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長め

今年の戦の日程が発表された頃、まだそれほど積極的に出場するつもりはなかった。
昨年かなりライトな気持ちで出場したこともそうだし、今年は推しの為に遠征する可能性が高く、ホイホイ大喜利遠征するのは控えようと思っていた。

昨年の感想はこちら。

そんな中、ごとうさんから「今年は戦出ないんですか?」と訊かれた。「去年の戦が本当に楽しかったから、もし神奈川で出るなら出たい」とも。
ごとうさんは去年の戦で大活躍し個人賞も獲っている、私にとっては恩人のような人で、その人が出たいと言うなら断る理由がなかった。
加えて、2月のヨシダ組手で「関西までヨシダさんの評判が届いていない」と言い放ったソバ2さんの主催する大会は、ヨシダさんを西に連れて行く為のこれ以上ない口実だった。
あと1人誰と組みたいですか? と訊いたら「ぽこやかざんさん」と仰ったので「参加資格はあるし組めたら嬉しいけど、ちょっとわらリーマンすぎるな」と思いながらもぽこやかざんさんに打診したら即OKを頂いた。社会人芸人、フットワーク軽くて有難い。実際メンバーが発表された時「わらリーマン」「ペチカ」(どちらも関東のアマチュアお笑いライブ)と散々言われた。神奈川県民優遇大喜利会です。
MASTER=PIECEも優勝したし誘われるかもと構えたけど呼ばれなかった。去年準優勝してるし、そりゃ同じメンバーで出たいよな。

組分け発表されたら芸能バカ大喜利と同じブロックになってて嫌だった。神奈優が私が興した会社だとすれば、芸能バカは実家。メンバーもほとんど川崎か横浜で会っているし、ここで争う意味がないと思った。とはいえ決まってしまったものは仕方ないので、楽しいブロックにして2組とも勝ち上がればいいな、と気持ちを切り替えた。
ここだけ関東チームが4つもあって関東の大会みたいだった。
そういえば遠征する予定だった推しのライブは普通にチケットが取れなかった。

大会3日前の神奈川県民優遇大喜利ライブでは、ヨシダさんが「このライブを代表して戦に出てきます!」と意気込んでくれたのに、そういう空気じゃなかったので無視してしまった。
その様子が聴ける配信はこちら。


折角遠征するなら前泊して美味しいものを食べるとかすればいいのに、大喜利以外の予定を組んだりホテルを予約したりするのが面倒臭くて毎回弾丸になってしまう。私以外のチームメイト3人は前泊したり大会翌日も残って観光したりして有意義に過ごしたらしい。あまりにも正しい。

会場に着いたら知ってる人達が沢山いて安心した。まず芸能バカ大喜利の人達と喋って「お互い頑張ろうね〜」みたいな話をした。その後1人ずつ自チームのメンバーが合流し、あまり大喜利と関係ない話をしていた。ぽこやかざんさんは大喜利大会での遠征は初だがブンブンチャンプに出て優勝したこともあり、私より関西のアマチュア芸人に詳しかった。

あまりガチガチに作戦は立てていなかったが、「画像と???はごとうさん、効果音と下剋上はヨシダさんに出てもらう」ことだけは決めていた。
自チームにジャンル選択権が回ってきた時、ごとうさんが「次自分出たいんで画像でいいですか」と言ってくれたのでおとなしく「画像の50」を宣言するつもりだったが、ここにきて「せっかく芸能バカ大喜利と同じブロックなのに、全然そういうわちゃわちゃが出来ていない」と思ってしまい、つい「猪瀬直樹の5000万」と言ってしまった。橋本さんが拾ってくれてウケたので良かったし、ヨシダさんがサイレントでツッコミに来てくれて面白かった。時間押してたのにすみません。
効果音では満を持してヨシダさんに出てもらい、本当にウケまくってて凄かった。The Orderにも言えることだが、「どのお題(ジャンル)ならこの人がウケるか」と「どうやったらこの人の面白さが客席に伝わるか」はわりと近いところにある考え方で、後者はお笑いライブを観まくって養われた感覚かもしれない。満票ボーナスで一気に70点入った。
リズムお題でいいところのなかった私は文章お題で追加点を狙うつもりでいたが、自信のあった回答も思ったほどウケず、ラスト1答でやっとウケた、という感覚だった。いざ審査となったら青カードを挙げてくださっている方が何人かいて、そのうちの1人が特に大好きな方だったので「届くところには届いていた」と嬉しくなった。誰からも票が入らなかった去年からは大きな進歩だが、得点にはならなかった。

そしてついに下剋上好機、皆でヨシダさんの背中を叩き「いってらっしゃい」と送り出した。ここで点が獲れなくても本戦には進めるが、私達はヨシダさんがウケている姿を少しでも多く見たいのだ。と思った矢先、1答目でめっちゃ動いたのにそんなウケなくてチームメイト3人で笑ってしまった。神奈優はヨシダが好きすぎる。
ラスト1答、めっちゃウケた!! 後ろからはボードが見えなかったので急いで皆でボードを見に行ったら出光だったので「出光じゃねーか!!!」と言ってしまった。100点追加。関西にヨシダin the sunの名前を知らしめるに相応しい結果となった。
出光の様子はこちら。

休憩時間は、高槻のホテルにチェックインをするヨシダぽこやかざん両名と一旦別れ、ごとうさんと近くのドラッグストアにパンでも買いに行こうとなったがパンがほとんど売り切れていて詰んだと思った。どうにか腹を満たせそうなものを買って戻ったら色んな人に話しかけてもらえた。目立った活躍はしていなかった私にも「面白かったです」と言ってくれる人がいて優しかった。
カフェのテラス席で1人で食事している保存さんがあまりにも画になっていたけど図々しくも話しかけに行った。大輪杯組んでもらったお礼も直接言いたかったので。

準決勝は4チームずつ対戦。ブロック人数が少ないほうが私は得意なので、今度こそ勝ちたい。
回答席についたら客席のチビタさんから「ヘオンキさーん!」と声援を頂いたので手を振って応えた。私はいつの間にかこういうことも出来るようになったなあ。好きな回答も出せたがドクローネさんが強すぎてあっさり敗退。ぽこやかざんさんはかなり大きいウケもとったがルーレットが味方せず。ごとうさんは得意な画像が当たり、これもかなりウケたがアオリーカさんが強すぎた。あっさり大将のヨシダさんを出す結果になってしまったが、ここまでの活躍があるので粘ってくれるかも、という期待があった。かなり動いたし足掻いてくれたが、動かない副編集長さんが勝利。神奈優はここで敗退決定。
その後、東陣ブロックを勝ち上がったマイドン会が喜利ってあそぼとの激戦を制し優勝。とても見ごたえのある決勝だった。

しかし私にはまだ希望があった。運営選出による個人賞だ。去年予選でめっちゃウケたごとうさんがおかき賞を獲ったので、今年も誰かはヨシダさんを選んでくれるだろうと踏んでいた。それが「箱根の関を越えてこない」と言ったソバ2さんご本人による選出だったのは個人的に胸熱だった。

準決勝敗退とはいえ、初めて次回の優先エントリー権を手に入れたので、神奈川県民優遇大喜利会は次回も戦に出場するし、決勝を目指すことにした。
その為には誰よりも私が頑張らないとな。

打ち上げではごとうさん、pokopokoさん、五能さん、生命さん、ファイナルエースさん、私という凄い卓に入れてもらってかなり楽しかった。
山百合杯のファイナルエースさんが面白すぎた話をご本人に出来てよかった。
生命さんは、私が一方的にファンすぎて今まで話しかけられずにいたのだけど、向こうから話しかけてくださったばかりか、MASTER=PIECEの動画を見てくださったそうで、「とても面白く、感動いたしました」と言ってくださった。その後も少しお話し出来て感無量だった。

移動して他の人とも話そうかと思ったが、そういえば私そんなに活躍してなかった、と思い遠慮してしまった。
チビタさんが急に私の外見を褒めてくださって謎だったけど嬉しかった。
高速バスの時間が迫っていたので打ち上げを抜けようとしたら色んな人が話しかけてくれて「あーーこんなに話しかけてもらえるなら遠慮せず席移動すれば良かった〜〜😂」と思った。
とうふさんが「とうふです! 覚えてください!!」と面白いポーズで言ってきて「とうふさんのことを覚えてない人いないのに」と思った。

こうやって戦に沼っていくんだな。

阪急梅田駅からバス乗り場まで近いのに、出口を間違えて結局遠回りしてしまい、出発15分前に到着した。前回もこんなだった。

お土産も時間がなくて一切買ってこなかった。すみません。

チョコミントのお菓子を買います