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無駄が好き

前に、ネットでビートたけしさんのインタビュー記事を読んだ。
効率重視の無駄を省いた余裕なき社会は、心のゆとりも奪ってしまった…という現代日本への提言。

その記事を読みながら、私はふと、ある人の言葉を思い出した。

時間とはすなわち命。命とは人間のこころ。
時間を節約すればするほど人間の心は痩せ細ってなくなってしまうもの。

ミヒャエルエンデの言葉だ。「MOMO」の作者である。
ゆとりある時間の中で、想像力がはぐくまれ、新しいアイデアが生み出される。心が豊かになり、命が輝く。私はそんなふうに解釈していた。
特に子どもの成長や、教育において、効率ばかりを追い求めることは、よくないのだろう。

毎日が時間に追われるように過ぎていき、休みの日は、うっかり二度寝でもしようものならもう一日は終わり。そんな暮らしを手離そう。
私自身が幸せに感じられる風景や、音や、自然の色を大切に。
周囲の雑音とは距離を置こう。

誰かに無駄と思われても、私の心にときめきをくれるモノたちを慈しもう。


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