Sさんから受け取れなかった褒め言葉と立場の話
以前勤めていた会社の上司の1人Sさん
短い間でしたが仕事を教えてくれてありがとうございますって、辞めてからしばらくは正直思ってませんでした。笑
辞める直前も「次の会社の事業で、縁あってうちとコラボするかもしれない。その時はよろしくね!」って言ってもらいましたが
またいつものただただ綺麗事だけしか言わないスピーカー状態なのかって思っちゃってました。
他の先輩からSさんが若い時、性格が尖ってたこと聞きました。
仕事の現場に私服のTシャツで平気で来たり、
ナンパがんがんしてたり、
週末は酒飲み歩いて迷惑かけまくってたり、
飲み会の会話の節々から溢れる昭和の価値観と口調の雑さ聞いてたんで
普段、良いことか褒め言葉しか言わないのって意識してる、、っていうか自分にそう捉えないとって言い聞かせてやってる演技なんだなって。
若手に仕事で気を落として欲しくないというより、なんとか仕事させるために操ろうとしてるみたいで苦手に思ってたんです。
でも、会社辞めてだいぶ経ってから
ふとしたときに叱られるところはしっかり叱られてたってやっと思い出しました。
人間は、見たい現実しか見ない。
ってホントで!!自分がまさにその通りでした。そこに気づかず、申し訳ありませんでした。
本当に申し訳ありません。
同じようにSさんを気味悪く思う同僚がいて、それをいいことに自分の捉え方こそ正しいって都合よく確信して。
何もマイナスなこと言わないから、何言っても無駄な人って思い込みたかったのは自分でした。
このメッセージの文章書きながらまた実感したんですが、ほんと自分に都合いいシーンしか印象に残ってなくて
・自分の指示が間違ってて、より上の上司から自分が注意を受けても知らん顔してる奴
・「失敗するの分かってて、あれは何にも言わなかった」って顧客からクレーム受けた後に平気な顔でいい指導者風吹かせるヤバい人
・丸投げして渡すことがそのまま育成になるって勘違いしてる人
・相手のコンプレックスも悪気がなければ指摘しても問題ないってとらえてる人
って他にもけっこうありますが
モヤモヤするとこだけの人だなって。
良いとこもあったなーって思い出してからは
・朝7時から業務に必要な図書館の本10冊以上と格闘しながら黙々と仕事し続ける人
・簡単な差し入れのお菓子を進んで若手全員に自分から渡しながら声かけする人
・一息自分がつくときは後輩にも何か奢る人
・よっぽどな仕打ちを顧客から受けても、顧客の前ではもちろん、部下の前では相手への毒を吐いたりせず仕事の良い面を後輩には伝えようとしてる姿勢
・ただどうしても会社として譲れない議題になったときは、一切躊躇わず顧客に進言して断固として揺らがない態度をとれる人
・新しい技術や部署での取り組みにますば「いいんじゃない?」って肯定から話を聞く姿勢
・事前に伝えた自分では対応できないピンチは、早急に手を打って仕上げておいてくれる頼りがい
・部下が担当する案件の雑務でも、余裕あるときなら自分の時間の合間で手伝いいるか聞いてくれるところ
・直属の上司と意見が食い違っても、本当にそっちでいくべきと思わなければちゃんと意見とその理由をぶつけるところ
・雑用レベルしかできない頃に手伝った案件の成果を、納品が済んだ後に先方からの評価はどうで作ってくれたこの資料がどう役立ったか話してくれたこと
・運転下手に長い期間、悪態つかずに付き合ってもらったこと
細かい出来事で書き出すともっとありますが
とてもお世話になったことの方が多かったとようやく自分は気づくことができました。
単に頭で理解しただけじゃなく、腹の底にストンって本当にお世話になってることたくさんあったってやっと気づきました。本当に今さらなんですがただただ大変お世話になりました。
指示を出す側からしたらそうとしか伝えられないものを、部下目線からしか想像できず
頭だけで判断して先輩の長期目線での厚意に今やっと気づくことができました。
いえ、ホントはちょっと言い過ぎで、やっと少しずつ理解できてきたと思います。
今こうしてメッセージを書いたところで、何になることもないのは重々承知の上です。
それでも、ただただありがとうございました。
今ここから、自分が接する人には
Sさんから受けた尊敬する行動を自分なりに取り入れて生かしていきます。
マイナスだなって思うところは避けます笑
勝手に生かして、恩返しになるわけではもちろんないんですが
きっと自分にできる感謝の一つはこれだと思い、落ち着いた際にご挨拶いかせてもらえたら幸いです。
重ねてありがとうございました。
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だいぶ自分勝手な都合のいい感謝の手紙になってますね
匿名でしか書けない本音出して書けてるなと思います。笑
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