「起業」について学んでいてヘラルボニーについてテーマに学習を進めているそうです。学習のまとめ発表は来年2月頃。今回は休みの日にも関わらず足を運んでくださったとか。

盛岡市立高校商業科の3年生。来年の発表を、わたしたちもぜひ聞きたいなぁ

いよいよ開演!盛岡愛に包まれたあたたかな雰囲気になりました

前半は、プレゼンテーションです。ヘラルボニー松田文登、カワトク荒道社長、ホームシックデザイン清水代表がそれぞれの立場で考える「盛岡の今と未来」についてお話ししました。

プレゼンはヘラルボニー松田文登からスタート。ヘラルボニーと盛岡の未来について
川徳 荒道泰之社長。地方百貨店と課題や、「新カワトク」について進捗や今後の展望について。
ホームシックデザイン清水真介代表。企業の裏方としてクリエイティブで岩手を盛り上げてきた事例を含めてご紹介。

「ISAI PARK」のコンセプトとして使用された言葉「理想で終わらせたくないから、ここで未来を始めよう。」この言葉でプレゼンテーションはこの言葉で締めくくられました。

後半は、トークセッション。「25日に始まったカワトクのクラウドファンディングの裏側」や「これからの盛岡」についてそれぞれの視点でじっくり語られました。トークセッションでは「カワトクは大丈夫なの?」という率直な問いが投げかけられました。荒道社長は「川徳は、大丈夫!!!」という熱い想いと、明確な根拠、思わず応援したくなる人柄で会場をあたたかな雰囲気で包みました。

トークセッションはアンコールで10分延長!

トークセッション最後の話題は「それぞれの好きな盛岡について」でした。「盛岡は川があるところが素敵」「街なかからこんなに美しい岩手山が望めるのは奇跡」「個人の喫茶店、チェーン店、選べる選択肢があるのは豊かだと感じる」「日本各地さまざまなところに行って盛岡に戻ると、やはりここが良いと感じる」など3者それぞれの視点で盛岡愛が語られると、お客様も大きく頷きながら聞いていました。しかしここで予定を時間「11時30分」になってしまいました。会場はまだまだ登壇者の愛する盛岡について聞きたい雰囲気。そこで「あと少し聞きたい人」と司会が問いかけると、会場から大きな拍手が。アンコールという形でトークセッションを予定より延長してお届けすることに。(こんな盛岡愛に溢れたアンコールは初めてでした!)

終了とともにたくさんのお客様がロビーへ

イベントを終えた今、想うこと

トークイベントの前日10月25日(金)昼12時にオープンしたカワトクとヘラルボニーのクラウドファンディング。記者会見には、ヘラルボニーがこれまでの岩手で行った記者会見において史上最多数のメディアが駆けつけるなど、注目度の高さが伺えました。

トークイベント前日25日に行われた記者会見

会見当日からメディアの力もお借りして日本全国に情報が駆け巡り、翌日の26日(土)のトークイベント終了時には400万円に到達。驚異的なスピードでの広がりに私たちも正直驚いています。

企画にかける思いを語る(左)荒道社長(右)松田文登

トークイベント開催時にはお客様から直接「早速、支援しました!」というお声をいただき、イベントは想いの連鎖を目の当たりにすることができた貴重な時間にもなりました。

実は、イベント会場でおこなった「好きな盛岡はどこですか?」という質問
に対して「カワトク」という答えも。

盛岡の好きなところが観客から集まったホワイとボード

愛される街もりおかで、新しいシンボルをつくる「カワトクとヘラルボニーのプロジェクト」が次の100年も愛される盛岡に向けて着実な一歩となりますように。そう願いながら、プロジェクトの船出を多くの方とともにできたことが素直に嬉しい時間でした。クラウドファンディングでの共感の輪はこの時間も広がり続けています。次の100年。わたしたちの未来は一緒につくれる。そう願って。

帰り際、運営メンバーやホームシックデザイン清水さんと偶然の一枚

※カワトクとヘラルボニーの挑戦「次の100年をつくるクラウドファンディング」の進捗はこちら

クラウドファンディング中心メンバーで

【登壇者】
荒道泰之 (株式会社川徳 代表取締役社長)
清水真介 (合同会社ホームシックデザイン 代表社員)
松田文登 (株式会社ヘラルボニー 代表取締役Co-CEO) 
【写真】
伊藤隆宗 (トークセッション)
菅原結衣 (記者会見)
【運営】
株式会社ヘラルボニー
木村芳兼/森尾洋一/矢川裕士/石井菜実/小野寺三穂/田村渓一郎/矢野智美

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