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Renzo Protocolの検証

概要

リキッドステーキングのトップTierの一つ、Renzo Protocolを実際に使ってみて、ステーキングリワードとEigenLayerのポイントが稼げるかどうかを検証する。

結論

(2024年4月17日現在)
Renzo Protocolを使用してステーキングした直後の、TVLが$1Bを超えてるものはether.fi、Renzo Protocol、Puffer Financeしかない。
その内L2でステーキングできるProtocolはRenzoだけ。
L1でステーキングすると$6以上ガス代にかかる。一方L2を使用してのステーキングは$0.01。
ガス代に資産を使用したくないのであればRenzo Protocolを使用するのは妥当であると考える。
※ 注意点として、アンステーク(引き出し)が現在できない。2024Q2に実装予定とのこと。

動機

なぜether.fiではなくRenzoを使用したいか?
理由は下記の3つ:

  1. トップTierである

  2. L2対応している

  3. EigenLayer Pointを取得できる

1) トップTierである。
Defillamaのリキッドステーキングのランキングで2位。

リキッドステーキングTVLランキング

その差は$0.5bと大差ない。

2) L2対応している
ether.fiがL1であるのに対し、Renzo ProtocolはL2でのステーキングが可能。
つまりガス代が非常に安い。
ether.fi下記の画像①では0.01ETHステーキングするのに0.0019ETH($6)かかっている(2024年4月17日現在)。

① etherfi(L1)のステーキング画面

一方のRenzoはL1では$26コストがかかるものの、

② Renzo(L1)のステーキング画面

Arbitrumチェーンからのステーキング(画面上ではRestakeとなっている)のコストは$0.02になっている。

③ Renzo(L2)のステーキング画面

3) EigenLayer Pointを取得できる
Renzo ProtocolはEigenLayerのStrategy Managerである模様。
また、リステークしたポイントは100%ユーザーに還元される、と記載されている
Discordで直接聞いてみるとL2でステーキングしてもポイントは貰えるとのこと。
ただ、今回実際に行ってみてポイントを獲得できるか検証する。

検証

0.02ETH($61.47、2024年4月17日現在)でステーキング実施してみる。

Renzoでのステーキング(Restake)実施

実際のガス代は$0.01!

実際にかかったガス代

こちらがエクスプローラ上の履歴。
実際に0.02ETHを預けて0.019ezETHを受け取っていることがわかる。

Arbiscan上で確認

実際に受け取ったezETHの確認。

metamask上のトークン

Renzo Protocol画面ではまだポイントは反映されてない。
反映に24hかかると記載がある。

Renzo Protocolの画面

次回以降はEigenLayerポイントを取得できているか、ezETHをどのように使用できるか検証する。

参照


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